小1の読書感想文、書き方を教えます。我が家の場合…

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小1の読書感想文の書き方なんて、子供本人が分からないですよね。

「どくしょかんそうぶんってなに?」というのが、我が家の小1の娘の第一声です。そりゃそうです。

わたしは、●●●にいく。
の●●●を考えて文章を作りましょう。

「わたしは、うみにいく。」
「はい、よくできました。」
というレベルが小1です。

では、そんなレベルの小1に、どうやって読書感想文を書かせるか、我が家の例をお伝えします。

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読書感想文、本の選び方

読者感想文を書くには、まずは本を選ばなければなりません。

子供に「自由に選んでいいよ」、「読みたい本を選んで」、といっても読書感想文にふさわしい本を選ぶことはなかなか難しいです。

なので、私が選んでしまいました。

本選びのポイント1

課題図書か自由図書を選べる読書感想文コンクールがほとんどだと思います。

自由図書だと、やはり、読書感想文にふさわしい本を選べるか分かりませんし、課題図書の方が入選しやすいようなので、迷わず、課題図書の中から選びます

本選びのポイント2

課題図書は、1冊だけでなく、数冊の指定があります。その中でどれを選ぶか、また悩むところです。

私の場合は、題名とあらすじで、決めました。

子供の実体験や実生活と結び付けて、読書感想文を書けそうなものを選びます。あとは、子供が興味を持ちそうなもの、好きであろう内容を選ぶようにします。

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読書感想文の課題図書は買わないとダメ?


休みに入る前に、学校では、読書感想文の課題図書の購入希望を聞かれます。私は、読書感想文を書く書かないにしろ、課題図書を購入する気は一切なかったので、スルーしてしまいました。

では、どうやって課題図書の本を用意するか?

図書館で借りれば無料

我が家では、本は図書館で借りる、が定着しています。

無料で借りられる、というのもありますが、保管場所がいらない、というのが大きなメリットです。何冊も本を購入していると、保管場所の確保が大変です。

何度も何度も繰り返し読む本はなかなかないので、普段は図書館で本を借りるようにしています。その中で、本当に気に入って、何度でも読みたい本のみ買うようにしています。

もちろん、課題図書も図書館で借ります。

ですが、今回、休みに入る直前にネットで図書館の貸し出し状況を確認したところ、ほとんどの課題図書が貸し出し中。それどころか、予約がいっぱい入っていて、休み中に借りられるかも不明な状態です。

大型絵本は借りられる可能性あり

いつ借りられるか分からない本は、待っていても仕方ないので却下します。

その中で、大型絵本がないか、調べてみましょう。

普通サイズの本は貸し出し中で予約がいっぱいでも、大型絵本はすぐに借りられることがあります。

すべての課題図書で大型絵本がある訳ではないですが、小学生の低学年の場合は、幼児でも読める絵本が課題図書に入っていることも多いので、大型絵本があることも多いです。

我が家の場合も、読書感想文のために、一冊は大型絵本を借りました。大型絵本はたまに借りてくるのですが、同じ本でも本の大きさが大きいだけで子供たちのテンションが上がります。

裏技!YouTubeで探す

図書館で課題図書を借りることができないならば、YouTubeで探してみましょう。裏技です。

早々と課題図書を図書館で借りて、朗読してくれているYouTube動画がアップされているのです。

YouTube動画では、読書ではないのでは?という声が聞こえてきそうですが、小1なのでそこは大目に見て、読み聞かせと割り切ります。それと、動画を一時停止すれば、絵本として読むことも可能です。

音読が苦手な子には、まずはYouTubeで見させてから実際に本で音読させる、というのにも有効です。

読書感想文、本の読み方

読書感想文を書くための本選びが終わったら、次は、その本を読みます。

必ず「音読」をする

小1の場合は、必ず「音読」をしましょう。声を出さない黙読だと、ただ字面を目で追っているだけで、内容が頭に入っていないことが多いです。

それでは、読書感想文を書くことにはつながらないので、必ず音読でやります。

読み聞かせから始めてもOK

音読が苦手な子、読書自体が苦手な子の場合は、まずは読み聞かせをしてあげると良いです。

小1は、一人で読書感想文を書くことは非常に難しいので、どうしても親の手が必要となります。ですので、読み聞かせをしながら、親もその本の内容を理解する、というのがおすすめです。

YouTubeで読み聞かせを見せるという方法もあります。

最低三度は読む

課題図書の音読は、最低でも三度はやりましょう。

我が子の場合は、一日二回を三日間やりましたので、合計六回は音読しました。

続けて三回音読するのも良いのですが、できれば、何日間かかけた方が内容を深く理解できるのでおすすめです。

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課題図書のあらすじを理解させる

小1の場合、いきなり読書感想文を書くことはできません。ですので、一つひとつ、親子で一緒に整理しながら進めていきます

音読ができたら、あらすじを理解しているか確かめます。

まずは、「どういうお話だったか?」聞きます。子供の言葉で、一生懸命に表現しようとしますので、真剣に聞いてあげることが大切です。

親が一方的に、「こうこうこういうお話だったけど、分かったの?」なんて言ってしまってはいけません。子供がどう感じて、どう理解したか、が大切なのです。

スムーズに言葉が出てこない時には、物語の流れにそって、「誰が出てきた?」、「この時、○○は何て言ったんだっけ?」、「●●は何をしていた?」、「この後、どうなった?」とヒントを与えながら確認を進めていきます。

思うように返答が返ってこない時は、物語自体をまったく理解していない状態ですので、本の文章を一緒に見ながら、物語の流れを確認していきます。

この時点で、しっかりと物語を理解させて、あらすじが言えるような状態になっていないと、この先には進めません

課題図書を読んで、何を思ったか、何を感じたか、自由に発言させる


次に、課題図書を読んで、子供が何を思ったか、何を感じたか、自由に発言させます。

漠然と「おもしろかった!」の一言で終わってしまうこともあると思います。また、長々と話しているけれど、実はあらすじを言っているだけで、自分の思いや感じたことは一切言っていないこともあると思います。

小1、そんなものでも良いのです。それが実情です。

でも、そこで終わりにしてしまっては、読書感想文を書くことはできません。

親から具体的に、「●●の時にはどう思った?」、「面白かったのは、どういうところが面白かったの?」、「○○が△△したところは、どう思った?」と細かく聞いていきましょう。

具体的に細かく聞くことで、子供も実際にイメージすることができて、答えやすくなります。

また、子供の意見を聞いた後に、「ママは、●●と思ったけど」、と違う意見を言ってみるのも良いです。その時に、子供がどう感じるか、どう思うか、ディベートの訓練にもなります。

違う意見を聞いて、すぐに自分の意見を変えてしまうのも良くありません。

一冊の本を通して、親子で意見を交わし合う、想像を巡らせる、なかなか面白い時間が過ごせます。

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課題図書の主人公や登場人物になりきって、「自分だったら?」

それと、「もし、●●ちゃんが、△△だったら、どうする?」と聞いてみることも大切です。

読書感想文では、物語の内容を自分の経験と比べてみたり、自分だったらどうするか想像してみたり、ということが非常に活きてきます。

なので、課題図書の主人公や登場人物になりきって、「自分だったらどうする?」と想像させて、自由に発言をさせてみましょう。

その中で、「ママだったら・・・」と親の違う意見を聞かせることも大切です。自分とは違う意見を聞いて、子供は何を思うのか?

賛同するのか、反対するのか、付け加えるのか、すべての作業が子供にとって大きなプラスになります。

課題図書を通して、親子であれこれ意見を交わすのは、普段から話をしている親子だと比較的スムーズに進むと思いますが、そうでない場合は、なかなか思うように進まなかったり、時間がかかったりすると思います。

でも、この過程は、読書感想文を書くだけでなく、子供にとっても、親子関係にとっても、非常に大切な時間になると思うので、じっくりと時間をかけることをおすすめします。

子供の思いや考えを文章にまとめてあげる

初めにも書きましたが、小1の文章力は、

「わたしは、うみにいく。」
「はい、よくできました。」

というレベルです。

読書感想文の規定である、800字以内などスラスラと書ける訳がありません。ほとんどの子は、「え?なにかけばいいの?」とポカンとしてしまうと思います。我が子もそうです。

そのため、我が家では、ここまでで、子供が発した意見や感想、思いなどを、文章として私がまとめてあげました。

ここは、賛否両論が分かれる部分だと思うのですが、我が家は、このようにして読書感想文を文章としてまとめました。

もし、ここまでの過程で、十分に子供の意見や思いを引き出せていないと、子供の読書感想文ではなく、親が書いた読書感想文になってしまいます。

けれど、しっかりと子供が物語を理解して、あらすじもスラスラ言えて、思ったことや考えたこと、感じたことをどんどん言える状態になっていれば、それを文章にまとめるという作業は親がやってあげても、子供の読書感想文として成り立つと思います。

子供が発したことを字でまとめてあげただけですから。ここは、重要なポイントです。

文章化した読書感想文を音読させる

次に、文章化した読書感想文を、最低三度音読させます。

子供に読書感想文を音読させて、本当に自分が言いたいことなのか、それとも、違うところがあるのか、きちんと確かめます。子供の意見で、修正を加えていきます。

子供の名前で出す読書感想文なのに、子供が分かっていないようなものは出してはいけません。それこそ、親が代わりに書いた読書感想文になってしまいます。

根気強く、子供と向き合います。

読書感想文を原稿用紙に書く


子供に十分に確認をして、完成形の読書感想文が出来たら、提出用の原稿用紙に書いていきます。

一字一字丁寧に書かせます。

これで完成です。

けれど、この作業、甘く見てはいけません。ものすごく時間がかかるし、気を抜くと、読めない字ばかりになって全部書き直しです。

原稿用紙2枚3枚を一気に書くのは、小1の子にはなかなかボリュームが大きくて大変なので、200字程度書いたら5分休憩、のようにしてやると良いと思います。

最後の校正も忘れずに

最後に、正しく書けているか?誤字脱字がないか?きちんと確認しましょう。

まずは子供本人に確認をさせてから、最終的に親がチェックしてあげるようにしましょう。その時に、読めない字も書き直しさせましょう。

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小1の読書感想文、書き方を教えます。我が家の場合… まとめ


小1の読書感想文は、親が一緒に作業をする必要があります。小1の文章力は、一文を書ける程度ですので、800字などを子供一人で完成させるのは難度が高すぎます。

読書感想文を書くための本が決まったら、音読をさせる、あらすじを理解させる、自由に意見や思いなどを発言させる、自分だったら…と想像させて発言をさせる、親子で自由に意見を交わす、という作業が非常に重要です。

手間も時間もかかりますが、丁寧に親子で作業をすることで、小1でも読書感想文を書けるようになります。読解力もアップします。

小2以降になると、親は必要な時だけ手を貸す、というレベルになると思います。小1の時点でここまでの作業をすることができていれば、来年以降は子供だけでできる作業が大幅に増えているはずです。

我が家はこの作業を3冊分行って、読書感想文を3本提出です。

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