先取り学習は小学生に必要?やる子とやらない子の差は?

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先取り学習は小学生に必要なのでしょうか?
先取り学習をする子としない子では何か差がついているのでしょうか?

我が家では、一~二学年先までの先取り学習をしています。基本的な内容を中心に進めていますが、先取り学習を進めておくことで余裕を持って学校の授業に取り組めているようです。また、学んだことをしっかりと定着させて、応用問題にも取り組めています。

けれども、我が家では先取り学習を進めていますが、絶対にやらなくてはいけないものではありませんし、先取り学習よりももっと重要なこともあるのです。

それは一体なんでしょうか?

先取り学習をする小学生は多い?

先取り学習を進める小学生は多いのでしょうか?

先取り学習と一言に言っても、何をどの程度進めていくかによっても異なりますが、長女が通う国立小学校では先取り学習をしている子が比較的多いような気がします。それを象徴する一つが、二年生でかけ算を習う時には、ほとんどの子が九九を覚えている状態なのです。

我が家の長女も、年長さんの終わりから九九を覚え始めて、一年生の夏休みにはほぼ完璧になりました。今では、かけ算の文章問題も解けるようになって、ひっ算のかけ算も少しずつ解いています。

そして、我が家の場合は家庭学習で先取り学習を進めていますが、普段はいつまでに何をどれくらいの進度でこなしていこうという明確なものは設定しておらず、長女の状況や希望によって、都度教材を用意しています。

「かけ算のひっ算ってどうやるの?」と聞かれれば、無料プリントを用意してあげて、やり方を教えます。あとは、自分で練習問題を解いてできるようにしていきます。「二年生の漢字をやりたい」と言えば、同じようにプリントを用意してあげます。

「やりたい」という気持ちを尊重して応えてあげるようにしていますが、実際のところ、平日は学校の宿題や今学校でやっているところの応用問題や長文読解を主にやっていて、先取り学習を計画的に進めるのは冬休みや春休みという長期休暇になります。夏休みはたくさんの課題に時間を割きました。

先取り学習ばかりを進めていても、応用力や思考力などが身についていないと習熟度としては不十分ですし、限られた時間の中でそのバランスを保ちながら日々学習を進めていくのは、結構難しいものです。

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先取り学習をやる子とやらない子の差


先取り学習は必ずやらなくてはいけないものではありませんが、先取り学習をやる子とやらない子では何か差はあるのでしょうか?

定着率をアップさせる方法が違う

長女は一~二学年先の先取り学習を進めていっていますが、その目的の一つは、学校の授業を余裕を持って聞けるようにするためです。すでに知っていることならば、先生の話を一言一句逃さずに聞くことができ、先生のやり方を十分に吸収できるのではないかと考えています。

また、学校の授業で初めて聞くよりも、先に知っていることを授業で聞くと、定着率も高まります。先取り学習で先に知って、学校の授業で習う、学校の宿題や復習で繰り返す、と何度もやることで定着率がどんどん高まるのです。

小学一年生の授業内容は比較的簡単なものですが、人間は一度聞いただけでは忘れてしまうことが多いのです。我が家の場合は、授業の内容の定着率をアップさせるために先取り学習をしているのです。

もし先取り学習をしない場合は、復習に力を入れることで定着率は高まります。方法が異なるだけで、繰り返しを行えば行うほど定着率のアップにつながるのです。もし先取り学習も復習も行わないとしたら、定着率が下がり、どんどん差がついてしまうでしょう。

応用に割く時間が少なくなる

先取り学習をしていることで、授業を受ける際には内容の理解度や定着度が上がり、応用問題に取り組む時間がしっかりと持てます。我が家では、算数は最レべ、国語は長文読解に時間を割いています。

もし先取り学習をしないと、授業で習った内容の復習に時間を充てている間に、授業では新しい単元に入ってしまい、応用まで時間を割く余裕がなくなってしまうでしょう。

そして、教科書にはそれほど難易度の高い問題は掲載されていません。基本問題とちょっとした発展問題くらいです。宿題となるドリルなども問題数は多くありません。教科書の内容や学校の宿題だけでは、基礎的な内容もまだまだ不十分です。

さらに、難易度の高い問題集はたくさんあります。実は教科書レベル以上の難易度の高い応用問題にチャレンジしている子はとてもたくさんいるのです。全国レベルの学力テストなどを受験すると、その難易度の高さに驚いたりもします。

そのため、先取り学習をして応用問題にも時間を割いている子とそうでない子には、応用力の差がついてしまっているのです。

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家庭学習習慣がついているかどうか

先取り学習をする方法としては、市販の問題集や通信教育、塾などの利用がありますが、いずれにしても、家庭学習をしていなければ先取り学習は定着していかないのです。塾に行っていたとしても、塾で行った先取り学習を家庭学習で復習しなければ定着率は上がりません。

そのため、先取り学習をしっかりと進められているということは、家庭学習が定着しているということなのです。家庭学習はなるべく早いうちに定着させることで、学習習慣が身につき、後々親子ともに苦労しなくて済みます。

また、先取り学習はしていないけれど家庭学習が身についている場合、復習や応用問題に時間をかけているのだと思います。小学生の範囲であればそれほど難解でもないので、少しだけ先取り学習(予習)に時間を割くと、授業の内容の定着率がより高まるでしょう。

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先取り学習よりも学校の授業が大切


我が家では先取り学習をすることを割と重要視していますが、それ以上に大切にしているのは学校の授業です。長女にも、先に知っていることであっても、授業が一番大切。しっかりと集中して授業を受けるよう伝えています。

先取り学習をしているから授業はつまらない?

先取り学習を進めている子の中には、「もう三年生の算数もできるから、一年生の授業はつまらない」「もうこの計算は知っているからやりたくない」「四年生の漢字も書けるから、一年生の漢字は練習したくない」などと発言してしまう子がいます。長女のクラスメートにもいるようです。

このタイプの子は、大きな損をしています。先取り学習をして知っている内容であっても、学校の授業で先生がどういう話をするか、どんな説明をするか、他の子がどんな考えを持って発言をするか、全てが非常に大切なことなのです。

先取り学習をしているから授業が楽しい

先取り学習をしていると、余裕を持って授業を受けることができ、楽しめるのです。

同じ内容であっても人によって説明の仕方も教え方も変わります。同じ内容を授業で受けても、人によって捉え方も感じ方も違います。そういう一つひとつを学び得ることで大きく成長する機会になるのです。

先取り学習をすることはエライことでもなければ、それだけで優秀だとは言えないことなのです。少しだけ、他の子よりも先に知ることができただけで、いずれはみんな学ぶことなのです。

先取り学習をしていることで安心や満足してしまうのではなく、先取り学習をしているからこそ、少しだけ自信を持って授業に望むことで得られることが非常にたくさんあるのです。そして、授業が楽しくなるのです。

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小学生のうちは差があまりない?


小学生、特に低学年のうちは、授業の内容は簡単だから差があまりついていないと思われがちですよね。「低学年は家で勉強してもしなくても、テストの点数はほとんど変わらない。だって簡単だもん」なんて言っていたママさんもいました。

いやいや、そんなことはないですよ。

実は小学生でも大きな差がついている

小学生でも実はすでに大きな差がついているのです。低学年でもそうです。確かに、授業の内容はそれほど難しくはありません。けれども、学校の教科書やドリル以外の難易度の高い通信教育や市販の問題集などを利用して、応用力をしっかりとつけている子がいるのです。

また、読書や自由研究などを通して、思考力や表現力を鍛えている子もいるのです。家族との会話の中で、お互いの意見を聞いたり自分の主張を言ったりして、発言力を鍛えている子もいます。様々な体験や旅行を通して、新たな経験から視野を広げている子もいます

このように学校の単元テストやミニテストなどでは計れない能力を着々と養っている子がいるのです。それは先取り学習として、ただ単に先に先に進めている訳ではありません。その年齢で養うべき能力を多角的に鍛えていっているのです。

中学・高校とどんどん差が広がる

小学生のうちは差がないように見えても、実は先述したような積み重ねがあるのです。そして、中学・高校・大学となるにつれて、この差は歴然と表れてくるのです。小学生のうちは簡単だから、と気を抜いていると、取り返しのつかない事態に陥ります。

また、学校のテストの点数に表れるような学業に関しては、中学や高校で本気になってやれば上位を狙うことも出来るでしょう。特に男の子は踏ん張りが効くと思います。

けれども、その年齢その年齢で積み重ねてきたものというのは、過去に戻って経験させる訳にはいきません。不可能ですよね。そのため、小学生の低学年のうちから、様々な経験をさせていくことは非常に重要なのです。

そのような積み重ねがあるかないかで、中学・高校とどんどん差が広がっていってしまうのです。

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先取り学習は小学生に必要?やる子とやらない子の差は? まとめ


先取り学習はやってもやらなくても良いことではあります。しかし、授業を余裕を持って受けたり、学習内容の定着率を上げたりするには、先取り学習は大きな成果をもたらします。また、先取り学習をすることで、応用力を養う余裕も出てきます。

それから、先取り学習でただ単に先に先に進むだけが良い訳ではありません。その年齢で養うことができる思考力や表現力、発言力などの目には見えない能力もしっかりと鍛えていくことが重要です。

その積み重ねがあるかないかで、中学・高校となっていくにつれてどんどん差が開いていきます。小学生であっても、すでに見えないところで差はついているのです。

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