小学校受験、願書提出は一番を狙って早めに 、とお受験対策塾などで言われることもあるようですね。ネット上にあった情報の一つです。
私立小学校の場合は、願書提出が早い=熱意が半端ない、と取られてプラスになることもありそうな気もします。
が、国立小学校の場合は、どうでしょうか? 少なくとも、長女が受験した地方の国立小学校に限っては、全く関係がなかったと思います。
ですがやっぱり、願書提出の順位にこだわる親子は、国立小学校受験に対する意気込みがちょっと違いました。
私の場合は、願書提出において、早さは全く気にしませんでしたが、他のことにこだわりました。
この記事に書いてあること
私が願書提出でこだわったこと
まず、私が長女の願書を提出するにあたり、こだわったことを書きたいと思います。
早さには全くこだわりませんでした。むしろ、あまりに早いのは避けたかったので、2日間の提出期間のうち、1日目の午後に願書提出を行いました。郵送で提出の学校もあると思いますが、我が家の場合は直接学校に出向くものでした。
というのは、娘が受験した国立小学校の場合、1日目は面接試験があったのですが、それは願書提出順だった のです。もしも、1番や2番だと、訳も分からないままに面接をすることになって、うまくいかない可能性があるような気がしたのです。
だからといって、あまりに遅い順番だと、待ち疲れてしまってグダグダになってしまっても困りますので、程よい順番にしてあげたかったのです。
一応、長女の性格などを考慮した上での、私なりの考えです。
実際の順番は、全体の中頃よりやや後ろといったくらいで、ちょうど良かったのかな、と思います。
願書提出の順位にこだわった親子の意気込みのすごさ
長女が受験をした国立小学校においても、願書提出の順位にこだわった親子は存在 しました。本当にこだわったのかどうかは分かりませんが、服装などからそう判断します。
1番から15番くらいの親子は、いわゆる、お受験スタイル で来ていました。お子様は、まさにお受験服という感じの濃紺のワンピースにボレロ、白ソックス、髪の毛は二つに分けて三つ編みもしくは編み込み、でした。
付き添いのお母様も、お受験服のお手本のような濃紺のスーツでした。
正直なところ、心底驚きました。
私自身の知識不足でもあるとは思うのですが、お受験と言っても、国立小学校だし、地方都市だし、こんなにも気合を入れてくる人たちがこれだけたくさんいることに衝撃を受けてしまいました。
しかも、小雨の降る肌寒い日だったのに、素足をさらした短い白ソックスの子も複数いましたので、心の中で、「風邪ひかないでよ~」「実技試験明日だよ~」なんてことをつぶやいてしまいました。
でもだからといって、この人たちが全員受かったとは考えられません。実際に、この中の何人が合格したのかは知る由もありませんが、もしも全員合格したとしても、それは願書提出の順番ではなく、ただ単に考査の結果を考慮されたのだと思います。
何故そう思うかと言いますと、願書の受付順で早さにこだわらなかった我が家の長女が合格していますし、長女の面接時の服装はお受験スタイルとは正反対と言えるくらいのキレイ目カジュアルだったからなのです。
そのため、国立小学校の場合は、願書の受付順位も服装も、特別考慮していないと感じました 。受験・合格者の一人としての意見ですが。
もちろん、全国に70以上の国立小学校がありますから、中には願書の受付順位を重視しているところももしかするとあるかもしれません。(ないような気がしますが…) そのような学校の場合は、早く願書を提出するに限りますから、事前に情報を得られると良いですね。
実技試験は、願書の受け順ではなかった
長女受験した国立小学校の場合、1日目は面接のみで、2日目に実技試験がありました。また、面接を受ける前に、実技試験を受ける順番のクジを引きましたので、実技試験の順番はそのクジによって変化したのです。
そのため、気合いを入れて早めに願書提出をした方でも、実技試験は最後の方になった方もいるでしょうから、願書提出の早さが有利に働いたことは一切ないと思います。
私立小学校の場合は、その学校への熱意をはかる一つのモノサシとして、重要視されるような気もします。それも学校によるとは思いますが。
一方、国立小学校の場合、合否の判断基準は本当に多岐に渡るので、願書の提出が早いか遅いかなんて言うのはどうでも良いというか、こだわるところが違うと感じます。
小学校受験、願書提出のタイミングに悩んだら
もし、小学校受験をするにあたって、願書を提出するタイミングに悩んだら、情報をたくさん持っているだろう幼児教室やお受験専門塾の先生方に相談し、アドバイスを受けるのが一番良い と思います。
もし、そういうところに通っていなければ、経験者を探し意見を聞いてみましょう。その伝手も何もないのであれば、持っているだけの情報から自己判断をするしかないですね。
私の場合は、受付順に面接があったので、長女がリラックスをして受けられそうな順番を意識して、提出時間を選びました。半分より少し後ろの番号でしたが、ちょうど良かったと思います。
もし、1番や2番を狙って提出していたら、長女の性格上、変に緊張して、訳も分からないままに面接時間になってしまって、失敗してしまったかもしれません。
持っている情報の中で、自分なりに判断をして決める、これも重要なことだと思います。
受験である限り、願書受付順がすべてではない
例え、願書の提出順を重要視している学校だったとしても、無試験で先着順の合格者決定でない限り、一番最後の番号になっても無条件に不合格になることはないと思います。
もしかしたら、小学校によっては、受付順が一番最後=相応しくない、と捉える学校も中にはあるのかもしれませんけど、少なくとも、国立小学校であればそのような学校は存在しないと思います。
また、一番目や二番目がより強い熱意を感じられて、印象が良く、有利に合格になることがあったとしても、それ以上に優秀で、熱意を表現し、その学校に相応しいとアピールすることができれば、きっと合格に結びつくでしょう。
長女が受験した国立小学校一校しか受験を経験していませんし、他のことは何も知りませんが、私個人の考えとしてはそんな風に感じています。
それから、もしも、長女が私立小学校を受験したとしたら、きっと多分、願書提出の順位にこだわって、早めに提出した気もします。やはり、私立小学校ならば、その辺を重視し、多少なりともプラスに働く要素があるように感じるからです。
国立小学校の願書提出、早い方が有利? まとめ
国立小学校受験の場合は、願書の提出順において、有利不利というものはないと思います。ただし、素敵なお受験スタイルで気合を入れて、少しでも早くに願書を提出することにこだわっている方も存在します。
そして我が家の場合は、願書の受付順で面接の順番が決まったので、長女がリラックスして受けられそうな番号を狙って、願書提出のタイミングを決めました。結果、半分より少し後ろの番号で、良い状態で面接に挑めたと思います。
もし、願書提出のタイミングで悩む場合は、情報をたくさん持っている幼児教室やお受験専門塾に相談をしてアドバイスをもらったり、自分なりに情報を集めて判断することが大切 だと思います。
しかしながら、願書提出が一番最後になったからと言って、無条件に不合格になるようなことは、多分、どの学校でもない気がします。断言はできませんが。