トンボの捕まえ方。ぐるぐるで目を回すって本当?

スポンサーリンク



トンボの捕まえ方って、成功率が高い方法はあるのでしょうか?

指でぐるぐるすると、トンボが目を回して捕まえやすくするって言うけど、本当に、トンボは目を回しているのでしょうか?

最近、昆虫に目覚めた姉妹が、「トンボを捕まえられない。どうしたら良いの?」と言うので、調べてまとめてみました。

トンボの目を回す

ぐるぐるでトンボの目を回して捕る方法は、私も子供の頃に大人の人に聞いたことがあるやり方です。

「トンボの目の前で指をぐるぐる回すと、目を回すので、手でも捕まえられる。」というものですが、実はトンボは目を回していないようです。

では、なぜこのやり方でも捕まえられるのでしょうか?

その秘密はトンボの目にありました。

トンボの目はゆっくりな動きが苦手

トンボは目が良い昆虫です。直線的で早い動きには敏感に反応します。視界もすごく広くて前から後ろの方までしっかり見えています。

このように目が良いトンボですが、反対にゆ~っくりした動きはとても苦手なのです。

なので、ゆっくりそーっと近づけば、捕まえることができるそうです。指をぐるぐる回す必要はなかったんですね。

スポンサーリンク



枝のふり作戦でトンボを捕まえる


トンボは枝の先など、棒のような細い先端に止まる習性があります。なので、指を立ててじっとしていると、トンボが指先に止まってくることがあります。

この習性を利用してトンボを捕まえることもできます。枝のふりをする作戦です。

人差し指と親指をくっつけて、上に伸ばしてじっと待ちます。トンボが指先に止まったらトンボの足を2本の指で掴んでしまいましょう。忍耐力が必要な作戦です(…私はうまくできませんでした)。

トンボを手で捕まえる

トンボを素手で捕まえる方法が分かったのでさっそく実践しました。

止まっているトンボを手で捕まえるコツは、ゆっくりゆっくり近づくことです。ただし、直線的な動きには敏感なので、ゆーらゆーらと漂うように近づく方が良いとのことです。

さっそく2本の指でチョキを作って、ゆっくり近づき、パシッと挟んで捕まえてしまいましょう。

…でも、トンボは敏感なので、ちょっとした刺激で飛んでっちゃうんですよねー。

それに、虫をじかに触るものちょっと…。素手で捕まえるのは私には難しいなぁ…と思いました。

スポンサーリンク



トンボを網で捕まえる


トンボを捕まえるには何も素手である必要はありません。やっぱり道具を使う方が楽に捕まえられます。

トンボを捕まえる道具はやっぱり「虫取り網」が便利です。虫取り網は長い柄がついた網のこと。ホームセンターやペットショップ、デパートなど、夏なら色々なところで手軽に買えて助かります。

虫取り網の使い方

虫取り網でトンボを捕まえる時は、手で捕まえる時と違って素早くやります。

<トンボを虫取り網で捕まえる その1>

まず虫取り網でトンボを捕るには、飛んでいるトンボの横からさっとかぶせるか、下からすくい上げるようにします。

上から振り下ろすやり方よりも確実だそうです。止まっているトンボでも同じです。

<トンボを虫取り網で捕まえる その2>

トンボが網に入った後でも、すぐに地面に振り下ろしてはいけません。網の入り口近くにいるトンボに逃げられてしまいますよ。

だから、トンボが入った状態で何度か8の字を書くように2~3回、網を振り回しましょう。トンボが網の奥に押し込まれるので、逃げられなくなります。

<トンボを虫取り網で捕まえる その3>

そして最後は、網の入り口を下向きにして地面に振り下ろしましょう。うまくやれば網の中にトンボが閉じ込められているはずです。

他にも虫取り網の柄をくるっと回して、網の入り口を閉じてしまうやり方もあるようですね。

捕まえたトンボは何トンボ?


子供と家の周りや、近くの公園でトンボを捕まえられました。やっぱり虫取り網は便利ですね。

ところが…
娘:「このトンボはなんて名前なの?」
ママ:「うーん。赤とんぼ…じゃないかな?」
娘:「でも、赤くないのもいるよ」

そう言われてみて初めて気づきました。大きさはだいたい同じくらいなのに、赤くないトンボもいます。「赤とんぼ」しか知らなかった私はビックリです!

さっそく、家の周りに飛んでくるトンボの種類を調べてみました(携帯で写真に撮ってきました)。

赤とんぼの仲間 アカネ

家の周りと公園にいたトンボですが、赤くない褐色のものも含めて全部「赤とんぼの仲間」のようです。

図鑑によると、アキアカネやマユタテアカネなど名前が「……アカネ」というトンボの種類が、私の家の周りや公園に飛んでくるトンボだと分かりました。

アカネの仲間の特徴は、だいたいこんな感じです。

・ 頭の先からしっぽの先までだいたい3cm~4.5cmくらい。
・ 体が赤いものが多い。いわゆる「赤とんぼ」はアカネの仲間でも特に「アキアカネ」のことを指すようです。

・ 未熟な成虫は褐色やだいだい色っぽいものもいる。成熟すると赤くなる。

・ 池や水田、湿地など水辺の近くに多い(そこに卵を産んだり、幼虫が暮らす場所なので)。

・ いっぱいいるところには群れになって飛んでいる。

・ 止まって休んでる時には、羽を少し下に下げる。

赤とんぼの仲間は見分けが難しい

アカネの仲間は専門知識がないと見分けが難しいそうです。アキアカネ、ナツアカネ、マユタテアカネなどなど種類がたくさんいます。

たしかに見分けられない。正直言うと、私にはどれも同じ赤とんぼに見えました…。

だから子供には、家の周りにいるトンボは「赤とんぼの仲間」みたいだよ。「アカネ」という種類のトンボみたいだけれど詳しい種類はよく分からないな、と正直に説明することにしました。

スポンサーリンク




トンボの捕まえ方。ぐるぐるで目を回すって本当? まとめ


トンボは指をぐるぐる回しても目を回してはいませんトンボを素手で捕まえるには、ゆっくり近づくなどのコツがいります

トンボは虫取り網で捕った方が楽。虫取り網をトンボの横からさっとさらうか、下からすくい上げ、空中で8の字を書くように回してから、地面に振り下ろして捕まえましょう。

家の周りや公園に飛んでいたトンボはアカネの仲間でした。俗にいう「赤とんぼ」は特にアキアカネのことです。

さて、うまくトンボが捕まえられるようになった子供たちでしたが、今度は虫かごでトンボを飼ってみたいと言い始めました。トンボって家で飼うことできるのでしょうか…!?また調べなければ…(困ったことになりました)。

あわせて読みたい

★我が家の姉妹が家庭で実践中!★
セブンプラスバイリンガルの口コミはコチラの記事に書いてあります
↓  ↓  ↓  ↓