先取り学習を幼児のうちにどれくらい進めておく?【入学準備】

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先取り学習を幼児のうちにどれくらい進めておくと良いのでしょうか?

我が家の長女は、国立小学校受験が終わってから、入学準備として、先取り学習を進めました。入学までの3ヶ月ほどの期間でしたが、算数は小学二年生レベル、国語は小学一年生の漢字くらいまで進めることができました。

先取り学習を幼児のうちに進めた理由は、余裕を持って授業に取り組むためです。

では、先取り学習を幼児のうちにやるべき意義やその内容、小学校入学後の取り組みなどについて書きたいと思います。

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私個人の考えとしては、やってもやらなくても良いと思いますが、多少先取り学習を進めておくと、学校の授業に対して気持ちに余裕が出て、より理解が深められると思います。そして、家庭学習で、応用問題に取り組む余裕ができます。

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気持ちに余裕を持って授業を受けられる

先取り学習を幼児のうちにやっておくと、小学校入学後、気持ちに余裕を持って授業を受けることができます

というのは、小学生になると、生活が一変します。親から離れて子供だけの登校から始まり、授業を受けたり、新しいお友達と遊んだり、上級生と一緒に活動したりすることもあります。学校生活に慣れるだけでも大変です。

そして、授業で新しいことを学んで、テストがあって、評価されて、とプレッシャーも大きくなります。小学一年生とはいえ、全てが新しく知ることであると、授業中には理解し切れないこともあるでしょうし、ついていけなくなることもあるでしょう。

先に基礎的なことだけでも先取り学習しておくと、より集中して積極的に授業を受けられますし、理解度も高まります。

他の手段を知る余裕がある

先にある程度先取り学習しておくと、他の手段を知る余裕ができます。というのは、学校の授業は先生が行って、一緒に受ける友達がいます。一つのことを学ぶ時にも、あらゆる意見や考え、方法が出てきます。

すでに基礎だけでも学んでいれば、余裕を持って、他の手段を知ることができます。自分のやり方や考え方と比べてみることもできます。

何事も、手段や方法は一つとは限りません。他の手段を知ることができると、視野が広がり、思考力が高められるのです。小学一年生なのに?と思うかもしれませんが、一年生から習慣づけることが大切です。

応用問題に取り組む余裕がある

小学一年生の内容は簡単だから、先取り学習はいらない、家庭学習は必要ない、と思われる方もいるでしょう。けれども、小学一年生の内容は、基礎の基礎で、非常に重要なものなのです。ここでつまずくと本当に大変です。

また、小学一年生の内容とはいえ、難度の高い応用問題もたくさんあります。しっかりと応用力をつけていくことで、どんどん力が積み重ねられていきます。

小学校入学前に先取り学習をどれくらいやっておく?


では、小学校入学前の幼児期に、どれくらいの先取り学習をしておくと良いのでしょうか?

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基礎的なことをやる

長女の場合ですが、入学時点で、算数は小学二年生程度、国語は小学一年生程度まで進めることができました。けれども、教科書レベルの基礎的なことだけです。

また、100%の理解は授業で習った時で良いと思うのです。大体どういうことを学ぶ、というのを予習する程度、一通りやってみる程度でも良いと思うのです。とはいえ、全く理解できていないのに次の単元に進むことはできませんので、ある程度の理解は必要なのですが。

そして、授業で習った時には100%の理解度にして、家庭学習では学校ではやらない応用問題に取り組む、というスタイルが良いと思います。

算数はたし算、ひき算、かけ(九九)

算数は、簡単なたし算、ひき算はできるようにしておいた方が良いです。たし算やひき算の概念さえも理解していないとなると、入学直後から苦労しそうです。たし算ひき算は基本中の基本です。算数の基礎部分ですから、早い時期に習得した方が楽です。

長女の場合は、年長さんの夏休みに、1+1レベルのたし算のドリルから開始しました。家庭学習のスタートでもあります。途中2ヶ月ほどは国立小学校受験対策に費やし、その後の3ヶ月でどんどん先取り学習を進めたところ、小学二年生レベルの基礎的な内容までいきました。

九九は、かけ算というものを理解して、半分強を覚えた程度でした。小学校入学後にも続けて練習していったところ、小学一年生の秋~冬くらいには九九を完璧に覚え、簡単なわり算もスムーズにできるようになりました。

小学一年生の内容はそこまで難しくないけれど、非常に重要な基本です。先取り学習で基礎を学び、授業で理解度100%にして、家庭学習で応用問題に取り組む、が理想的な流れだと感じています。

国語は一年生で習うひらがな・カタカナ・漢字

先取り学習では、ひらがなとカタカナを完璧にし、小学一年生で習う漢字を一通り練習すると良いです。

小学一年生の国語は、ひらがなから始まって、カタカナ、漢字と習っていきます。入学時点で、「ひらがなで名前さえ書ければ良い」と言われることもありますが、鵜呑みにしてはいけないと思います。

幼児期の先取り学習で、ひらがなとカタカナは完璧にしておきたいところです。実際、幼児期にひらがなとカタカナを習得する子は、半数以上いると思います。ひらがなとカタカナができれば、子供一人で読書することもできますし、単語力もどんどん増やせます。

また、幼児はまだまだ筆圧が弱いので、真っすぐな線を書くのも難しかったり、なめらかな曲線が書けなかったりします。それはそれで良いのです。年齢が上がるとともに、筆圧は徐々に強くなり、安定した線が書けるようになってきます。

幼児期の先取り学習としては、とにかくひらがなとカタカナを読める書ける、上手に書こうと努力する、くらいで良いと思います。あと、書き順は正しく覚えさせた方が良いです。

それから、漢字も少しはやっておいた方が良いです。長女の場合は、入学時点で小学一年生で習う漢字を一通り練習していました。小学一年生で習う漢字は80個です。一日一個練習しても、80日で終わります。

中には書き方と読みを覚えた漢字もありますが少なかったです。漢字とはどういうものか?が分かる程度で良いと思っていました。それと、書き順は守って書くように促していました。

他に、小学一年生レベルの簡単な文章(短い一文程度)を書く練習や対義語、助詞などのプリントもこなしました。我が家は無料プリントを利用して進めましたが、市販の問題集は一冊に必要なことがまとまっているのでおすすめです。

日常生活の中に先取り学習を取り入れる

小学一年生の算数や国語で習うことは、日常生活で練習できることがたくさんあります。

例えば、時計の読み方。基本的な時計の読み方を教えた後は、日常生活の中でひたすら練習です。「今、何時?」「何時までに○○しよう」「何時になったら出掛けるよ」とできるだけ多く機会を見つけて、時計を意識させるようにします。

たし算や引き算も日常生活で鍛えられます。「これとこれで、合わせて何個になるのかな?」「今何個食べたら、何個残るかな?」「10個のうち、3個だけ取ってきて」と習ったことを日常で使っていくのです。

国語も同様に日常生活で練習できます。例えば、対義語。「長いの反対は何だっけ?」「広いの反対は?」と会話の中で練習することもできますし、<「赤」と「帽子」で文章作ってみよう!→赤い帽子を買う>、のようにゲーム形式で文章を作る練習もできます。

先取り学習というと、幼児を机に向かわせてカリカリと勉強させる印象が強く、「かわいそう」と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。楽しく学習させることはとても大切です。

そもそも、学習することは、辛いことでも何でもないです。楽しいことなのです。

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学校の授業は基本。分かっていても真面目に取り組む


先取り学習をすると、学校の授業で習う時に、「もう分かっているから聞かなくても良い」と思う子がいますが、それは間違いです。学校の授業は基本、非常に重要なものです。先取り学習をするのも、学校の授業の理解度を高めるための準備運動みたいなものです。

長女には、「学校の授業は一番大切なもの。すでに分かっていることでも、先生の教え方は違うかもしれないし、お友達がもっと面白いことを言うかもしれない。自分が知らないことや考えもしなかったことを知るのは、とても大切なこと。真面目に聞かないと駄目だよ」と話しています。

長女はそれを理解していて、毎日、楽しく真面目に授業を受けているようです。そして、「今日は、●●●をやったんだけど、先生はこんな風に教えてくれたよ」と話してくれます。

また、長女のクラスメートの中には、「かけ算もわり算もできるから、一年生の授業はつまらない」と豪語している子がいるようです。こういうのは非常にもったいないです。すでに分かっている内容の授業でも、新たに学ぶことはきっとあります。

それに、小学一年生の時点で、授業を真面目に聞く、ということが習慣づかないと後々大変なことになります。どんどん先取り学習を進めていって東京大学や医学部を目指すというのも良いと思いますが、授業は授業で真面目に聞く姿勢を持った方が最終的に伸びます。

それから、長女が持ち帰ってきたプリントを見ると、授業でやっていることが垣間見えて、私も勉強になることがたくさんあります。それを参考にして、家庭学習に取り入れたりもしています。

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先取り学習はスゴイことでも、エライことでもない

先取り学習をすることは、スゴイことでもエライことでもないです。

小学一年生の夏休み明けた頃、長女が、「○○さんはもう小学四年生の漢字が書けるんだって。△△さんはもうわり算ができるんだって。みんなスゴイよね!」と話してきたことがあります。

初めは、「本当にみんな、そんなに勉強しているの?スゴイね」と私も思いましたし、正直なところ、非常に焦りました。小学一年生になってからは、先取り勉強は進めていませんでしたし、小学一年生の応用問題も満足に進められずにいたからです。

けれども、冷静になり、長女と話をしました。「確かに、今、小学四年生の漢字が書けたり、わり算ができたりするのはスゴイよね。でも、いずれはみんな習うことだよ。できるようになるよ。そんなに焦らなくても大丈夫なんだよ」

長女に話しながら、私自身も自分で納得したのを思い出します。

先取り学習はその子の能力や各家庭の方針によって、重要度も、必要量も変わります。でも、先取り学習することが、スゴイこと、エライことにはつながらないことを子供には理解させておいた方が良い気がします。

特に小学校入学前の先取り学習は、学校の授業を余裕を持って受けるための準備体操、それくらいに捉えてやると良いと思います。

我が家の経験上、小学校入学前に、小学一年生の内容を一通り先取り学習したことで、スムーズに小学校生活を送れたように思います。授業の理解度やテスト結果も上々です。改めて、幼児期に先取り学習を進めておいて良かった、と感じます。

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先取り学習を幼児のうちにどれくらい進めておく?【入学準備】 まとめ


小学校入学前の先取り学習について説明しました。

小学一年生の内容はそれほど難しくなく、授業だけで理解することもできなくはないです。けれども、小学校入学前に、小学一年生の内容を一通り先取り学習しておくことで、余裕を持って授業を受けられますし、他の考え方を取り入れたり、応用力をつけたりすることができます。

また、先取り学習をどんどん進めることがスゴイことでもエライことでもないです。基本となるのは学校の授業で、非常に重要なものです。先取り学習を進めることで、学校の授業が疎かになっては非常にもったいないです。

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