海遊館のアクアゲートはまるで透明な海底トンネル

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海遊館は大阪市港区にある世界最大級の水族館です。

8階の館内には620種、3万点の生き物が展示されています。海底トンネルのようなアクアゲートでは上と左右の180度にわたりクロガネウシバナトビエイなど多くの魚を見ることができます。

海遊館の概要

一日まるまる楽しめる「海遊館」は、大阪港の開発計画の一つとして1990年に開業した天保山ハーバービレッジにある施設で、巨大水槽で有名な水族館です。地上8階建てで延べ床面積が27000平方メートルを超える規模です。

特徴的な建物外観は、おおまかに3色に分けられますがこれは地と水と火を表しています。館内には、620種、3万点の生き物が展示されています。入場後すぐに8階までエスカレーターで上がり、その後は回廊にそって下りながら各展示を観る流れで作られています。常設展は太平洋地域を巡る形式をとっていて、日本はもちろん、アラスカ、中南米、オセアニア、南極の生物に関して知ることができます。また、夜も営業していて夕方5時以降は「夜の海」と題し、生物の昼間とは違う行動を楽しめます。

海遊館は、大阪市港区に所在します。大阪駅から地下鉄や市バスでアクセスできます。近隣にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンがありますが、ここと海上シャトルが往復しています。

天保山ハーバービレッジにはこの海遊館の他に、商業施設や大観覧車もあることが好影響していてカップルや家族連れが多く、海遊館も開業後の入場者5千万人達成までが6,317日という国内水族館での最短記録を遂げています。

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まるで海の中にいるみたいな「アクアゲート」

入場後、上りエスカレーターの前に出迎えてくれるのが「アクアゲート」です。全長11m、展示面積63平方メートルで上と左右の180度にわたり多くの魚を見ることができます。

ここの主役はクロガネウシバナトビエイです。この魚は、大西洋の熱帯から亜熱帯に生息しています。まるで飛ぶ鳥が翼で羽ばたくように、体をゆらりゆらりと動かしながら泳ぐ姿には癒されることでしょう。

また、日本でお馴染みの魚としては、サクラダイがここで泳いでいます。東京湾以南の南日本に生息している日本固有種で、属名が「sacura」とされているほどです。雄と雌で体の色が違うという特徴を持っています。

他には、クロホシイシモチ、キイロハギ、ヒフキアイゴ、コクテンフグ、ユメウメイロ、イラ、ヒブダイを観ることができるでしょう。

世界最大の海・太平洋を表現する巨大水槽

太平洋の生物を展示している水槽は、深さ9m、最大長34m、水量5400tの大きな規模を誇ります。水槽に使われているアクリルパネルは4つの企業が生産しましたが、あまりにも多数のパネルを必要としたために生産ラインを増やす必要に迫られたというエピソードを残しています。

この水槽には、海遊館の代名詞とも言えるジンベエザメが泳いでいます。英名でホエールシャークと呼ばれる現生最大の魚です。

ジンベエザメと同様ゆったりとした動きを見せてくれるエイがこの水槽にもいます。マダラトビエイ、ウシバナトビエイ、ホシエイなどです。大群を作って泳いでいるのはギンガメアジマアジです。大きな口を開けているユーモラスな群れを見ることができますが、それはグルクマという沖縄などに生息する魚です。

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水族館ファンには堪らない募集プログラム

一般的な水族館利用とは違ったプログラムが3つ用意されています。

一つ目は「海遊館ガイドツアー」で、水族館の表側だけでなくバックヤードで何が行われているのかも知ることができます。施設側から提供される詳細な解説とともに館内観覧したりエサやりを見学したりします。

二つ目は「海遊館アカデミー」で、こちらは学校団体向けです。

三つ目が「海遊館スクール」です。これは海遊館に宿泊して夜の水族館を楽しむプログラムです。参加対象が分けられていて、子どもと保護者、4~6歳の未就学児と保護者、18歳以上の女性などです。夜行性のため通常営業中には動くことがなかなか見られない生き物の活発な様子など、昼間とはまったく違う水族館の雰囲気を体感できます。

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海遊館の情報

海遊館
●住所:大阪府大阪市港区海岸通1-1-10
●電話番号:06-6576-5501
●ホームページURL:https://www.kaiyukan.com/index.html