母乳とミルクの混合育児、いつまで続くの?完母になるの?と不安になってしまうママさんも多いのではないでしょうか?
出産直後はまだ十分に母乳が出ずに、ミルクとの混合育児になる場合が多いです。
「完全母乳でできれば育てたい」と思うママも多いでしょう。けれど、産まれる前はそう思っていてもなかなか思った通りにはなりません。私も産まれる少し前から母乳が少しだけ出るようになっていたので、「これなら母乳だけで!」と思っていました。
しかし、生後2日目から母乳が足りず、赤ちゃんがお腹を空かしてしまい産院でミルクを出してもらった経験があります。新米ママにとって赤ちゃんの口に入るミルクには不安もありますね。
でも、新生児は、粉ミルクと母乳、どちらが良いとかあるのでしょうか?
今回は新生児に向けた母乳と粉ミルク事情についてご紹介します。
この記事に書いてあること
母乳とミルクの混合育児、いつまで続く?
母乳とミルクの混合育児はいつまで続くのでしょうか?
出産直後は思うように母乳が出ずに、足りない分をミルクで足して混合育児になることが多いです。私も2回出産していますが、二人ともそうでした。
そして、一人目の時は、母乳とミルクの混合育児をしていると、「いつになったら完母になるのかしら?」と不安になることもありました。母乳が良い、みたいな思い込みが少なからずあったんですよね。
完母になるのは個人差がある
母乳とミルクの混合育児から完母になるには個人差があって、いつから完母になれる、と言えるものではありません。母乳量が足りてくれば自然と完母になりますし、母乳量が足りなければやはりミルクで補う必要があります。
私の場合は、一人目は生後一ヶ月ちょっとで完母になりました。二人目は、生後三ヶ月くらいで完母になってしまいました。
完母よりも、混合育児の方が都合が良い
私の場合ですが、一人目の時は、「いつになったら完母になるんだろう?」と完母になる日を待ちわびていましたし、混合育児よりも完母の方が良いと思い込んでいました。
けれども、いざ完母になると、非常に都合が悪いことに気付いてしまったのです。夫や実母などに子供を預けて外出したくても、長時間は無理になってしまったのです。混合育児ならば、私がいない時にはミルクで済ませられたのに、完母になった途端にミルクは完全拒否。飲まなくなってしまったのです。
そうなった時に初めて、「完母よりも混合育児の方が都合が良かったな」と思ったのです。
そのため、二人目は、可能な限り、母乳とミルクの混合育児で行こうと思っていました。なるべくミルクを飲ませて、完母にならないようにしていたのです。
それでも、生後三ヶ月くらいには完母になってしまって、それからは一人目と同じようにミルクは完全拒否となってしまいました。
一概には言えないのですが、私としては、完母よりも混合育児の方が都合が良かったな、と思います。
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粉ミルクと母乳の違い
粉ミルクと母乳、果たして違いはどんなことがあるのでしょうか?
母乳の良さ
「母乳がいい」とよく言われますが、母乳の良さは何でしょう?
① 栄養バランスの良さ
赤ちゃんを育てるために作られる母乳必要な栄養バランスが完璧に整っています。
② 赤ちゃんの免疫力を高めてくれる
産後1週間以内の母乳には免疫物質が含まれているため、病原菌から赤ちゃんを守ってくれます。
③ 赤ちゃんとママのコミュニケーションがとれる
母乳をあげる行為そのものが母性を育て、赤ちゃんにも安心感とリラックスを与えます。
④ ママの産後の回復が早い
母乳を与えることで、妊娠によって広がった子宮を収縮させ、早く回復させる効果があり、ママの体に良い効果があります。
⑤ お腹が空いたらすぐにあげられる
外出時以外であれば、赤ちゃんが泣いたらミルクを作る時間が必要ないので、すぐに飲ませてあげることができます。
⑥ コストがかからない
母乳は体から作られるので費用は掛からず、家計に優しいです。
たくさんの良いことがありましたね。でも、母乳の出る量には個人差があります。私のように出てはいても飲む量の方が多く追いつかない場合もあります。
ミルクの良さ
では、ミルクの良さは何でしょう?
① 栄養価が安定している
母乳の成分にはママが摂取した食べ物の影響が強く出ます。ミルクはその栄養価が安定して取れるため、安心してあげられます。
② お出かけが気軽にできる
気分転換にも良い外出ですが、母乳の場合授乳の場所を選びます。粉ミルクの場合、荷物は増えますが、比較的場所を選ばず授乳できます。
③ パパも授乳ができる
パパの育児参加ができることは大きなメリットでもあります。パパの親としての自覚を育て、喜びを感じられます。
④ 飲んだ量が把握できる
母乳の場合、出具合が見えないので過不足が見えず不安なママに対し、粉ミルクは哺乳瓶の減り具合で飲んだ量が一目瞭然です。
⑤ ママのストレス軽減
母乳の出具合を気にしすぎるママも少なくありません。「粉ミルクを活用する!」と決めてしまえばそのストレスから解放され、ゆとりをもって育児ができる場合もあります。
赤ちゃんの粉ミルクの種類
粉ミルクには大きく4種類のミルクがあります。
新生児用としては「育児用粉ミルク」と「ペプチドミルク」の2種類があります。
通常、粉ミルクと呼ばれるものは「育児用粉ミルク」の事です。
「ペプチドミルク」とは、牛乳から作られる粉ミルクですが、母乳とはたんぱく質の成分が異なります。たんぱく質を加水分解することでミルクアレルギーの原因を作りにくくするミルクの事です。一般的な粉ミルクを飲ませる前にペプチドミルクを使用して慣らしてあげてから切り替えると赤ちゃんにも優しいですね。
また、他の2種類のミルクは、「フォローアップミルク」と「アレルギー疾患用のミルク」になります。
「フォローアップミルク」は生後9ヶ月ごろから3歳児を対象にしたもので、離乳食だけでは摂り切れない、鉄分やDHA、ビタミン類を含んだ粉ミルクになります。
「アレルギー疾患用のミルク」は、卵や大豆アレルギーなどのアレルギーを発症させやすい原因物質を除去した粉ミルクになります。
アレルギーが心配な赤ちゃんの場合は、医者に相談をしながら相応しいミルクを選んでいくと良いと思います。
完母じゃなくても、混合育児でも粉ミルクでも大丈夫!
完母にこだわりを持ってしまうママさんも少なくないと思うのですが、母乳とミルクの混合育児でも、粉ミルクのみの育児でも大丈夫なのです。全く問題ないのです。
むしろ私は、母乳とミルクの混合育児が一番良いとさえ思ってしまいます。
また、完母にこだわりを持ちすぎてしまって、量が足りないことにストレスを感じたり、自分を責めたりしてしまうママさんもいます。赤ちゃんに申し訳ないと苦しい思いをしてしまうママさんもいます。
けれど、精神的に疲れてしまうと、余計に母乳が出づらい状況にもなってしまうようです。それに、ミルクを足すことやミルクのみの育児でも何も悪いことではないですし、栄養面での問題もないのです。
もし、母乳の量が足りないことにプレッシャーを感じて辛いのであれば、一層のこと、粉ミルクのみの育児に切り替えてしまうのも手です。ママさんが辛い思いをして育児をしているより、粉ミルクに切り替えて、笑顔で楽しく育児をしている方が、赤ちゃんにとっても嬉しいことでしょう。
母乳なのか、粉ミルクなのか、混合育児なのか、それは理想だけでは進めることが出来ません。状況に応じて、自分で切り替えるのも一つの方法なのです。
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赤ちゃんの母乳やミルクの吐き戻しの原因と対処法
赤ちゃんはよく吐き戻しをします。私の子どもはゲップが苦手で、背中をトントンと叩いてもなかなかゲップができずに、よく吐き戻していました。
なぜ吐き戻しをするのでしょうか?
●ゲップができていない
赤ちゃんはミルクを飲むときに空気も一緒に飲んでしまいます。その空気を抜くためにゲップは必要となります。ゲップが上手にできていないと飲んだミルクを留めておけず逆流を起こしてしまいます。
●胃が形成途中なため
生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんの胃は入り口が締まっていません。イメージする胃の形ではなく、真っすぐな形をしています。特に生後1ヶ月の新生児の胃は上手くミルクを受け入れられずよく吐き戻します。
●飲み過ぎてしまっている
産まれたばかりの赤ちゃんの脳は満腹かどうか上手に判断できません。そのため、ミルクを与えられた分だけ飲んでしまい、飲み過ぎでお腹が苦しくなっているのかもしれません。
ママは「まだ泣いている。足りないのかな?」と飲ませた結果、吐き戻しをしてしまっているケースもあります。飲み過ぎて吐き戻しをしないと腸が消化不良を起こし、下痢や便秘になることもあります。
このようにいくつかの理由があります。吐き戻しても元気なようなら大丈夫です。
吐き戻した時はどうしたらいいのでしょうか?
まず、吐いたミルクをきれいにふき取ってあげましょう。首などのしわにも入り込んでいることがあります。放置すると肌荒れにもつながりますので、気を付けてふき取ってあげてください。
対策としては、飲み終わってもすぐに寝かさず、頭を少しだけ上にして抱っこをしてあげましょう。必要に応じて吐き戻し対策の枕を購入してもいいかもしれませんね。
母乳とミルクの混合育児、いつまで続く?完母になる? まとめ
新生児の母乳とミルクの混合育児、ミルク事情などについて紹介してきました。
色々な要因で母乳の出具合は変化します。いつもは出ていたママも体調によっては少なくなってしまいます。
粉ミルクはダメなものではありません。生活スタイルや体調を考慮しながら、上手に取り入れてみてもいいのではないでしょうか。
ミルクを飲ませると今度は「ゲップが出ない」「吐き戻した」など不安は絶えませんが、赤ちゃんの体の構造上あることだと認識し、少しだけ肩の力を抜いて笑顔で赤ちゃんのお世話を楽しみましょう。