茶臼山動物園はレッサーパンダの繁殖数が日本一です。
「レッサーパンダの森」では、頭上にある橋の上をレッサーパンダが渡っていく様子を近くで見ることができます。
ライチョウやサンショウウオなど希少な動物たちの保護活動にも力を入れています。
バリアフリー化もされているため子どもや車椅子の方でも利用しやすくなっています。
この記事に書いてあること
茶臼山動物園の概要
「茶臼山動物園」は、長野市南西部の篠ノ井にある動物園で、昭和58年に開園しました。
善光寺平を見下ろす茶臼山公園内にあり、恐竜公園と自然植物園と隣接しています。長野I.Cと更埴I.Cからは車で約25分、JR・しなの鉄道篠ノ井駅からは車で15分です。4月から11月までの土日祝日は、篠ノ井駅西口と動物園とを結ぶバス「ZOOぐる」が運行されています。
およそ15ヘクタールの園内では、哺乳類33種、鳥類22種、爬虫類23種、両生類7種、魚類1種、合計770を超える動物が飼育されています。キリンやゾウなど動物園で人気のある生き物だけでなく、希少動物の飼育と繁殖にも力を入れています。地域の野生動物であるサンショウウオやライチョウの保護活動も積極的に行っている動物園です。
茶臼山動物園では、動物達と触れ合うことができるイベントがたくさんあります。ポニー乗馬やキリンへ木の葉をあげることや、リクガメへのエサやりを体験することができます。また、子供動物園のコーナーでは、羊やヤギ・ウサギなどにエサやりをしながら触れ合うことができるので、子供たちにとても人気があります。
北口駐車場から茶臼山動物園の北口をつなぐモノレールが設置されています。乗車時間4分、モノレールの全長は176mです。善光寺平を見下ろす景色は絶景です。
茶臼山動物園のレッサーパンダの森 入場者に大人気
昭和60年に中国からきた2頭のレッサーパンダを皮切りに、茶臼山動物園ではこれまでにたくさんの飼育・繁殖がされてきました。レッサーパンダの繁殖数は日本一だそうです。
北口ゲートを通ってすぐの「レッサーパンダの森」では、頭上にある橋の上をレッサーパンダが渡っていく様子を近くで見ることができます。目の前でじゃれ合っていたり、遊んでいたりするところを見ることができるので、いつも大勢の人が集まっている大人気スポットです。特に午前中の方が活発に動き回っていることが多いので、オススメです。
6月~7月頃に誕生したレッサーパンダの赤ちゃんは、秋頃から公開されます。兄弟と追いかけっこをして、ハンモックで昼寝をしている愛らしい姿を楽しみにしている人が多いです。
茶臼山動物園でしか見られない 珍しい動物たち
茶臼山動物園では、希少な動物達の保護活動に力を入れています。他の動物園ではなかなか見られない、ライチョウやサンショウウオがたくさん飼育されています。
園内の中心にあるライチョウ舎では、スバールバルライチョウが飼育されています。雷鳥の中でも最も北方に分布しているスバールバルライチョウは、羽毛が夏は褐色~冬は白へと変化します。季節によって変わる羽毛を楽しみましょう。冬は真っ白でふわふわの毛に覆われて、とても可愛らしいですよ。
サンショウウオは、現在茶臼山動物園内で7種類飼育されています。レッドリストに指定されていて絶滅危惧種であるアカイシサンショウウオ、2013年に日本で初めて繁殖に成功したハクバサンショウウオの飼育研究を行っています。
特別展の間は、茶臼山動物園内のレクチャールームです。このような珍しいサンショウウオを目の前で見て、飼育員の皆さんからのお話を聞くことができます。
色々な工夫があって小さい子供連れも楽しめる
茶臼山動物園内では、バリアフリー化されているので、子どもでも車椅子の方でも利用しやすくなっています。茶臼山動物園の入り口ではベビーカーのレンタルを行っています。
また、北口ゲートを入ってすぐ、レッサーパンダの森に隣接して授乳室も整備されていますので、小さな子ども連れで訪れても安心して過ごすことができます。さらに、北口・南口・子供動物園にあるトイレには、ベビーベッドが設置されています。北口・南口トイレには、身体障害者用のトイレが整備されています。
山の中にある動物園なので、多少上り下りはありますが、ベビーカーが通りやすいようになっています。茶臼山動物園内にベンチがたくさんあるところも、嬉しいです。晴れた日には、ピクニック広場へお弁当を持ち込んで食べている家族連れがたくさんいます。
茶臼山動物園の情報
茶臼山動物園
●住所:長野県長野市篠ノ井有旅570-1
●電話番号:026-293-5167
●ホームページURL:http://www.chausuyama.com/