京都市動物園には、「ゴリラのおうち~樹林のすみか~」があります。
市民アイディアでリニューアルされ、ニシゴリラたちが元気に動き回る姿を間近に見ることができ、ゴリラの指や目などの形態や特徴、行動などを細かく観察することができます。
また、京都市動物園は、上野動物園についで日本で2番目に古く、1903年開園の歴史ある動物園です。
近年、動物との距離の近さを活かした取り組みが成功し、来場者が増えています。外国人観光客の来場も増加。人気の動物園です。
この記事に書いてあること
京都市動物園の概要
京都市動物園は京都府の東に位置する、京都市左京区岡崎にある動物園です。
1903年開園、京都市動物園は上野動物園についで日本で2番目に古い歴史ある動物園です。
市バスで岡崎公園および動物園前、動物園正門前で下車し徒歩1~2分。地下鉄でも蹴上駅から徒歩5分と便利な場所に立地です。近所に平安神宮や南禅寺、京都市美術館など京都を代表する観光地も多数あります。
京都市動物園ではこれまで繁殖に力をいれておりヨーロッパバイソン、ニシローランドゴリラなど、日本初の繁殖に多数成功した動物園として有名です。特にニシローランドゴリラは日本では唯一の第3世代の飼育に成功しています。
園内には、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類などあわせて全部で133種類611点の動物を飼育。「もうじゅうワールド」、「アフリカの草原」、「ひかり・みず・みどりの熱帯動物園」、「ゴリラのおうち~樹林のすみか~」、「ゾウの森」、「おとぎの国」などの施設があります。
また図書館カフェ、展示室やレクチャールーム、子供たちが遊べる遊具のコーナー、授乳室も完備し、小さいお子様を連れているときでも疲れた身体を休めるスペースが充実しています。観覧車や子供汽車、回転ボートなども楽しめます。
園内には季節の野菜を使用し無添加調理にこだわったビュッフェレストランや、飼育員が監修した、ぬいぐるみなど京都市動物園でしか買えないオリジナルグッズも多数販売しています。
キリンと目があう遊歩道を設置した驚きのコーナー
京都市動物園では、サバンナで暮らしている草食動物たちを、園内をアフリカの草原に見立てて展示しています。
中でも「キリン」のエリアでは、キリンの目線の高さに木製の遊歩道を設置しているのでキリンの顔のすぐ前までいくことができます。長いまつげのキリンと目が合ったりしたら、きっとお子様も大興奮するはずです♪
キリンウォールという場所ではガラス越しにキリンが観察できます。自分のすぐそこまで大きな巨体のキリンが迫ってくるので、大迫力!
また、ゾウの森ではアジアゾウとバクが展示されているのですが、わずか4メートルという短い距離までゾウに近づくことができ、間近で水浴びを観察することができます。
京都市動物園の大迫力のもうじゅうワールドに大人もはまる
園内に入ってすぐの場所にある「もうじゅうワールド」には、ライオンやジャガー、アムールトラが展示されています。猛獣の迫力を実感できるので、大人にも大人気です。
ガラス越しに大型ライオンが間近に迫ってきて泣き出しちゃう子供いるくらいの大迫力!!
アムールトラのコーナーでは、小さいお子さんに危険がないように配慮して人止めの柵がある動物園がほとんどなのですが、この京都市動物園では、動物との距離を縮めるためなんと一部ではありますが、人止めの柵を撤去している部分があるんです。
ですから、トラの間近まで近づくことができます。生まれて初めて、トラの息がかかるという経験までできる(?)かも知れません。
ゴリラのおうちで頭のいいゴリラの姿に感動できるかも
「ゴリラのおうち~樹林のすみか~」も、かなりのおすすめです。
ニシゴリラはもともとは木の上で生活することが多い動物です。ニシゴリラの本来持つ生態を引き出すため、市民の意見を取り入れ構想を練り、飼育室にポールやロープを設置しています。
ゴリラの遊具を飼育室に設置したことで、ニシゴリラがロープに上手にぶら下がったり、よじ登ったりと、ユーモラスな姿が見れるようになりました。
また多目的室では、日本初となるゴリラがタッチパネルを使って遊んでいる姿も観察できます。人間の子供のように指を上手に使いパネルを押す姿は、なんだか感心しちゃいますよ。
そして餌台にも工夫を施し、壁にガラポンという回転式の福引のような回転台があります。ゴリラがガラポンを回転させて、穴の開いたところから、えさを上手に取り出す姿を見ることもできます!
京都市動物園の情報
京都市動物園
●住所:京都府京都市左京区岡崎法勝寺町126
●電話番号:075-771-0210
●ホームページURL:http://www5.city.kyoto.jp/zoo/