国立小学校受験対策、やり過ぎてロボットになった子

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国立小学校受験対策のやり過ぎって正直どうなんだろう?と思うんですよね。

というのは、実際に、長女の国立小学校受験で、一見、受験対策をしっかりとしてきて“優秀”に思えた子が、だんだんと、ロボットにしか見えなくなってしまったのです。

これって、高評価に値するのかな?

国立小学校の受験対策は、確かに、受験に合格するための対策ではあるのですが、内容によっては必ずしも決まった答えが高評価されるものではないですし、思考力や想像力、想像力、対応力などが重要だったりもするのです。

では、なぜ私が、ロボットになった子、と感じてしまったのか書いていきましょう。

国立小学校受験で見かけたロボットになってしまった子

私が、国立小学校の受験当日に見かけた子、一見、非常に優秀な子に見えました。Aちゃんとします。長女と受験番号が近かったので何かとそのAちゃんの様子が見えたのです。待機時間の行動や付き添いである母親との会話もそうですが、一番驚いたのは、行動観察でした。

長女が受験した国立小学校の行動観察は、4人である課題をこなす、というものでした。2組同時に行いましたので、お隣の組にいたAちゃんの様子も否応なく見えました。

長女の組は、ほとんど声を出す子がいなく、それぞれが何となく作業している状態。一方、もう一組は、Aちゃんがリーダーシップをとって、どんどん作業を進めていたのです。しかも、残りの3人のうち2人も、Aちゃんに合わせて積極的に声を出していました。

でもちょっと待って…

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優秀そうに見えたけど、何かが違う

積極的に声を出して動いていたAちゃん、そして、Aちゃんに合わせて声を出して動いていた二人、BちゃんとCちゃん。

「うわー、完璧だわ。すごすぎる、絶対に合格だよね」

と完成度の高い行動観察に非常に焦った私。なぜならば、長女の組は、ほとんど誰も声を出していないし、長女も他の子の様子を窺いながら動いているだけ。あれだけ、「声を出してね」「他の子に話しかけてね、気を配ってね」と言っていたのにも関わらず、ほぼ無口でキョロキョロしながら作業をしている状態。

「声出せー」と何度も心の中で長女に向かって叫びました。

でも、Aちゃん、Bちゃん、Cちゃんの言動には違和感があったのです。

Aちゃん「私からやるね」
Bちゃん、Cちゃん「いいよー」

Aちゃん「これはこれで良い?」
Bちゃん、Cちゃん「いいよー」

Aちゃん「次はこれで良い?」
Bちゃん、Cちゃん「いいよー」

Aちゃん「こうやっても良い?」
Bちゃん、Cちゃん「いいよー」

Aちゃん「こうしたよ」
Bちゃん、Cちゃん「いいよー」

Aちゃんは、ひたすらセリフのように発言をして、それに対して、BちゃんとCちゃんが、すかさず「いいよー」とこれまたセリフのように繰り返しているのです。しかも、非常に良いテンポで続いたのです。餅つきのようでした。

あれれ?

Aちゃんは本当にまわりを見て、他の子と協力しながら課題をこなしていっているんだろうか? Bちゃん、Cちゃんは、Aちゃんの一つひとつの発言に対して、本当に賛同してやっているだろうか? Dちゃんはどうしていたんだろう?

一見優秀に見えたAちゃん、そして、BちゃんとCちゃんの動き。だんだんと、違和感から疑問を持つようになったのです。

まさにロボット!これは高評価なのか?

長女が受験した国立小学校の行動観察は、5~10分程度のものでした。それほど長い時間ではなかったので、特に重点が置かれているような印象もなく、無難こなせていれば大丈夫そうな感じでした。あくまでも、終わってからの印象として、ですが。

行動観察は、絶対に声を出さなくてはいけないものではないですし、黙々と作業をしても必ずしもマイナス評価になるものでもないです。正しい評価基準は公表されていませんので分かりませんが…。

そして、Aちゃん、Bちゃん、Cちゃんの行動。まさにロボットでした。途中から受験対策をやり過ぎて、ロボットになっちゃったんだなーとしか思えなくなりました。そして、これが高評価になるとも思えなかったのです。

後々分かったことですが、Aちゃん、Bちゃん、Cちゃんの役割が一瞬にして合致したのは、同じ幼児教室に通っていて何度も一緒に受験対策を行ってきたからでした。行動観察って、こういう練習をさせられるのですね。

でも、受験対策としては完璧に見えても、実生活に置き換えてみたらどうでしょうか?

3人とも、ただ単に演じているだけ。実際の幼稚園生活の中で、お友達との間でこんなやり取りがなされているとは到底思えません。

何か、違う気がしませんか?

行動観察って、こういう対策をすることでしょうか?

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国立小学校の受験対策でロボットになってしまった子は優秀?

国立小学校の受験対策のやりすぎでロボットになってしまった子、本当に優秀なのでしょうか?

行動観察だけではなく、面接でも、口頭試問でも、同じことが言えます。模範解答のような受け答えが出来る子、用意しておいた答えをきちんと言える子、そういう子が優秀なのでしょうか?

一見、とても優秀に見えるのです。

でも実際は、そうでもないような気がします。

他の子が違う動きをしたら対応できるか?

もし、4人組の中で、違う動きをする子がいたら、果たしてその子たちは対応ができたのでしょうか?

国立小学校の受験当日、その組のDちゃんはどんな動きをしていたか分かりませんでした。例えば、このDちゃんが、Aちゃん、Bちゃん、Cちゃんの輪を乱すような行動をしたとしたら、どうなったでしょうか?

Aちゃんに、「私がこれやるから、あなたは違うことやってくれない?」と言ったら?

Bちゃんに、「私は何をやればいいの?」と聞いたら?

Cちゃんに、「私もこれやりたい」と言ったら?

Aちゃんは、「いいよ、じゃあ、私は違うことをやるね」とか、「交替でやろうよ、ちょっと待ってて」とか、言えたかな?

Bちゃんは、「じゃあ、あれをやったらどうかな?」とか、「一緒にこれやろうよ」とか、言えたかな?

Cちゃんは、「いいよ、交代してあげるね」とか、「ちょっと待ってて。もう少し私にやらせて」とか、言えたかな?

実際にどうなったかは分かりませんけど、ロボット状態になっていた3人の動きから想像すると、Dちゃんを無視して推し進めてしまったんじゃないかな、と。あくまでも想像です。

完璧に受験対策をし過ぎていて、臨機応変に動いている姿が全く思い浮かばなかったのです。また、何度も顔を合わせて一緒に受験対策をしていた3人が、同じグループになれたのは、非常にラッキーなことでもあったと思います。

積極的に取り組んでいる姿は見える

例えロボットであっても、一生懸命に積極的に取り組んでいる姿は見ることができます。それはそれで、試験官へのアピールになるでしょう。

そう考えると、私が気になった違和感と、受験対策は相反しているものでも良いのかもしれません。

たかだか5~10分程度の行動観察です。ロボットだろうが演技だろうが、積極性をアピールして、物事を進めることができれば、それで良いものなのかもしれません。

実際に、この3人は考査をクリアしていました。Aちゃんのみ抽選落ちし、Bちゃん、Cちゃんは長女と同じく、国立小学校に通っています。

実生活につながる受験対策だったのか?

けれども気になるのは、所詮受験対策であって、子供たちの身にはなっていない、ということ。むしろ、表面だけ取り繕っておけば良い、という邪悪な考えを植え付けているんじゃないか、ということなのです。

受験対策をやり過ぎて、物事の本質を見失っている、良からぬ方向に傾いている、とさえ感じてしまったのです。

国立小学校を受験する5~6歳の子供たちは、これからどんどん伸びていく幼児です。新しいことをスポンジのように吸収していく、前途ある子供たちです。

そんな子供たちに、こんな受験対策をしていて良いんだろうか、と気になって仕方がなかったのです。

ロボットになってしまった子は、受験対策で心を成長させることはできたのでしょうか?

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ロボットにさせないための国立小学校受験対策とは?

我が家の長女は、国立小学校を受験しましたが、幼児教室やお受験専門塾には一切通いませんでした。

その中で、行動観察についての対策は、日常の中で行いました。

幼稚園生活でできる行動観察の練習

特に意識したのは、日中過ごす幼稚園での生活です。一斉保育の私立幼稚園に通っていましたので、グループで作業をしたり、席が隣の子と何かをしたりすることが比較的多かったのです。

そのため、今までは何となく一緒にやっていたことを、あえて、「私が先にやっても良い?」「●●ちゃんは何をしたい?」「次は何をしようか?」と声をかける練習をするようにしました。他の子は、誰一人として小学校受験をするような子はいません。

長女が一人で、意識を変えて、お友達と接すようにしたのです。

他にも、自由に外遊びができる時間には、クラス以外の子たちと接することができます。自分から声をかけていって、一緒に遊んだり、おしゃべりしたり、積極的に他の子と関わっていくようにしました。

毎日、その日の話を聞く

そして、毎日、「今日どうだった?誰かとお友達になれた?」「グループで何かやった?」と長女から様子を聞いていました。

実は、幼稚園に入ったばかりの頃から、「今日は何をしたの?」「今日の給食は何だった?」と毎日話を聞くようにしているのです。いや、その前から、なるべく自分で説明するように、あえて、「それはどうして?」「これは何だっけ?」と聞くようにしていたのです。

ついつい大人は、「これはこうでしょ?」「もう分かったからいいよ」なんて、先に口に出してしまったり、何も言わないうちから理解してしまったりしがちです。でも、そうではなくて、あえて、子供の口から説明をさせるのです。これ、本当に重要です。

何人ものママさんから、「幼稚園(小学校)の様子をきちんとお話ししてくれていいね」とよく言われますが、それは、本当に小さい頃から、話をさせる、話を聞く、という関係性を築いてきたからなのです。

そして、これは、子供の人間形成に大きな影響を与えますし、国立小学校受験対策においても大きな力を発揮するのです。

不足部分はケーススタディで補う

幼稚園生活を中心に行動観察の練習をしていましたが、それだけでは足りないこともあります。その部分は、ケーススタディで補いました。

例えば、何かシチュエーションを設定して、こういう時に何をすべきだと思う?何て言うべきだと思う?と一緒に考えてみるのです。長女は長女なりの考えや感じたことを言います。それは否定せずに、さらに必要そうなことを補っていくのです。

そうすることで、今度は、このケーススタディで学び得たことを、長女は幼稚園生活の中で生かすことができるのです。どんどん行動パターンが増えてきて、咄嗟の判断や行動、発言ができるようになるのです。

適する行動を心得ていれば、行動観察は大丈夫

実際の国立小学校の行動観察の考査では、長女は大きな声を出して、リーダーシップを発揮することはできませんでした。もともとそういうタイプでもないのですが。

けれど、小さな声ではありましたが、他の子に数回話しかけて、一緒に作業をしていました。何をやったら良いか分からずに戸惑っているような子には、ジェスチャーで、こうやってやるんだよ、ってことを教えてあげていました。

考査中は、「もっと声出してー」と心の中で叫んでいた私ですが、終わってから考えてみると、長女なりに、他の子に気を配って、協力して作業することができていたと思います。全体が見えていたのは、伝わりました。

行動観察自体がどう評価されたかは分かりませんが、長女は考査をクリアし、今現在、国立小学校に通えています。

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国立小学校受験対策、やり過ぎてロボットになった子 まとめ

国立小学校の受験当日、受験対策をやり過ぎて、ロボットのようになってしまった子に遭遇しました。

一見、非常に優秀そうに見ましたが、実際はどうなんでしょうか?

ただ単に、国立小学校に合格するためだけの対策をしていると、考査に通ったとしても、子供にとってマイナスにもなりかねないこともあります。子供自身の成長につながり、身になるような対策をしていかないと、咄嗟の判断や行動ができなくなってしまいます。

国立小学校に合格するだけで良いのか、受験対策を通して大きく成長して欲しいのか、親として考えるところだな、と感じます。

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