新生児のおむつ替えの回数とコツをご紹介します。
今回はお世話の中でも1日に何度も行う「おむつ替え」についてコツと回数をまとめてみました。
待ちに待った赤ちゃん、可愛いと喜ぶのも束の間、初めてのお世話は本当に大変です。
「赤ちゃんに合ったおむつは?」「肌トラブルにならないためには?」「新生児用っていつまで使えるの?」「そもそも替え方ってどうやるの?」「おむつは1日に何回替えるの?」と新米ママにとって慣れない作業への不安と疑問が多いことでしょう。
私も、子供が生まれたはじめのうちは、小さな手足を壊してしまいそうでビクビクしながらおむつを替えていました。でも、毎日何回もおむつ替えをしていると、数日後にすっかり手慣れてきましたので、みなさんも心配無用、大丈夫ですよ!
新生児のおつむ替えの回数は?新生児は排泄の回数が多い
新生児とは産まれてから28日間の赤ちゃんをいいます。新生児は膀胱などの体の機能が未発達なため、膀胱に溜めておくことができず、1日に何度もおむつ替えをする必要があります。
1日におしっこは10~20回前後、うんちは5回前後となります。泣いたらとにかくおむつをチェック!と多い人だと1日に30回近くおむつ替えをし、大変です。けれど、新生児はお肌が非常にデリケートでちょっとした刺激で荒れやすいです。回数が多くて大変でも、こまめにおむつ交換をしてあげるようにしましょう。
また、おむつ交換の回数は徐々に減っていき、生後2~3ヶ月になれば、1日5~10回程度に減りますので安心してください。
布おむつと紙おむつの違い
おむつには布おむつと紙おむつの2種類があります。
紙おむつが発売されてからは紙おむつの利用者は9割ほどと圧倒的に多くなりました。しかし、今でも布おむつをあえて利用するママもいますよ。
では、布おむつと紙おむつはどう違うのでしょうか。
◆布おむつ
布おむつは「肌へやさしさ」を重視するママに選ばれています。
デリケートな赤ちゃんの肌に直接触れるおむつは布の方がやさしいと言われます。また、初期段階では費用がかかるものの、繰り返し使う事でコスト面でもやさしいと言えるでしょう。
ただし、繰り返し使える反面、劣化してくると逆に肌を痛めるというデメリットもあります。
また、濡れた感覚が赤ちゃんにとって不快なため、おむつ外れ早い反面、紙おむつに比べ交換頻度が高く、洗濯が手間で大変という一面もあります。
その分、赤ちゃんとのスキンシップも増えることで良好な関係作りに役立ちます。布おむつはメリットとデメリットが受け止め方次第とも言えます。
◆紙おむつ
紙おむつの利点はやはり「手軽さ」にあります。
布おむつに比べ吸水性が高く、最近の紙おむつは通気性も高いため、おしりのムレも軽減されます。そのため、交換頻度が少なくなります。
紙おむつは素材の違う役割を持った何層かで構成されています。肌の触れる部分には表面材、中側に吸水材、防水材、さらに外側に表面材という構造になっています。おしりに触れる表面材は吸水性が高く、吸水材におしっこを素早く運びます。
吸水材は水分を吸収するとジェル状に固まり、防水材により吸収した水分を外に漏らさないという役割があります。これらの素材の連携により赤ちゃんに不快感の少ない環境を与えてくれます。
ママにとっても使い捨てなので、取り替えたら捨てるだけという手軽さが選ばれる理由でしょう。
新生児向けの人気紙おむつメーカー
日本の紙おむつは特に性質がいいと海外でも人気があります。新生児用に選ばれるおむつは「パンパース」と「メリーズ」が人気です。
◆パンパース
「パンパース」は産院でも70%が利用しています。そのため、そのままパンパースを選ぶママも多いようです。私が娘を出産した産院でも、パンパースを使っていました。
パンパースの特徴としてはフィット感と利便性。密着するのにこすれにくく、おしっこをしても弱酸性に保ち、赤ちゃんの肌を守ってくれます。大きなテープに見やすいおしっこラインも使い勝手もいいと人気です。パンパースは他社と比べると小さめです。
◆メリーズ
「メリーズ」は通気性の良さで人気です。他のメーカーでおむつかぶれをした赤ちゃんもメリーズにしたらかぶれなかったというママも多いです。
吸収速度が高く、うんちを吸収するポケットがあるので、新生児期のゆるゆるうんちをしてもさらさらです。こちらもおしっこラインがはっきり見えて使い勝手は良いようです。
どちらも赤ちゃんの肌を考えて人気が強いようですね。新生児期は特に肌がデリケートなので、品質重視で買ってあげてください。
新生児用おむつはいつまで?
新生児は驚くほど速くすぐに成長します。
そのため、すぐにサイズが合わなくなってしまいます。私の娘も1ヶ月くらいで、新生児サイズからSサイズに変更になりました。
ウエストテープの貼る位置を外側に動かしながら、足回りや腰回りにおむつの痕がくっきりと残るようならSサイズに変更しましょう。小さくなったおむつを履かせると肌を傷つけることもあります。
それと、出産準備で大量に買ってしまって余ることも多いので、最初に買い過ぎないようにし、成長の度合を見ながら買い足すようにしましょう。
おむつの替え方
流れとしては次のようになります。
② 内側のギャザーをしっかりと立てる
③ おむつをしたままの赤ちゃんの下に敷く ※この時上の方(おへその辺り)に置きます。
④ 使用済みのおむつを開く
⑤ 足を支えながら、おしりをふく ※肌と肌の密着部分は汚れが溜まりやすいので丁寧に。
⑥ おしりを持ち上げて使用済みおむつを引き抜く
⑦ 立てたギャザーが戻らないように注意をしながらお腹をつつむように広げる
⑧ テープを止める
⑨ ギャザーを整える ※指を軽く中に入れて、足をなぞるようにするとフィットします。
YouTubeの動画でも紹介されていたりするので、参考にすると良いと思います。
おむつを替える時の注意点は?
足を引っ張らない
おむつ替えの時に困るのが、赤ちゃんの動きです。
ふいに動かされたり、バタバタと元気に動かされたりします。動くからといって足を無理やり押さえつける、引っ張るなどすると脱臼することがあります。
膝の間に手を入れて足を持ち押し上げるイメージで持ってあげましょう。
肌をきれいにする
「きれいにしなくちゃ!」とついつい一生懸命おしりふきで拭いてあげたくなります。
うんちをした時はきれいにふき取ってあげる必要がありますが、おしっこの時は軽く拭き取るだけにしてください。うんちの回数が多い時は何度も拭くことになるので、赤ちゃんの肌には刺激が強くなってしまいます。
ぬるま湯のシャワーで洗い流すなど、拭く以外の方法でうんちを落としてあげましょう。私は100均で買ったボトルで流してあげました。
おむつかぶれ
赤ちゃんのお肌はとってもデリケート。大人の皮膚の半分の薄さしかありません。
そのため、おむつの摩擦やウンチやオシッコなどの刺激にはとても弱くおむつかぶれのような皮膚炎を起こしやすい状態です。
おむつかぶれによって炎症によって赤くなったり、かゆみが出たりと見ているだけでかわいそうな症状が出ます。場合によっては痛みを伴ったり、血がにじみ出たりすることもあります。
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肌潤糖アトケアの口コミ。赤ちゃんとママの肌がモチモチに
おむつ交換にあると便利なグッズを紹介
◆おしりふき
便利というよりは必須アイテムになります。
「トイレに流せる」「厚手で丈夫」「ふんわりやわらかい」など各社色々なタイプが出ているので、まずは少量を購入し、気に入ったものを買うといいでしょう。
◆おしりふき温め器
冬場のおしりふきや寝ている赤ちゃんのおむつ替えの際に、冷たいまま使うと泣きだしてしまう赤ちゃんも多くいます。
そんな時は、おしりふきを適温に温めてくれる温め器は便利です。全ての赤ちゃんが泣いてしまうわけではないので、嫌がるようなら購入するのもいいでしょう。
◆おむつ替えシート(マット)
外出する際、「赤ちゃんを汚さない」、「床やカーペットを汚さない」ために必要となるおむつ替えシート。
しかし、ただでさえかさばり重たいママグッズに追加するのは大変。そんな時には使い捨ての物やペットシートが便利です。安価で手に入り、軽く、汚れても捨てられると人気があります。
新生児のおむつ替え、回数とコツは?新米ママ必見! まとめ
新生児のおむつ替えは、1日におしっこは10~20回前後、うんちは5回前後と非常に回数が多いです。そして、成長するにつれ回数が減り、1回の量が増えてきます。
新生児にとって、おむつは長時間つける大切なアイテムです。おむつかぶれになって泣いている赤ちゃんを見るのは辛いものです。赤ちゃんの快適さやデリケートな肌を考えた商品を選びたいですね。
また、おむつ交換のコツも参考にしていただき、少しでも快適なお世話タイムを過ごしてください。