留学は何歳からが効果的なのでしょうか?
そして、将来、留学を希望しても良いように、今からできる留学準備とは何があるでしょうか?
「英語力と国際感覚を身につけるため、早いうちから海外で経験をさせたい」と将来留学を考えるご家庭もあるでしょう。
お子さんが少し大きくなってからの英語の学び方や留学について考え、お子さんの将来についてイメージを膨らませてみませんか。
この記事に書いてあること
何歳からの留学が効果的?
留学が低年齢化している中、何歳頃からの留学が、子供にとっては効果的なのでしょうか?
今では幼児からの親子留学や、小学生の留学もあります。
小学生や幼児で短期留学をする場合は、英語のスキルアップというよりは、モチベーションアップにつなげるものと考えましょう。
短期留学では、まず子供が異文化コミュニケーションを楽しいと思えるかが大切です。
小・中学生で1年以上の長期留学をお考えのご家庭も、まずは短期留学をしてお子さんが本当に留学したいのかを確認し、いつのタイミングで留学するのがベストか検討してみましょう。
「バイリンガルとしての発音を身につけるには、17~18歳頃までに日常の4割以上を英語で過ごす経験をする必要がある」と言われます。
日本語力をしっかり習得できる中学生までは国内で英語を学びながら、短期留学などを体験しつつ、高校生で本格的に留学させ、海外の大学へ進学・・・というパターンでも、決して遅くはないですし、むしろ留学の目的がより明確になるでしょう。
将来を考えて… 手始めに「国内留学」を体験!
短期といっても留学には多くの費用がかかります。
いつかは行かせたいけれど、まずは手始めに・・・と気軽にできる「国内留学」があります。
インターナショナルスクールや大学、または英会話スクールなどでも、サマースクール、サマーキャンプなどが行われています。
その中でも本格的な「国内留学」が体験できる、テンプル大学日本校の夏季限定プログラムがあります。
アメリカのペンシルバニア州立大学テンプル大学の海外キャンパスである、テンプル大学日本校では、小学生から高校生までそれぞれ学年に応じて参加できる、多彩な国内留学プログラムがあります。
2016年の受講者はなんと534名、前年比40%増!と、人気の高さがうかがえます。
各プログラムは、学年ごとだけでなく、さらにレベル別に分かれるので安心して参加できます。
高校生のプログラムでは、ディスカッションやプレゼンテーションもあり、アカデミックな内容も魅力です。
さらに英検準1級相当の高校生向けサマーカレッジでは、実際のアメリカの大学の授業を体験することができます。
国内にいながら一日中を英語だけで過ごすことのできるプログラムで、まずはお子さんの英語力を試す機会として、活用してみてはどうでしょうか。
将来、留学する場合の留学準備にもなりそうです。
中高生で留学なら「国際派高校」進学も
長期留学をお考えなら、費用もかかるので事前に知っておきたいところですよね。
1年以上の長期留学には「私費留学」と「交換留学」があります。ここでは高校留学を例にしていますが、費用にも大きく幅があります。
・ 「私費留学」
個人負担で留学するため、都市や学校、期間などは自分で自由に選べます。
1年間の予算は200万円〜1,000万円程度。
・ 「交換留学」
国際交流のために1学年ホームステイしながら海外の学校に通う制度。
滞在や学校がボランティアで提供されることが多いので、1年間150万円程度の予算で抑えられます。
また留学を前提に、国際交流プログラムのある「国際派高校」に進学するのもいいでしょう。
「国際派高校」には次の3種類があります。
・ 「インターナショナルスクール」
英語でのディスカッションやプレゼンなど、海外の授業スタイルなので、海外の大学も目指しやすく、3年間日本にいながらインターナショナルな環境で過ごすことが出来ます。
多くは文部科学省の定める高等学校ではなく、日本の高卒資格が得られませんが、高い英語力を活かして海外の大学への進学や、一部受験可能な日本の大学に進学もできます。
・ 「留学制度の整った日本の高校」
高校のプログラムの中に留学が組み込まれているので日本の高校に通いながら留学体験もできます。クラス全員留学制度がある学校もあります。
・ 「在外の学校」
海外にある日本の学校で、その高等部を卒業すると日本の高卒資格が得られます。海外生活&国際交流しながら高校生活を送り、卒業後は海外の大学と日本の大学、どちらにも進学を目指すチャンスが広がります。
留学は何歳からが効果的?今からできる留学準備とは? まとめ
1. 短期留学のメインは英語力アップより異文化体験!
2. 長期留学を目指す方はまず短期留学を体験しましょう。
3. 長期留学は高校生からでも遅くはありません!
4. 国内留学でまずは力試し!海外の大学が体験できるプログラムもあります。
5. 「私費留学」に比べ、「交換留学」は比較的
6. 留学したいなら「国際派高校」への進学もオススメです。
お子さんが希望したとき、いつ、どのように留学させたいか、親御さんもイメージを抱いておくと将来の計画に役立つかもしれませんね。