赤ちゃんの夜泣きにイライラしているママさんに、
赤ちゃんの夜泣き対策についてお話します。
産まれたばかりの赤ちゃんは昼夜関係なく寝てばかりです。夜中でも数時間おきに授乳をする必要があり、ママは「眠たいけど頑張ろう!」と乗り切った新生児期。
「最近寝る時間が長くなったかな?」と生後3ヶ月頃夜中の授乳が少しずつ減ってきた頃にママは期待をします。でも、そんな安心も夜泣きによって束の間になってしまうこともあります。
私も「寝たなぁ」と思うと突然泣き出して、「え、なんで?」と悩んだことが何度もあります。ママにとって何日も続く眠れない日々は早くストップさせたいものですね。そのためにも「夜泣き対策」は重要となります。
「どうして赤ちゃんは夜泣きをするの?」「いつまで続くの?」を紹介します。
この記事に書いてあること
赤ちゃんが夜泣きをする理由
夜泣きは早い子だと生後3ヶ月から始まる子もいますが、一般的には生後6ヶ月~1歳半頃の赤ちゃんに多く見られる現象で7割近くのママが夜泣きで悩んだ経験があると言われています。
夜泣きには個人差があり、夜泣きをしない子もいれば、1ヶ月程度で治まる子もいます。おむつも濡れていないし、熱もない、授乳したばかりでお腹が空いているわけでもないのになぜか泣いている状態が何分も何時間も続くとママも疲れ果ててしまいます。
しかし、赤ちゃんが夜泣きをする詳しい理由は分かっていません。原因の一つとして、睡眠サイクルが狂っていることや刺激やストレスが考えられています。
<赤ちゃんの体内時計が狂っている>
産まれたばかりの赤ちゃんには体内時計がまだできあがっていません。
そのため、昼間は起きて、夜には寝るという区別がないため短いスパンで「泣く」「授乳」「寝る」を繰り返し、数カ月たつと体内時計が少しずつ働きはじめ睡眠リズムが出来上がり、夜に長時間眠ることができるようになります。
体内時計を作るためにはママのサポートが必要となります。昼寝が長いようなら起こすなど、なるべく毎日同じ時間に生活をするよう心がけましょう。
<赤ちゃんの寝かしつけ方法>
寝かせる直前までテレビをつけていたり、寝かしつけをしている部屋の電気が明るかったりすると赤ちゃんの脳に刺激となり、なかなか寝つけません。脳が興奮した状態のまま眠ると、眠りが浅くなり何度も起きてしまいます。
テレビは消して、赤ちゃんとたくさん遊んで疲れさせてあげ、ママの優しい声などを聞かせるなどリラックスさせてあげると安心して深い眠りに入ることができます。
<夜泣きが癖になっている>
泣くことで大好きなママが抱っこしてくれると覚えてしまうと、赤ちゃんは夜中に起きてでもママの温もりを求めて泣くようになります。
泣いている姿を見るのは辛いですが、すぐにおっぱいをあげたり、起き上がらせて抱っこしたりではなく布団の中で抱きしめる、手足をさするといった姿勢を変えないようにして眠らせてあげましょう。
赤ちゃんに朝日を浴びさせることがポイント
大人でも体内時計は狂っていきます。
それは「生活習慣が一定でない」「体内時計が24時間10分で動いている」などの理由が考えられます。
その体内時計の狂いを修正するポイントは「朝日」です。
天気に関係なく、朝にはカーテンを開け朝日を浴びることで狂った体内時計をリセットしてくれます。赤ちゃんも同じように朝日を浴びることで「朝には起きる」という感覚が身につき、体内時計が働くようになります。
赤ちゃんが泣いたら「即抱っこ」はNG!?
機嫌よく眠ったはずの赤ちゃんが夜中になると泣き出してくると「夜泣きかな?」と思ってしまいますが、夜泣きとは限りません。
もしかしたら「寝言泣き」かもしれません。寝言泣きは夜泣きとは違う対応をする必要があります。夜泣きだと思って対応を間違えると、赤ちゃんは睡眠障害になってしまうこともありますので、注意が必要です。
<赤ちゃんの寝言泣きとは>
大人と同じで赤ちゃんも寝言を言います。赤ちゃんは昼間の出来事やできたこと、できなかったことを寝ながら思い出して成長しています。
しかし、寝言と言っても言葉の話すことのできない赤ちゃんは表現方法が「泣く」ことになるため、眠りが浅くなるタイミングで小さな声を出したり、泣いたりします。これが寝言泣きです。赤ちゃんの眠りが浅くなるタイミングは40分~60分の間隔になります。
<赤ちゃんの寝言泣きの対応>
寝て1時間程度で泣いている時は、何もしないで3分程度様子を見てみましょう。泣き声をあげたり、手足をバタバタさせたりしていますが、少しだけ我慢します。それで治まるようであれば寝言泣きなので抱っこをしないで、背中をトントンと軽く叩いてあげるとそのまま寝てくれます。
それでも寝ない場合でも、手を握るなどの軽いスキンシップや「ママはいるよ」などの声かけで安心させてあげると眠りやすくなるようです。
赤ちゃんの夜泣きにイライラ。悩んでいるママ必見の対策術!まとめ
赤ちゃんの夜泣きの対策として、育児書を開くと「8時ごろまでには寝かせましょう」と書いてあったり、検診などでも「食事は〇時まで、お風呂は〇時までにして、眠るのは〇時には寝かせましょう」「起きる時間はもう少し早めがいいですね」なんて言われたりします。
私はそう聞く度に「そんな簡単に言わないでよ」と思いながらイライラしていました。
ただでさえ睡眠不足な毎日が続く中、赤ちゃんはパワフルに動き回り、食事をして欲しいタイミングでは「もっと遊びたい」「飽きた」と言わんばかりに逃げ出したり、食事を投げたりしてその片付けをして、お風呂に入れさせようと思った頃には言われた時間なんて過ぎているなんてことも度々です。
きっとそんなママはたくさんいるでしょう。「なんでできないんだろう」「もっと上手に育児がしたい」と考え始めると「夜泣きの原因は私なんじゃないか」と自分を責めてしまうこともありますが、自分を責めないでください。
夜泣きは成長過程の一時的なものだと割り切って少しの手抜きや休憩をし、ちょっとした工夫を試しながらゆったりと赤ちゃんと過ごしましょう。