小学生の先取り学習にはどんな教材を使えば良いでしょうか?
また、在籍学年以外の教科書って個人で購入することはできるのでしょうか?
我が家でも先取り学習をしていますが、教材選びには試行錯誤しています。先取り学習といっても、どの程度の内容を進めるかによっても変わりますしね。基礎程度を先取り学習するのか、それとも応用までガッツリと進めていくか、全然違いますよね。
また、子供の希望もあります。プリントの方がやる気になる子、通信教育が気に入っている子、様々です。デザインなどの好き嫌いもあります。
そこで、我が家の先取り学習経験から学び得たものなどを含めて、教材選びについて書いていこうと思います。
この記事に書いてあること
小学生の先取り学習に使える無料プリント
小学校の先取り学習に使える教材の中でも、安く済み、お手軽な方法としては、無料プリントがあります。もちろん、プリントアウトするためのプリンターやインク、紙は必要となりますが、プリント自体は無料で使えます。
我が家では家庭学習で先取り学習を始めた頃から、無料プリントを利用しており、「ちびむすドリル」と「ぷりんときっず」を主に使っています。長女の小学校入学前の先取り学習では、無料プリントのみで、算数は小学二年生程度、国語は小学一年生程度まで進めました。
特に、計算問題やひらがな、カタカナ、漢字の練習のプリントは、幼稚園の年長さんから何度も使っています。この辺の内容は一回やって終わりという教材ではなく、できるだけ毎日行った方が習得できるので、何枚でも無料でプリントアウトできるのは非常に便利です。
ただし、無料プリントは教科書の全単元をフォローしている訳ではないので、ムラや抜けが出る可能性はあります。それと、応用問題や読解問題は少な目です。
また、無料プリントはプリントアウトする手間と時間がかかりますので、そこも省いてお安く先取り学習したいのであれば、ダイソーなどの100均ショップの問題集もオススメです。
小学生の先取り学習に市販の問題集
教科書の内容に沿って一通り先取り学習を進めようと思えば、手っ取り早いのが市販の問題集です。基礎的なものから応用レベルの高いものまで、自由に選ぶことができます。
<基本的な内容の市販問題集>
基本的な内容を先取り学習で進めたい場合は、教科書の内容に沿った問題集や基礎的な内容の問題が多いものがオススメです。
ちなみに、実際にその学年で使う教科書のものでなくても、習うことやレベルは変わりませんので、先取り学習としてはどれを選んでも大丈夫だと思います。むしろ、教科書の内容はその学年になった時に習うようにとっておいた方が良いかもしれません。
<基本+応用が入る市販問題集>
教科書レベルの基本的な内容だけでは物足りない場合は、教科書に載っていないような応用問題も入っている問題集がオススメです。
我が家では、小学一年生の冬休みに使った「はなまるリトル さんすう」がなかなか良かったように思いました。先取り学習ではなく復習として使ったのですが、教科書レベルから少し難しい応用問題が載っていて、割とサクサクと解けていたようです。
なので、小学二年生になる前に、「はなまるリトル」の二年生を一通りやる予定です。長女はすでに二年生の範囲も先取り学習してあるので、復習を兼ねた先取り学習となります。
<応用力を鍛える問題集>
基本問題だけでなく、応用までガッツリと鍛える先取り学習を求めている場合は、難度の高い教材を併用すると良いでしょう。最レべ、トップクラス、スーパーエリートなど人気がある難易度の高い問題集があります。
我が家は、先取り学習ではなく、学校で習った後の応用力アップのために「最レべのさんすう」を使っていますが、すべてが難易度が高い問題な訳でなく、標準問題、ハイレベル問題、最レべ問題と3レベルの問題が載っていますので、これ一冊でも先取り学習は可能です。
小学生の先取り学習、教科書は買えるの?
家庭で先取り学習を進めるのに、実際に学校で使う教科書を利用したい、と思う方もいるでしょう。小学校で使う教科書は、在籍学年以外のものを購入することができるのでしょうか?
学校の教科書は個人で購入可能
学校の教科書は在籍学年以外のものも購入可能です。
先取り学習に利用する以外に、紛失や破損で必要になる時にも購入可能です。また、生徒だけでなく一般人が購入可能なので、塾などの経営者が購入することもあるのです。
全国教科書供給協会で販売店を調べる
教科書の購入場所についてです。教科書の購入場所は、全国教科書供給協会のサイトで調べると出てきます。
各都道府県の教科書販売所(供給所)や教科書取次店(教科書取扱店)で購入できます。
教科書は学校の授業にとっておきたい
教科書の内容に沿って先取り学習を進めるのは良いのですが、実際に使うであろう教科書を利用して先取り学習をしてしまうと、いざ、その学年の授業で習う時に面白さがなくなってしまう危険性もあります。
どれだけ先取り学習を進めても、学校の授業は一番重要だと思います。授業は授業でしっかりと受けるならば、先取り学習のために教科書は使わない方が良いでしょう。親が先取り学習をさせるための参考として購入するのは良いと思います。私個人の意見なのですが。
小学生の先取り学習に通信教育も使える
小学生の先取り学習には通信教育も利用できます。先取り学習に通信教育を利用することでどんなメリットがあるのでしょうか?
通信教育で先取り学習をする方法
通信教育で在籍学年以外の教材を利用する場合、各通信教育会社にメールや電話で問い合わせすれば、具体的な手続き方法を教えてもらえます。
ただし、数ヶ月先を送ってもらう、という対応は難しいようで、先取り学習するならば一年先、二年先という単位になってしまいます。先取り学習は一~二学年先くらいを進める程度で良いと思いますので、小学一年生ならば、二年生か三年生の内容を利用することになるでしょう。
また、通信教育はいくつもあって、それぞれに特徴や難度がことなります。まずは、各通信教育の資料を無料で取り寄せて、内容や見本教材などを見比べ、どの教材を使うか決めましょう。
先取り学習にもオススメ!家庭学習を定着させるための通信教育オススメ5選
通信教育で先取り学習するメリット
通信教育を利用する最大のメリットは、取りこぼしなくしっかりと先取り学習することができる点です。毎月教材が送られてきますので、計画的にやるべき内容を効率良く進めていくことができます。
また、進研ゼミやZ会であれば、添削サービスもあるので、先取り学習で理解し切れないところも丁寧にフォローしてもらえる可能性大です。ご両親が対応できる場合は、価格重視でポピーやがんばる舎の教材を選んでも良いと思います。
小学生の先取り学習に教材は何を使う?教科書は買える? まとめ
小学生の先取り学習に使う教材はいろいろとあります。お安く手軽に済ませるには、ネット上にある無料プリント。一通りの内容をレベルに合わせて先取り学習していきたい場合は、市販の問題集。そして、確実にしっかりと手間なく先取り学習したい場合は通信教育もオススメです。
また、学校で使う教科書を個人で購入することも可能です。ただし、先取り学習に教科書を利用すると、その学年になった時に授業に面白みを欠いてしまう可能性もあります。教科書は、親が先取り学習の参考に利用する程度にしておいた方が良さそうです。
そして、先取り学習にどの教材を使うかは、子供の向き不向き、親と子供の意向、学習レベルなどを様々なことを考慮して、親だけでなく子供も納得するものを選ぶようにしましょう。実際に先取り学習を行う子供が楽しんで取り組めるものでないと、スムーズに進めることができません。