産後の生理再開はホルモンと関係している。母乳の影響は?

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産後の生理再開とホルモンとの関係についてです。

無事、赤ちゃんが生まれ、育児に追われ始めて束の間、ふと気付く、

あれ?生理っていつ再開するの?

私なんて、妊娠後、毎月の生理の煩わしさから開放されていて楽チン!と思っていましたが、次の妊娠を早く計画している人は、いつ再開するのか気になりますよね。年子希望だったら余計です。

そこで、産後の生理の再開について、基本的なことまとめてみました。

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産後の生理再開に影響する3つのホルモン、その働きとは?

産後の生理の再開時期は、2、3ヶ月以内に来る人もいれば、2年くらい来ないっていう人もいるそうです。個人差が大きいってことですね。

なかなか生理が再開しない!次の妊娠を計画する人はやきもきするかもしれませんね。

では、そもそも生理って何か、身体の仕組みをおさらいしてみましょう。

【おさらい】生理とは・・・?

女性は約一カ月の周期で赤ちゃんを作る準備をします。子宮内に受精卵が着床するために子宮内膜を厚くする、というものです。

そして、その期間に妊娠しなかった場合、その厚くなった子宮内膜は不要なので、これ(経血)を体外に排出していきます。

これが生理ですね。

そして、産後の生理再開には、3つのホルモンが関係すると言われています。それぞれのホルモンの働きついて見てみましょう。

1.エストロゲン:卵胞ホルモン

生理再開から二週間ほど多く分泌されます。

受精卵がしっかり着床するために子宮内膜を厚くする(ふかふかのベッドともよく言いますね)働きがあり、妊娠には欠かせないホルモンのひとつ。

更年期障害、月経前の不調などにも大事なホルモン。
産後急速に分泌が減少するので、産後鬱の原因にもなります。

2.プロゲステロン:黄体ホルモン

排卵後から生理前までに多く分泌されるホルモンで着床を助けたり、基礎体温をあげる働きがあります。

3.プロラクチン

授乳のときに分泌されるホルモンで、排卵を抑える働きもあります。

ちょっと難しいかもしれませんが、このホルモンは女性にとっては大事なホルモンなので、覚えておいた方がいいでしょう。

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生理再開の時期と授乳との関係


上記で書きましたが、生理再開には1.エストロゲンと2.プロゲステロンの分泌が必要なのですが、出産し授乳し始めると3.プロラクチンが大量に分泌され、排卵をしにくい状態となります。そのため、授乳期間中は生理が始まりにくい、というわけです。

ですから、授乳の頻度によって、その生理再開の時期は変わってくるようで、完全母乳の人よりは、母乳ミルク混合の人、完全ミルクの人、と時期は早まる傾向にあるんだそうです。

それでもなかなか再開しない生理、何が原因?受診の目安は?


母乳育児をしているといっても、なかなか生理が再開しないと不安にもなってきますよね。

実は、授乳の頻度による生理再開の時期、これもまた個人差があって、完全母乳で授乳期間中でも生理が始まる人もいるんだとか。なので、授乳期間中だから絶対に生理が再開しない、ということでもないんですよね。

私はほぼ完母でしたが、まだ授乳期間中の1歳半で生理がきました。その時期にはもう離乳食だったので、母乳の出も変わっていたのでしょうね。

けれど、1歳過ぎても生理が再開しないと、やはり少し心配にもなりました。まわりのママさんにも、「え?まだこないの?」と言われてばかりで、何か他に病気があるんじゃないか!?なんて気にもなりました。

ほとんどの人が、1歳までには再開しているような印象ですよね。

どのくらい生理が再開しなかったら受診する?

なかなか生理が再開しなくて心配、という方もいると思いますが、授乳のあるなしに関わらず、受診の目安は6か月から1年なんだそう。

ですから、その間は仮に生理が来なくても、いたずらに心配する必要はなさそうです。また、育児で今まで経験したことのないストレスを感じていたら、それも影響するとか。

ただし、授乳を止めて3か月以上経つのに生理再開しない場合や、再開前でも妊娠を希望する人などは、医師の診察を受けた方が良いようです。

ちなみに私は、子供が1歳半で生理再開しましたが、気にはなりつつも、受診はしませんでした。

産後の生理、妊娠前との違いは?

さて、産後の生理は妊娠前と、どう違うのでしょう?

基本的には生理は生理で同じですが、生理痛、経血の量、期間などには出産前と変化があるようです。

生理痛については、軽くなる人もいれば、重くなる人もいます。経血の量も極端に増えたり、少なくなったりする人もいますし、もちろん特に変化がない人もいるでしょう。

このように、産前と産後の生理の違いについては、個人差があるようです。

また、授乳中であればホルモンの影響も受けますので、周期もバラバラになることもようです。生理再開したけれど、2回目がこない、と不安になる方も多いようです。

産後は、子育てで手いっぱいで、自分を後回しにしがち。しかしながら、気になることがあれば放置せずに、受診することがおすすめです。

生理が来なければ妊娠はしない?注意したい産後の排卵の時期

産後、生理が再開する、というのを妊娠できるサインとみる人も多いかもしれません。実際私がそうでした。

ですが、排卵のあと生理がくるので、産後の生理がない時期は特に注意が必要です。

産後の排卵の時期も個人差があります。人によっては産後1~2ヶ月で排卵がある人もいます。生理が再開していないから、と避妊していなかったら、妊娠したという人も意外と多いのです。次の妊娠を望んでいない場合は、産後すぐの生理再開前だとしても、しっかりと避妊することが必要です。

生後数ヶ月で次の子を妊娠すると、赤ちゃんのお世話と妊婦である自分の変化で、非常に大変なことになります。ストレスからうつを発症することもありますから、要注意です。

同学年に兄弟ができることも

4,5月に出産して、すぐに妊娠すると、場合によっては翌年の2,3月に次の出産をすることになります。そうすると、双子でもないのに、兄弟で学年が同じになってしまいます。

それ自体が悪いことでもないですし、実際にそういう兄弟も存在します。

しかしながら、ご自身がそのような状況を望まないのであれば、産後、生理再開前でも避妊はしっかりとした方が良いです。

産後の生理再開はホルモンと関係している。母乳の影響は? まとめ


1. 産後の生理再開には、重要な3つのホルモン、エストロゲン、プロゲステロン、プロラクチンが関係しています。

2. 産後の生理再開の時期は授乳の頻度と大きく関係します。生理再開を早く希望する場合は、授乳の頻度を減らす必要もありますので、医師に相談すると良いでしょう。

3. 産後の生理再開には個人差があります。なかなか生理が来なくて心配な場合は、医師の診断を受けましょう。

4. 産後の生理は、妊娠前とは様々な面で変化が出ることもあります。育児で忙しくても、おかしいなと感じたら、早めに医師の診断を受けましょう。何か病気が潜んでいる可能性もあります。

5. 産後の初めての排卵は生理開始前にあります。妊娠を望んでいない場合は、避妊が必要です。

改めて生理の仕組みをおさらいしてみると、女性の身体って不思議だなあ、よく出来てるなあ、って思います。

身体の仕組みを覚えると、色んな不調の原因が見えてくることもありますね。長く長く続く子育て。自分の身体とも上手につきあっていきたいですね。

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