小学生のうんち漏らしの原因は我慢のし過ぎ。便秘からなる遺糞症とは

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小学生なのに、うんち漏らしをしてしまうのは便秘が原因かもしれません。

●小学生になった途端に、うんちを漏らすようになった…
●小学生なのにうんちを漏らすようになってしまって…
●何度もうんちでパンツを汚すようになって…
●子供も気づかない間にうんちが漏れてきてしまうようで…
という子が意外といるのです。

おむつが外れてからはうんちをパンツに漏らすことなんてなかったのに、「小学生にもなって、どうして!?」と、お子さんを怒ってしまう親御さんもいれば、悩んでしまう親御さんもいるでしょう。

実は、この小学生のうんち漏らしは、便秘が原因で起きていることがあるのです。

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うんち漏らしの原因!?遺糞症とは

遺糞症とは、排泄障害の一つで、4歳以上の子が本来してはいけない場所や状況で排泄をしてしまうことです。便失禁とも言います。

おむつをしていたり、おむつ外れが完璧でなかったりする乳幼児の場合は、おむつの中や床など不適切な場所でうんちをしてしまっても当然のことですが、だいたい4歳くらいで排便行為をマスターしトイレでうんちをするようになります。

しかしながら、4歳を超えても、不適当な場所や状況でうんちをしてしまったり、パンツにうんちを漏らしてしまったりする場合は、遺糞症と言えます。

故意にそうした行為をすることもあれば、無意識のうちにしてしまっていることもあります。

小学生であっても、遺糞症に悩む子がいるのです。

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小学生の遺糞症の発症率


子供の遺糞症の発症率は、1%と言われています。また、男女比で言うと、男子の方が圧倒的に多く、女子の3~5倍だそうです。

小学生の便秘も、女子よりも男子の方が多いと言われています。やはり、これは小学校での便意の我慢が便秘の原因に関連していることによるのではないでしょうか。

というのは、男子トイレは女子トイレと異なり、大と小で便器が分かれていることがほとんどです。そのため、男子が個室に入れば、うんちをしていると周囲に知られることとなりますから、それを避けるために人気の少ないトイレに行って用を足したり、便意を我慢してしまったりする子が多いのです。

中でも便意を我慢してしまう子が多く、我慢することが癖になってしまっていると、だんだん便意を感じなくなり、直腸性便秘となってしまうのです。そして、直腸性便秘が悪化することで、うんち漏らし、つまりは遺糞症を発症してしまうのです。

続けてうんちを漏らしたり、3ヶ月に間に月一度以上うんちを漏らすようであれば、遺糞症と言えるようです。
学校のトイレに行けない症候群増加!?悪化すると便秘の原因に

遺糞症のタイプ

遺糞症には3つのタイプがあります。

便秘タイプ
下痢タイプ
心因タイプ

便秘タイプ

遺糞症のうち、この便秘タイプが約9割と言われています。
小学生に多くみられる直腸性便秘がひどくなると、直腸にうんちが溜まり、さらに水分を吸収されることでとても硬くなってしまいます。直腸に硬いうんちがあることで蓋を閉められたような状態となってしまいますから、新しく作られたうんちが排出されずにどんどん溜まっていきます。そして、その新しく溜まったうんちが、硬くなったうんちの隙間から漏れ出てくるようになります。これが遺糞症の原因となります。

また直腸性便秘は、便意を我慢し続けることで、便意を感じなくなって起こる便秘ですから、無意識のうちに、うんちが漏れ出てきてパンツを汚していることが多いです。固まったうんちというよりは、漏れ出てきた下痢のような水っぽいうんちでパンツを汚すことが多いです。

そして、日中の起きている時にもうんちは漏れ出てきますが、就寝時にも漏れ出てくることがあります。

下痢タイプ


何かしらの理由で下痢をしていたり、便が柔らかすぎたりすると、直腸でその便を溜めておくことができず、そのまま流れ出てしまうことがあります。

もし、胃腸炎や風邪、食あたりなどで下痢をして、トイレまで間に合わずに一、二度出てしまった、というような原因がはっきりしている場合は、それほど気にしなくても大丈夫そうです。子供は、胃腸炎や風邪、食あたり、冷えなどで下痢をすることがよくあります。下痢状態が数日続いている場合は、病院で診察を受けるようにしましょう。胃腸炎や風邪などの下痢の原因が治れば、うんち漏らしもしなくなるでしょう。

また、主にストレスが原因とされる痙攣性便秘からくる下痢の可能性もあります。痙攣性便秘はストレスなどの原因で自律神経のバランスを崩し、腸の働きに異常をきたしている状態です。そのため、腸が痙攣し、便秘と下痢を繰り返すことが多いのです。便秘と下痢を繰り返しているようであれば、痙攣性便秘も疑ってみる必要があります。放置していると、過敏性腸症候群を発症する可能性もあり、注意が必要です。

心因タイプ


便秘や下痢とは関係がなく、何かしらの要因やストレスから起こる遺糞症のタイプです。

小学生のほとんどは、小学校のトイレでうんちをするのを嫌がります。そのため、便意を感じてもトイレに行かず、そのまま漏らしてしまうことがあります。人は便意を感じた時に、今排泄をするか、トイレに移動するためなどに一時的に我慢をした後にいきんで排便するか、コントロールすることができます。

しかしながら、小学生の子供だと、まだそのコントロールが上手にできなかったり、便意自体が弱く便意を感じた時には排便寸前だったりということもあります。そうすると、便意を我慢しきれなかったり、トイレに間に合わかったりすることで、うんちを漏らしてしまうことになります。

それから、何かしらのストレスが原因で、遺糞症となることもあります。小学校への入学、進級、先生や友達間でのトラブル等、小学生であってもいろいろなストレスを感じています。ストレスが原因の遺糞症になることもあれば、ストレスから便秘になり遺糞症を引き起こすこともあります。ストレスは万病の元とも言いますから、小学生といえども、何か思い悩んでいるようであれば、話を聞いてあげられる親子関係を普段から築きましょう。

また、裂肛(切れ痔)などにより排便時に痛みを感じる場合、その痛みが怖くて排泄に不安を感じ、漏らしてしまうようなこともあります。そのような場合、痛みの原因を取り除いてあげるとともに、精神的な不安も解消してあげる必要があります。

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小学生のうんち漏らし解消法

小学生のうんち漏らしは、遺糞症から起こっていることがほとんどですから、その原因となることを解消する必要があります。

まずは、一番の原因となっている便秘を解消することが大切です。

まずは、溜まっている便を取り除く


直腸性便秘が悪化したことにより、非常に硬くなったうんちの隙間から新しいうんちが漏れ出てくるような状況の場合、一刻も早く、その詰まった硬い便を取り除いてあげることが必要です。

漏れ出てきているということは、すでに便秘が悪化している状態で、自力では排便ができないかもしれません。市販の子供が使える下剤や浣腸もありますが、まずは病院で受診することをおすすめします。小学生ですので、基本的には小児科で良いと思います。ただし、ひどい便秘状態の場合は、小学生であっても専門医のいる肛門科の方がおすすめですし、病院によっては便秘外来もありますので調べてみましょう。

そして、病院での処置としては、原因が便秘によるものと認められれば、主に浣腸により処置されることが多いようです。ひどい場合は、摘便(手で詰まった便を取り除く)による処置をされることもあるそうです。これは、医師によって判断も治療も異なります。

さらに、何年もの間遺糞症が続いていた場合は、溜まっている便も相当な量になっています。その場合、一度の浣腸では出し切れず、自宅で毎日のように浣腸をして、とにかく溜まっている便を出すようにするそうです。便をやわらかくする薬を併用することもあります。いずれにしても、溜まった便を出す、というのは一番初めに行う処置です。

レントゲンで分かる腸に詰まったうんちの量


便秘の状況を調べるために、腸のレントゲンを撮ることがあります。腸が真っ白く写っていて驚くことがありますが、腸の中にうんちやガスが詰まっていると白くなるそうです。

本当にひどい状態だと、腸が全部真っ白で、腸が通常の何倍もの長さに伸びてしまっていることもあります。そして、うんちが溜まる場所がなくなり、他に溜まる場所を作ることもあったりするそうです。そこまでひどいと、お腹に激痛やめまい、時には気を失うようなことも起きることもあるようですし、腸が破裂する危機に陥り命にもかかわってきてしまいます。また伸びた腸を短くする手術を行う必要が出てくることもあるそうです。

大事に至らなくて済むよう、うんち漏らしが続く場合は病院で受診するようにしましょう。

便秘の原因となることを改善しよう!

腸に詰まった便を取り除くことができたら、次は便秘の原因となっていることを改善していきましょう。

食生活の改善

現状の便秘状態を取り除けたら、また便秘にならないよう食生活の改善を行う必要があります。
まずは、食物繊維を意識的に摂るようにしましょう。
そして、肉料理を食べることが多い場合は少し控えめにし、栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。

食生活と便秘の関係について詳しく見る

運動をする

運動不足の小学生が増えています。
運動をあまりしない、好きではない子の場合、便秘になりやすいです。

特に弛緩性便秘は運動不足により起こる便秘の種類です。
腹筋を鍛えることで、スムーズに排泄できるようになります。

運動不足と便秘の関係について詳しく見る

水分をしっかりと摂るようにする

水分不足により、便が硬くなり、スムーズに排泄できなくなり便秘を引き起こしていることがあります。
特に、小学生の場合は、学校にいる間に水分補給が十分に行われていないことが多いです。
休み時間の度に、コップ一杯くらいずつ水分を補給するよう改善してみましょう。

水分不足と便秘の関係について詳しく見る

ストレスの原因を解消する

ストレスからの心因性の場合、そのストレスの原因を取り除く必要があります。
便秘の原因がストレスであることもあります。
まずは本人の話を聞いたり様子を見たりして、ストレスとなっていることがないか、それを取り除けるか、取り除けない場合は他の方法でストレスを解消できるか、試してみましょう。

場合によっては非常に深刻な悩みなどになっていることもあります。
そのような時には、専門機関でのカウンセリングを受けるなど手立てを探してみましょう。

ストレスと便秘の関係について詳しく見る

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小学生のうんち漏らしの再発を防ぐために

小学生のうんち漏らしは、原因となる便秘を根本から改善しない限り、再発する可能性が高いです。

そのため、小学生のうんち漏らしを再発させないように、便秘の原因となる食生活や生活習慣の改善をすると同時に、腸内環境を整えて便秘や下痢になりにくくすることと、毎朝排便をする習慣をつけることが重要なのです。腸内環境を整えることで、多少の食生活や生活習慣の乱れが生じても、便秘や下痢になりにくくなります。そうなれば、うんち漏らしや遺糞症の再発を防げるのです。

腸内環境を整えるとは?

小学生のうんち漏らしは、便秘や下痢、ストレスなどから起こります。便秘や下痢の原因となることを改善し、ストレスを溜めないことが大切ですが、さらに、腸内環境を整えることも必要です。

というのは、うんち漏らしや遺糞症を起している場合、腸内には悪玉菌が増えて、腸内環境が乱れている状態になっています。そのため、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えることが重要です。善玉菌優勢の腸内環境に整えられると、多少の食生活や生活習慣が乱れ、ストレスなどが生じても、便秘や下痢になりにくくなるのです。また、腸内の善玉菌が多いと風邪やインフルエンザにかかりにくくなると言われていますから、そのような疾患から下痢になることも減る可能性が高まります。

そして、腸内環境を整えるには、善玉菌となるビフィズス菌や乳酸菌を直接口から摂る方法(プロバイオティクス)と、ビフィズス菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を摂る方法(プレバイオティクス)があります。ここで、小学生が手軽に効率良く腸内環境を整える方法を紹介します。

プロバイオティクス:善玉菌である乳酸菌を摂る方法


腸内の善玉菌を増やす方法として、生きたまま腸に届く乳酸菌(善玉菌)を口から直接摂る方法があります。乳酸菌といえばヨーグルトを思い浮かべる人も多いと思いますが、ここで大切なのは、必ず、生きたまま腸に届く乳酸菌が含まれているものを選ぶことです。多くの乳酸菌は腸に届く前に、胃酸や胆汁で死滅してしまうのです。それだと、腸内の善玉菌を増やすことにはなりません。

そこでオススメなのは、「オリジナルケフィア」です。ヨーグルトに似た発酵乳ですが、ヨーグルトよりも酸味が少なく、世界三大長寿地域のコーカサス地方で何千年も前から食されていたものなのです。通常ヨーグルトは1種類の乳酸菌で発酵していますが、「オリジナルケフィア」は複数種類の乳酸菌と酵母菌で発酵していて、腸内の善玉菌を効率良く増やすことが可能なのです。

しかも、自宅で手軽に手作り可能なので、いつでも新鮮なケフィアを食べることができます。また牛乳だけでなく、低脂肪乳や豆乳などでも作れますので、味や食感に飽きることなく、毎日食べ続けられます。フルーツやジャム、シリアルなどを混ぜて食べても良いですね。
オリジナルケフィアの詳細はコチラから

プレバイオティクス:ビフィズス菌(善玉菌)のエサとなるオリゴ糖を摂る方法


もう一つの善玉菌を増やす方法として、オリゴ糖の摂取があります。オリゴ糖は、腸内の善玉菌であるビフィズス菌のエサとなり、腸内のビフィズス菌を増やすことができるのです。ただ、注意しないといけないのは、ビフィズス菌の種類は30種類以上あり、それぞれに好みとするオリゴ糖も変わるということです。そのため、タイプの合わないオリゴ糖を摂り続けても効果が見込めないのです。

そこでオススメなのは、「カイテキオリゴ」です。「カイテキオリゴ」は、多くのオリゴ糖商品は1~2種類のオリゴ糖だけでできているのに比べて、最も多い6種類のオリゴ糖が配合されているだけでなく、便秘解消に有効な2種類の食物繊維までも配合されているのです。

しかも、「カイテキオリゴ」独自の製法によって、30種類以上のビフィズス菌をほぼ活性化させることができるのです。「カイテキオリゴ」は、粉末状で、牛乳やヨーグルトなどに混ぜて食べても良いですし、熱に強いので料理に加えてしまっても大丈夫です。ほんのりと甘いので、甘味料代わりとして使うこともできます。
カイテキオリゴの詳細はコチラから

毎朝、排便をする習慣をつける


小学生のうんち漏らしの原因は便秘が主で、その便秘の原因となる要因は、小学校のトイレでうんちをしたくない、ということです。そのため、登校後にうんちの心配をしなくて良いように、朝のうちに排便を済ます習慣をつけるようにしましょう。

それには、睡眠時間を十分にとり、朝、余裕を持って起きて、朝食をしっかりと食べた後にトイレに行きうんちをする、という一連の流れを習慣づけることが必要です。小学生が一人ですべてを時間通りに行うことには難しいと思いますので、親御さんのフォローがポイントとなるでしょう。

また生きたまま腸に届く乳酸菌やビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖の摂取で、善玉菌が優勢な腸内環境が作られていれば、便秘しにくくなり、朝の排便習慣も定着しやすくなります。それから、初めのうちは、トイレに行っても思うように排便できないかもしれません。それでも、朝の同じ時間に10分トイレに座るようにしましょう。出るまでいきみ続けるのは絶対にダメです。痔などの原因にもなってしまいます。10分で排便されなかったから諦めて出る、でも毎日同じ時間にトイレに行く、ということを続けることが大切です。

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うんちを漏らしても感情的に叱らない

小学生がうんちを漏らすと、親としては心配や戸惑いもあるでしょうが、「どうして、うんちを漏らすの!?」「どうして、トイレに行かないの!?」と感情的に怒ってしまうことも少なくないでしょう。

しかし、遺糞症の場合、感情に怒られることで、「またうんちを漏らしてしまったらどうしよう」というストレスを感じ、心因性からまたうんちを漏らす、またはストレスから便秘になりうんち漏らしを引き起こすという悪循環に陥ってしまうことがあります。

遺糞症は排泄障害ですから、叱らずに、解消するための方法を一緒に見つけるよう行動しましょう。

それから、漏らした便の臭いや汚した衣類を洗う手間などから叱ってしまうこともあるでしょう。
でも、漏らしてしまって辛い思いや悩んだりしているのは、その子供本人ですから、叱ることでより精神的に追い詰めないよう気をつけましょう。

うんち漏らしが続く場合、学校で漏らしてしまった時の対応を学校側に相談しておきましょう。着替えを持たせ、保健室などで着替えられるよう対応してもらう、など。
クラスの子に知られてしまうと、からかいやいじめの対象になってしまうこともありますから、バレずに対処してもらうよう依頼をしておきましょう。

子供が必要以上に嫌な思いをしたり、傷ついたりしないよう、学校側と相談をし、状況を理解してもらうことも大切です。

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小学生の遺糞症経験者の話

お子さんが遺糞症によるうんち漏らしを経験した親御さんの話です。

小学校入学からまもなくしてうんち漏らし(お子さん:小学1年、男子)

小学生になって、パンツをうんちで汚すことが増えました。

上手に拭けなかったのかな?というくらいの汚れから、泥状のうんちが少し出てしまったり、水っぽい下痢のようなものが染みていたり、コロッとしたうんちが出てしまっていたり。本人の話を聞くと、気づかないうちに出てしまうことが多い、と。

まずは行きつけの小児科で相談をしましたが、「きちんとトイレに行かないとね… 小学校の生活に慣れればトイレにもきちんと行けるようになるんじゃないかな」という程度でした。「何かの病とか?」と質問した私に対して、その先生は、「え? トイレに間に合っていないだけでしょう?きちんとトイレでうんちしないと」と笑っているような怒っているような態度でした。

何だか納得できずに、違う小児科にかかりました。状況を全部お話すると、お腹を触診した後に、レントゲンを撮ってくれました。そして、レントゲン結果を元に、「ひどい便秘が原因の遺糞症」であることを教えてもらえました。

原因が特定された時は、本当に涙が出るほどホッとしました。浣腸を数日続けて排便を促し、溜まった便を取り除くことで解決しました。

また便秘になってしまう原因は、正確には分かりませんでした。ただ、便秘が続けば、また遺糞症なる可能性があると聞き、知人にすすめられた「カイテキオリゴ」を摂るようになりました。子供が自分で、だいたい朝に、牛乳にスプーン1杯を入れて飲んでいます。おかげで、1日1回は排便できるようになりました。毎日、うんちが出ているか確認するようにしています。今のところ、再発はしていません。

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「臭いよ?」と指摘しないと気づかないうんち漏らし(小学2年、男子)

「何だか臭いよ?うんち出ていない?」と私から息子に聞いても、「出ていないよ」と。それでも、トイレに行かせてみると、下着を下してパンツにうんちが漏れているのに気付く、ということが続きました。本人も驚いて、「いつ出たんだろう」とショックを受け落ち込むようになってしまっていました。

でも私は、「なんでうんちを漏らしているのに気付かないの?もう小学生だよ?2年生だよ?そんなんじゃ友達いなくなるよ!」とひどい言葉をたくさん言ってしまっていました。さらには、「この汚れたパンツ、誰が洗うの?うんちで汚れるとなかなか落ちないんだよ?これ、買ったばかりのパンツでしょ!?」と息子を責めてしまっていました。

息子は赤ちゃんの頃からよく便秘で小児科を受診しており、浣腸を使って排便を促すこともよくありました。行きつけの小児科の先生は女性で、よく息子の便秘についても相談をしていました。

でも今回のうんち漏らしは、下痢(だと思っていました)。小児科に行き、先生に、「便秘で悩んでいたのが、今度は下痢なんですよ。パンツ汚してばかりで、臭いし、汚いし、本当にどうしようもないんです」なんて笑いながら愚痴ってしまったら、いつもは笑顔でやさしく接してくれる先生が、「そんな風に言ってはいけません、この息子君の症状は、お母さんが原因です」と言われてハッとしました。

なんと、原因は下痢ではなく便秘で、遺糞症と言われました。もともと息子は便秘気味にも関わらず、きちんと排便をしているか確認もしておらず、食物繊維を多く摂るなどの対応もまったくしていなかったのです。もう小学生だし、本人も何も言わないから大丈夫だろう、と思い込んでいたのです。しかも、私は息子の小学校入学と同時に、仕事を再開したため、毎日が忙しくて細かく気にする余裕もなかったのです。

病院での診察は、浣腸と便をやわらかくする薬を処方してもらい、終わりました。

そして、先生からの指摘を受け、まずは食生活を見直すことにしました。ついつい私の帰りが遅くなると、インスタント食品や冷凍食品で終わりにしてしまうことが多く、それも便秘が悪化した原因でした。そのため、冷凍おかずでもしっかりと栄養バランス良く食べられる「わんまいる」の利用を始めました。主菜1品+副菜2品のおかずセットは、息子にとって少し多目の量ですが、栄養バランスも良く、簡単に調理できるのが気に入っています。あと、オリゴ糖が良いと聞いたので、食べさせています。

まだまだ小学2年生は、親がしっかりと見てあげないと駄目なんだと、再認識し、反省した出来事でした。

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小学生のうんち漏らしの原因は我慢のし過ぎ。便秘からなる遺糞症とは まとめ


小学生のうんち漏らしは、遺糞症であることがあります。

その遺糞症は、3タイプあります。
●便秘タイプ
●下痢タイプ
●心因タイプ

そのうち、便秘タイプが9割と言われています。

特に小学生の遺糞症は、便意の我慢から起きる直腸性便秘が原因であることがほとんどです。そのため、遺糞症の解消には、まずは溜まった便を排泄し、次に便秘になりにくい食生活や生活習慣を心がけましょう。

また、小学校でうんちの心配をしなくても良いように、朝のうちに排便する習慣をつけましょう。
そして、多少の食生活や生活習慣が乱れても便秘になりにくい腸内環境をつくることが大切です。

そのためには、効率的に善玉菌を増やすことができるカイテキオリゴとオリジナルケフィアの摂取がおすすめです。

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