妊娠初期の注意事項はどんなことがあるでしょうか?
妊娠初期は妊娠期間の中でも劇的に体が変化するとき。
妊娠初期って体に何が起こってるの?赤ちゃんってどのくらい成長するの?という疑問から、妊娠初期の気を付けなければならないことをまとめました!
この記事に書いてあること
妊娠初期の週数と赤ちゃんの成長・ママの体の変化
妊娠すると、前回の生理開始日を0週0日として、出産まで毎日カウントしていきます。その中で、妊娠0週から妊娠15週までの4ヶ月間が「妊娠初期」です。
最近では、特に0週~4週目までを「妊娠超初期」と言います。
妊娠週数に応じたママの体の様子と赤ちゃんの成長は以下のようになっています。
0週~3週 (妊娠超初期)
前回の生理開始日から次の生理開始予定日までの期間。生理が終わった後ということもあり、この時点で妊娠に気づく人は少ないようです。基礎体温は3週から高温期に入ります。
赤ちゃんの成長
大きさ…0.1mm~0.3mm
2週目に排卵が起こり、卵子と精子が出会い受精卵になります。分裂を始めると、胚(はい)と呼び方が変わります。
3週には胚は子宮に着床します。着床完了はさらに1週間程度かかるので、まだ「妊娠」と判定するのは難しい時期です。
着床から3日で陽性反応が出る人もいますが、個人差があるため超初期では市販の妊娠検査薬では検査結果が信頼できるものではありません。
ママの体の変化
3週目から高温期に入り、熱っぽさや倦怠感が続くことも。生理前や風邪の症状と似た体の不調を感じることもありますが、薬の服用は控えて欲しいところ。「着床出血(医学的には月経様出血)」がある人もいます。
4週~7週(2ヶ月)
生理周期が規則的な人は、生理が遅れていることで妊娠に気がつく時期。つわりなどの妊娠初期症状が出始めることも。
赤ちゃんの成長
大きさ…0.3mm→16mm
4週目~6週目で胎嚢(たいのう)と呼ばれる赤ちゃんの袋が確認できます。7週目になると胎嚢の中に胎芽(たいが)と呼ばれる赤ちゃんの姿も見られるように。
心臓・脳・肝臓・腎臓・脊髄・胃などが作られる、赤ちゃんの体の器官形成にとても重要な「絶対過敏期」と言われる時期です。そのため危険性の高い薬を服用すると赤ちゃんの成長に悪影響があると言われています。
私は妊娠に気が付かず、胃薬を1週間飲んでしまいました。初診のとき医師に相談したところ、「市販薬を数日飲んだぐらいではまず心配ない」と言われホッとしました。
ママの体の変化
4週以降はつわりを感じることが増えてくる時期です。お腹は妊娠前とまだまだ変わりないですが、子宮は一回り大きくなっています。
8週~11週(3ヶ月)
個人差はありますが、つわりのピークがこの時期。病院で妊娠確定の診断が出たら、母子手帳をもらいに行きましょう!
赤ちゃんの成長
大きさ…13~16mm→35~50mm
8週目になると手や足の形が次第にできはじめ、胎児と呼ばれます。ピクピク動く様子も見られます。
10週目では小さいながら3等身に。羊水を飲んで、おしっこをしたりします。
ママの体の変化
赤ちゃんの成長とともに子宮もグングン大きくなり、大人の握りこぶしくらいの大きさに。胎盤はまだまだ未熟です。ホルモンの影響で、腰痛や便秘になる人も。
この時期は初期流産の可能性がまだあるので出血したときはすぐお医者さんへ。
見た目ではまだ変化がありませんが、締め付けすぎないインナーやボトムス選びをしたいですね。
12週~15週(4ヶ月)
初期流産の確率が下がってくる時期。つわりもだんだん軽くなってくる人もいますが、無理は禁物です。経産婦さんはお腹が出始めることも
赤ちゃんの成長
大きさ…身長35~50mm→10 cm~16 cm、体重100~200g
内臓機能が完成し、気管や横隔膜も発達して呼吸の練習を始めます。骨や筋肉が形成され、動きが活発に。髪の毛や眉毛も生え始めます。
エコーの見え方次第で、性別が分かることもあります。
ママの体の変化
4ヶ月終盤になると、胎盤は完成し、子宮は子どもの頭大くらいの大きさに。お腹もふっくらしてきます。バストも1サイズ大きくなりますので、締め付けないマタニティブラを用意しましょう。
私はこのころから出産まで頻尿になりました。トイレを我慢していたら、膀胱炎で出血する事態に。トイレは行けるときにこまめに行ってくださいね。
また、つわりが軽くなって外出を重ねていたところ、外出先で風邪をもらったようで帰宅後高熱が。夜間救急で病院に行き、そのまま切迫流産の診断で入院しました。100日にわたる入院生活は本当に辛かったです。つわりが軽くなっても油断は禁物です!
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妊娠初期症状ってどんな症状?
妊娠初期には、妊娠前と明らかに違う体や心の変化が現れてきます。これが妊娠初期症状です。一見、風邪の症状や、生理前の症状に似ているので薬の服用だけは気を付けましょう。
1 つわり…症状は人それぞれ。吐き気、眠気、匂いに敏感になったり、唾液が多く出たり。
2 微熱や倦怠感…高温期が続くため、火照るような感覚があったりだるさを感じたりします。
3 胸が痛い、張る…排卵直後(生理開始2週間前)からの症状で、生理が来るとおさまりますが、生理開始予定日を過ぎても症状があるときは妊娠の可能性も。
4 着床出血…卵子が子宮に着床するときに起こる出血。生理予定日一週間前ごろに起こりますが、すべての人に起こるとは限りません。
その他のトラブルとして、下腹部痛・腰痛・むくみ・頻尿・頭痛・貧血・便秘・下痢・痔・肌荒れ・おりものが臭う、などの症状があります。
またメンタル面でも、集中力が低下したり、常に不安で頭がいっぱいになったり落ち込んだりとふさぎ込んでしまうのも、マタニティブルーという初期症状なのです。
妊娠初期にこれだけは気をつけて!
赤ちゃんの体の器官が作られる大切な妊娠初期。赤ちゃんにより良い環境を作ってあげることがママとしての最初のお仕事です。
食生活
・お酒、タバコ、薬、カフェインを摂らないよう気を付ける。
・葉酸、カルシウム、食物繊維を積極的に摂る。
運動不足
無理は禁物ですが、つわりが軽いときにウォーキングなど軽めに、適度な運動をしましょう。気分転換にもなりますし、体重コントロールもできますよ。
初期流産
初期の流産はママのせいではなく防げるものではありませんが、早めに処置をすれば妊娠を継続することもできます。出血やお腹の痛みなど、いつもと違うことがあればすぐ産院に相談して。
体の冷え
体が冷え、血流が悪くなると、胎児に栄養が十分行きわたらなくなり、最悪、流産・早産につながることも。エアコンの調整や温かい食べ物を積極的に摂ることで冷えを防げます。
飛行機
気圧の変化や同じ姿勢を長時間しなければならない機内は妊婦には過酷です。どうしても乗らなくてはならないときは十分準備して。
水分補給
むくみや頻尿を気にして水分を控えるのは間違いです!水分不足で起こる悪影響のほうがよっぽど怖いのです。
・尿で雑菌を体外に出し切ることができず、膀胱炎や膣炎になることも。
・脱水症
水分を十分に摂ると、便秘解消にもつながります。
ペット
猫にはトキソプラズマという寄生虫がいる可能性があります。必要以上に怖がることはありませんが、新たに猫を飼うのは控えたほうが良いでしょう。
すでに飼っている人は触ったあとの手洗い、猫のトイレの掃除は念のため他の人にお願いしたほうが無難です。
猫以外はトキソプラズマがいることはありませんが、手洗いは念入りに。
妊娠初期の注意事項。ママの体の変化やベビーの成長のまとめ まとめ
妊娠初期の注意事項、ママの体の変化やベビーの成長をまとめました。
妊娠初期、新しい命を生み出すための準備を始めたママの体は、急激に変化していきます。赤ちゃんも1週ごとにビックリするぐらい成長していきます。
そしてママの体調が悪いピークなのも妊娠初期。まだお腹も目立たず、妊婦だと分かってもらえないことも多いので、妊婦マークをつけたり、人込みを避けてマスクをしたりするなど対策も忘れずにしてくださいね。
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