さいたま水族館は埼玉県にある淡水魚を展示している水族館です。
さいたま水族館では主に日本の荒川に生息している魚を、上流から河口部まで下るようなスタイルの展示が特徴です。
8月の特別イベント「ナイトアクアリウム(夜の水族館)」では、閉館時間が21時まで延長されて、夜行性の生き物を観察できます。2015年から毎年8月の指定日にのみ開催されています。
この記事に書いてあること
さいたま水族館の概要
「さいたま水族館」は淡水魚を展示しているちょっと変わった水族館です。場所は羽生市三田ヶ谷751-1。自動車だと東北自動車道羽生ICから3kmです。電車では、東武伊勢崎線羽生駅または加須駅から7km(タクシー利用で15分)と少し距離があります。
主に日本の荒川に生息している魚を、上流から河口部まで下るようなスタイルの展示が特徴です。魚の種類は約70種類。天然記念物に指定されている「ミヤコタナゴ」や、埼玉県内で限られた地域にしか生息していない「ムサシトミヨ」も展示されています。また、外来種の展示もあります。
庭池にはソウギョやアオウオ、コイ、ニシキゴイなどがいて、餌を与えることできます。とっても人懐っこい魚たちで、餌をもっていると池から出てくるかと思うほど勢いよく寄ってきます。魚の餌は近くで販売されているので、ぜひ買ってみてあげてみてください。楽しいですよ。
夏の特別企画ナイトアクアリウム
8月のさいたま水族館ではナイトアクアリウム(夜の水族館)という特別イベントが開かれています。
ナイトアクアリウムは2015年から始められたイベントで、通常17時の閉館時間を21時まで延長して、昼間には見ることのできない夜行性の生き物たちを観察できる夜の水族館なんです。
ナイトアクアリウムでは水槽の照明をライトダウン。しばらくすると夜行性の生き物たちが動き出します。幻想的な雰囲気の中、じっくり観察したり、夜の雰囲気に癒されたりと、昼間とは異なった水族館を楽しむことができます。
8月の祝日や日曜日などから指定された日に開催されています。毎年開催日が変わっているので事前に確認して出かけましょう。
国内ではここだけ、食虫植物ムジナモの生息地です
すこし地味ですが、国内ではここにしか生育していないという「ムジナモ」という食虫植物が、この水族館に隣接する羽生水郷公園に自生しています。
ムジナモはプランクトンを食べる植物で、水族館ではその植物がプランクトンを食べる様子などが展示されています。また、バックヤード見学も開催しており、バックヤードでは大きなバケツにはいったムジナモが成長する過程を説明してくれます。
荒川中流域の何気ない田園風景に、このような希少植物がいるのはなんだか嬉しい驚きです。ムジナモ自生地の中にまでは立ち入りできませんけれど、羽生水郷公園は自由に散策することができるので、立ち寄ってみてください。
不定期!?バックヤード見学やってます
私が行ったときには、1時間30分おきぐらいにバックヤード見学をやっていました。バックヤードでは、水槽を裏側から眺めたり、病気になってしまった魚たちを元気にするために用意した水槽をみせてくれたり、ろ過装置や水族館の機材についての説明もしてくれます。
水族館の学芸員さんは、水族館の魚たちを管理するのも大切な仕事ですが、それと共に魚たちを研究するという大切な仕事もあると教えてくれました。
バックヤードには大型の冷蔵庫があり、死んでしまった魚を保存して、時間があるときに解剖をしたり原因を調べたりしているそうです。「正直、普段の仕事に追われて研究はぜんぜんできてないんだよね~」なんてざっくばらんな話を聞かせてくれました。
お母さんのお財布に優しい無料の併設公園あり
さいたま水族館に併設する羽生水郷公園は入場料と駐車場代が無料です。新しい大型遊具がどんどん追加されて、水族館と合わせて一日遊べる大型の公園に変身しています。遊具は小さいお子様が遊べるものから、少し大きなお子様が遊べる大型遊具まで種類豊富にとりそろっています。
水族館で遊んで、公園で遊んで、コイやソウギョにエサをあげて、少しムジナモの池を散策して、一日まったりと過ごすのにちょうどよい公園です。軽食程度ですが食べ物、飲み物も公園内で購入することもできます。
さいたま水族館の情報
さいたま水族館
●住所:埼玉県羽生市三田ヶ谷751-1
●電話番号:048-565-1010
●ホームページURL:http://www.parks.or.jp/suizokukan/index.htm