カブトムシについたダニの駆除方法と影響についてです。
カブトムシにダニ、寄生虫がつくって知っていましたか?
飼っているカブトムシに白い小さな物体がついていて、それが何なのか調べていったら、まさかの“ダニ”、寄生虫でした。
なぜ、カブトムシにダニがつくのか、駆除方法は何なのか?影響はあるのか?ダニ、寄生虫がつかないようにするにはどうしたら良いのか?
まとめてみました。
カブトムシにつく寄生虫、ダニの種類
私が調べたところでは、カブトムシの体につく寄生虫の正体はどうやら「ダニ」のようです。
カブトムシのダニ
カブトムシにつくダニにはたくさんの種類があります。
白っぽいダニ、オレンジ色のダニ、茶色のダニ、白くて細かなコナダニ、などなど…。昆虫の専門サイトでも正確な種類がどれ、とは簡単には分からないようです。
また、種類がたくさんいますが大雑把に見たところ、「ダニは小さな粒々のような虫で、昆虫の体液を吸って生きている」、というのが共通点のようです。
ダニはどこにつくの?
ダニはカブトムシの固い殻(外骨格)のところより、やわらかい部分につくことが多いようです。
節と節の間とか、気門(きもん。呼吸をする穴のこと)とか、殻やハネの内側の部分とか、そういうところです。
カブトムシについたダニの影響は?
カブトムシについたダニは、どんな影響をもたらすのでしょうか?
ダニがつくとどんな影響がある?
少量のダニならカブトムシへの影響は少ないと考えられるので、気にしなくても問題はないようです。そもそも、自然界ではダニがつくのは当たり前のことなんだそうです。
でも、あまりにも大量のダニが発生してしまったら、やはり対策が必要になってきます。
ダニは増えてくると、節々などにびっしりと群がってくっついてしまいます。こうして増えた大量のダニが、もし呼吸をする気門(きもん)をふさいでしまうと、カブトムシは窒息してしまいます。
ダニから人間への影響は?
カブトムシにつく種類のダニは人間への害はないようです。10年、20年と飼育してきた専門家の方たちもこれまで特に影響がなかったそうです。
これには、ちょっと安心しました。
カブトムシについた、ダニの駆除方法
カブトムシにくっついたダニを駆除するには、やわらかいブラシを使います(使い古した歯ブラシでOK!)。
カブトムシを傷つけないように、ブラシでこすってダニを丁寧に落とします。
ブラシをかけるコツと頻度
カブトムシにブラシをするとき、水をちょろちょろ流しながらブラシをかける人もいるようです。取れたダニが流れて落ちやすくなるみたいですね。
でも、カブトムシを濡らしすぎないように注意しましょう。
ダニがついているか気になるようなら、たまに様子を見て、くっついてるようならブラシをかけるくらいで構いません。
毎日こすって駆除する必要は全然ないようです。
飼育ケース内のダニを駆除
カブトムシに大量のダニがわいたなら、飼育ケース内もチェックしましょう。止まり木の裏側やマットにもたくさん隠れているかもしれません。
飼育ケース内の止まり木やマットにダニがわいていた時はどうするか?
一番簡単で確実なのは、きれいさっぱり捨ててしまって新しいものと入れ替えることです。
でも、やっぱりもったいないですよね。止まり木はよく洗って日干しして乾燥してから再利用することができますよ。
カブトムシ、ダニを防ぐには?
カブトムシがすごしやすい環境はダニにも居心地が良い環境です。だから、カブトムシを飼うなら、少しくらいダニが集まってきても仕方がないことなんだそうです。
ダニを増やさないためには、エサが悪くなる前に片付けたり、折を見て飼育ケースを掃除したり、たまにカブトムシの状況を確認したりして、増えにくい環境づくりをするのが一番みたいですね。
メスのおなかから細くて白い何かがはみ出てる?もしかしてダニ?
カブトムシのメスのおなかから「細くて白いもの」が飛び出していることがあるようです。
これはダニではありません。メスの「産卵管(さんらんかん)」なんだそうです。
産卵管はメスが卵を産み付ける時の器官、つまり、メスの「内臓」です。だから、引っ張ったりつついたりしてはいけません。人間でいえば「脱腸」と同じような状態です。
体外に出てしまった産卵管は、放っておけば自然に体内に戻るようですね。
今回、私はカブトムシの寄生虫、ダニを調べていて、「産卵管」のことを初めて知りました。そういえばカブトムシがどうやって卵を産んでいるのかなんて、全然考えたことなかったですね…。
カブトムシにダニ!?駆除方法と影響は? まとめ
カブトムシについたダニの駆除方法と影響についてまとめました。
カブトムシについた白い物体の正体は、寄生虫の「ダニ」でした。
ダニは自然の中では普通の生き物なので、カブトムシに少しくらいくっついていてもあまり影響はありません。でも、大量に発生してしまったら、ブラシでこすって駆除しましょう。
カブトムシにつく種類のダニから人間への影響(害)はないようです。
飼育ケース内にダニが大量にわいた場合は、手っ取り早く止まり木やマットを交換してしまった方が楽です。
飼育ケースをきれいにしてダニがわかないように気をつけしましょう。