小学生のニキビや肌荒れも便秘が原因!?どんどん悪化する肌トラブル

小学生のニキビや肌荒れも便秘が原因かもしれません。

思春期ニキビというと中学生や高校生のイメージがありますが、小学生でもニキビや肌荒れに悩んでいる子が意外と多くいます。そして、きちんと肌ケアをしているのに、なかなか改善されないニキビや肌荒れであれば、もしかするとそれは便秘が原因かもしれません。

便秘に悩んでいる小学生は5人に1人はいると言われています。普段から便秘気味で、肌トラブルを抱えている小学生の場合は、便秘が原因の可能性が高いかもしれません。

便秘とニキビ・肌荒れの関係性を理解しながら、解決法を見てみましょう。

便秘が原因でニキビや肌荒れを起してしまう理由

小学生の5人に1人は便秘に悩んでいます。便秘状態に気づいていない子も含めると、もっと多くいるかもしれません。便秘は、ただ単に便がスムーズに出なくなるだけでなく、肌の調子にも影響を及ぼします。

大腸で作られた便は蠕動運動を通して直腸に送られ、排便のサインが脳に送られ、便意が起きます。その時にスムーズに排便されるのが理想です。しかし便秘になると、便はスムーズに腸内を移動せずに溜まってしなかったり、便意の我慢によって直腸内に排泄されずに長期間腸にとどまったりしてしまいます。

そうすると、老廃物を必要以上にとどまらせていることで便は腐敗が進み、有害物質を発生させてしまいます。その発生した有害物質やガスが、腸壁から吸収され、血液中に溶け出して全身を巡ります。

さらに血液と共に運ばれた有害物質は、汗や皮脂などとなり毛穴から体外へ放出されます。しかし、通常、肌細胞には汚れや余分な水分を排出する機能がありますが、有害物質が多いほど肌の新陳代謝が追い付かず、毛穴に有害物質が溜まることでニキビや肌荒れという肌トラブルにつながってしまうのです。

また、小学生の肌トラブルは腸内環境とも大きな関係があります。腸内では常に腸内で有益な働きをする「善玉菌」と、有害な働きをする「悪玉菌」が勢力争いをしている状態です。また「日和見菌」は優勢になった方に味方をする働きがあります。便秘によって発生した有害物質は、善玉菌を減少させ、悪玉菌を増加させます。さらには日和見菌の働きも相まって、悪玉菌はどんどん勢力を増していくのです。

このように悪玉菌が増えて腸内環境のバランスが乱れてしまうと、便秘が悪化しやすくなりますし、肌トラブルもひどくなっていきます。

悪玉菌がニキビの悪化要因「活性酵素」を生む

便秘によって増えた腸内の悪玉菌は「活性酵素」を発生させます。活性酵素はニキビを悪化させる要因の一つと言われています。便秘により悪玉菌が優位になった腸内環境では、多くの活性酸素を発生させてしまうのです。

そのため、洗顔やニキビ専用のクリームなどで肌ケアをしっかりとしていても、ニキビが悪化していくことになります。

便秘と肌トラブルの陥りやすい悪循環

便秘を放置していると、どんどん腸内環境が悪化してしまい、肌トラブルもひどくなってしまうのです。

というサイクルを繰り返すほど、便秘も肌トラブルも悪化していくようになります。

さらに、便秘によって、腸内のビタミン合成にも悪影響を及ぼします。ビタミンは、美容に欠かせない栄養素で、ニキビ改善に重要な役割を果たします。そして、実は腸内で善玉菌がビタミンを合成しているのです。

しかしながら、腸内環境が乱れて悪玉菌が増えてしまうと、ビタミンを分解してしまうアイリナーゼという酵素が増えてしまうのです。そうなると、ニキビや肌荒れの悪化にもつながります。

それから、ビタミンは、美容効果の他、糖質の代謝を促す、血液を作る、骨を健康にする、免疫機能を正常に保つなどの重要な働きもあります。育ち盛りの小学生のビタミンが不足してしまうと、成長にも悪影響をおよぼしかねません。

このように、便秘による腸内環境の悪化は、便秘や肌トラブルの悪化だけではなく、ビタミン不足に陥り、さらなる肌トラブルの悪化、そして子供の成長にも悪影響を及ぼしてしまうのです。

腸内環境の乱れはビタミン合成に悪影響

腸内の善玉菌はビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、ビオチン、ビタミンK、葉酸など約11種類ものビタミンを合成する働きがあります。便秘により悪玉菌が増えてしまった腸内環境では、これらビタミンの合成量も減少してしまい、皮膚の新陳代謝が追いつかなくなってしまい、肌トラブルを起こしやすくなります。また、ビタミン不足は、血液や骨、免疫機能にも悪影響を及ぼします。

便秘によるニキビと、思春期ニキビとの違い

中学生・高校生にもなると、思春期ニキビで悩むことも多くなります。小学生でも思春期ニキビで悩む子も多いのですが、便秘によるニキビや肌荒れであることも多いのです。

まずは、思春期ニキビについて原因を見てみましょう。

思春期ニキビとは?

思春期ニキビは、思春期、まさに成長期にできるニキビです。成長期に分泌される成長ホルモンによって、肌が刺激され、脂が多く出るようになり、この脂や汚れが毛穴に詰まりやすくなります。そして、この詰まった油や汚れをエサとして、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖します。

この増殖したアクネ菌を体内から排出する際に、菌が膿となり、ニキビと化します。

成長期にできる思春期ニキビは、ある意味、出来ても仕方がないものです。多く分泌される脂や汚れを取り除くようしっかりと肌ケアをすることで、改善させることができます。
思春期ニキビ改善におすすめなのは、「「NonA（ノンエー）」」の洗顔せっけんです。強力な泡石鹸で、毛穴に詰まった脂や汚れをしっかりと洗い流してくれます。

思春期ニキビを悪化させる原因

思春期ニキビは成長期に分泌される成長ホルモンの働きによるものですが、普段の生活でも思春期ニキビを悪化させる要因があります。食生活や生活習慣に気を付けることでも、思春期ニキビを軽減させることができます。

食生活

脂っこいものや甘いものを好んで食べていると、思春期ニキビの悪化につながります。肉類や揚げ物、お菓子、ケーキなどを大量に食べていると、脂の分泌量が多くなり、肌に油や汚れが溜まりやすくなります。

それから、カップラーメンや冷凍食品、コンビニの弁当などを頻繁に食べていると、体内に添加物を多く摂り入れることになってしまいます。体には、体内に溜まった添加物を体外に排出するデトックスの働きがありますが、その際にニキビができることがあります。

食生活の乱れは、小学生の便秘の原因ともなります

寝不足

寝不足からニキビを悪化させることがあります。人の肌には約28日周期で新しい肌に生まれ変わるサイクルがあり、「ターンオーバー」と言われています。ターンオーバーは、夜の22時から2時の間に分泌されやすい成長ホルモンによって活性化します。

そのため、夜遅くまで起きていたり、寝る間際にスマホやタブレットを見ていたりして、寝不足や浅い眠り4になっていると、ターンオーバーの周期が乱れ、ニキビの悪化につながります。

寝不足は、小学生の便秘の便秘の原因ともなります。

ストレス

子供でも多くのストレスを感じていますし、ストレスの要因となることはいろいろとあります。ストレスを感じることでホルモンのバランスが崩れ、皮脂の分泌が過剰になることがあります。

多く脂分が分泌されることで、肌に脂や汚れが溜まり、ニキビの悪化につながります。

ストレスは、小学生の便秘の原因ともなります。

肌ケアでは治らない便秘によるニキビや肌荒れ

思春期ニキビの場合は、肌ケアをしっかりとして、毛穴に詰まる脂分や汚れを取り除くことで改善につながります。

しかしながら、便秘によるニキビや肌荒れの場合は、肌ケアだけでは改善ができません。原因となる便秘を解消しない限り、ニキビや肌荒れはなくならないのです。そのため、肌ケアをしているのに治らないニキビの場合は、便秘も

便秘による肌荒れやニキビを解消するには

小学生の便秘によるニキビや肌荒れの場合は、洗顔やニキビ用クリームなどの直接的な肌ケアをしても、改善されないことが多いです。原因となっている便秘を解消しない限り、肌の調子も良くなりません。

まずは、便秘の原因を徹底分析してみましょう

便秘解消にはまずは、便秘の原因を知ることが大切です。小学生の便秘の原因となることはいろいろとあります。

下記の記事を参考に、原因を探って、解消を試みてみましょう。

いかがでしょうか?
お子さんの便秘の原因となっているようなことがあれば、早急に改善するようにしましょう。

しかしながら、実生活上ですべての原因を改善することが難しい場合もあります。また、原因が特定できないこともあります。そのため、一番重要なことは、悪玉菌が優勢になっている乱れた腸内環境を整えることになります。腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えてあげることで、便秘になりにくくなりますし、肌トラブルの悪化を防ぐことができます。

さらに、便秘や腸内環境の悪化は、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルの他、激しい腹痛・嘔吐、口臭や体臭、イライラ・不安、むくみ、膀胱炎などの体の不調を引き起こします。また、切れ痔（裂肛）やイボ痔（痔核）、あな痔（痔瘻）という痔を発症することもあります。

今は大きな症状があらわれていないとしても、このまま便秘を放っておくと、徐々にさまざまな体の不調が出てくるようになります。最悪な場合は、大腸癌や、人工肛門になるほどの複雑化した痔瘻になることもあります。

そうならないよう、小学生の便秘は、たかが便秘と決して軽視せずに、直ちに改善する必要があるのです。

便秘によるニキビや肌荒れを改善!腸内環境の整え方

ニキビや肌荒れを引き起こす、小学生の便秘を改善するには、腸内環境を整えることがもっとも重要です。腸内環境を整えるには、腸内の善玉菌を増やすことが必要です。善玉菌を増やすことで、便秘によって増えた悪玉菌の働きを抑制できます。

善玉菌を増やす方法

善玉菌を増やすには、大きく2つの方法があります。腸内のビフィズス菌（善玉菌）のエサとなるオリゴ糖を摂って、元々腸内にすむビフィズス菌を増やす方法。そして、口から直接、ビフィズス菌や乳酸菌（善玉菌）を摂って腸内の善玉菌を増やす方法です。

オリゴ糖で善玉菌を増やす

そこで、まずおすすめしたいのが、「カイテキオリゴ」です。数多くあるオリゴ糖の中でも6種類という最多のオリゴ糖に、さらに2種類の食物繊維を配合しているスッキリが期待できるオリゴ糖になります。また、腸内のビフィズス菌は30種類以上あり、各種類で好みのオリゴ糖は変わると言われていますが、「カイテキオリゴ」は、30種類以上のビフィズス菌を活性化させることができますので、非常に効果を感じやすいのです。

そのため、まずは、「カイテキオリゴ」で腸内のビフィズス菌を増やしてみましょう。「カイテキオリゴ」は、ほんのり甘い粉状になりますので、小学生のお子さんでも嫌がらずに摂りやすいです。牛乳に入れて飲んでも良いですし、熱に強いので料理の中に混ぜて調理をしてしまっても大丈夫です。また、赤ちゃんから、子供、妊婦さん、大人と家族で食べることができます。
おすすめ商品：カイテキオリゴ

乳酸菌で善玉菌を増やす

次におすすめなのが、ヨーグルトに似た発酵乳である「オリジナルケフィア」です。便秘解消に日常的にヨーグルトを食べている家庭も多いと思います。しかしながら、一般的なヨーグルトの場合は、含まれるビフィズス菌や乳酸菌が腸に届くまでに胃酸や胆汁で死滅してしまうことが多いのです。腸まで生きたまま届くビフィズス菌や乳酸菌を摂らないと駄目なのです。

それから、腸内の乳酸菌は人によって種類が異なります。ヨーグルトは1～2種類の乳酸菌で発酵していることが多いため、腸まで生きたまま菌が届いたとしても効果が得られないことも多いのです。その点、「オリジナルケフィア」は複数の乳酸菌と複数の酵母で発酵しているため、効果を感じやすいのです。毎日のヨーグルトの習慣を「オリジナルケフィア」に変えるだけでも、腸内の善玉菌を増やすことにつながります。
おすすめ商品：オリジナルケフィア

小学生はまだまだ子供です。親が助けてあげないと、子供一人で食生活を変えたりすることは難しいです。

けれど、「カイテキオリゴ」や「オリジナルケフィア」であれば、それほど手間暇をかけずに、日々の生活に加えられる習慣です。「オリジナルケフィア」は種菌を牛乳や豆乳などに入れるだけで常温で発酵しますし、出来上がったケフィアに「カイテキオリゴ」をかけて食べることもそれほど難しくはありません。

お子さんに興味を持たせて食べさせるのも、毎日続けるには大切なことですね。

まとめ

・便秘になると、腐敗した便が有害物質を発生させ、血液中に溶け出して、全身を巡ります。その有害物質がニキビや肌荒れなどの肌トラブルを引き起こします。
・便秘は腸内環境を乱し、便秘をさらに悪化させ、腸内のビタミン合成にも悪影響が出ます。また、悪玉菌が活性酸素を生み出し、ニキビや肌荒れを悪化させます。
・思春期ニキビはしっかりと肌ケアすることで改善できますが、便秘によるニキビや肌荒れは便秘を治さない限り改善されません。
・便秘によるニキビや肌荒れの解消には、腸内環境を整えることがもっとも重要です。
・腸内環境を整えるには、腸内の善玉菌を増やすことが必要です。