国立小学校受験、面接試験はどうやって練習する?

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国立小学校受験の面接試験、どうやって練習すると良いのでしょうか?

面接は大抵どこの国立小学校受験でも課されるのではないでしょうか?

幼児が面接を受けるなんて滅多にない経験。初めはきちんと椅子に座って答えることさえも、ままならないかもしれませんね。ましてや、質問にしっかりと的確に答えるなんて、かなり難度の高いものです。

しかしながら、面接試験は日常のちょっとしたことで上手にこなせるようになるのです。そのポイントについてお話します。

CHECK!

国立小学校受験の面接ではどういうことを聞かれるの?

国立小学校受験の面接ではどういうことを聞かれるのでしょうか?

各国立小学校で出題傾向は大きく変わりますので、まずは志望校の過去問題集を手に入れて数年分の内容を確認することが大切です。私も、国立小学校受験を決めてすぐに志望校の過去問題集を購入しました。

↓ 全国の国立大学附属小学校の過去問題集があります! ↓

そして、例えば、下記のようなことが聞かれます。

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自己紹介や家族のこと

自己紹介や家族のことを聞かれます。

名前や年齢、誕生日、通っている幼稚園(保育園)、家族構成、兄弟姉妹、好きなこと、苦手なことなど、いろいろとあります。

具体的に、「お名前は?」「誕生日は?」と一つひとつ聞かれることもあれば、「自己紹介をしてください」と指示されることもあります。また、住所や電話番号を聞かれることもあります。

しっかりと自分のことや家族のことを自分の言葉で説明できるか、ということの他に、試験官が見ていることがあります。

例えば、もし迷子になった時にきちんと自分のことを言えるか、住所や電話番号を伝えられるか、ということです。的確に答えられる、ということは、両親が「迷子になったら、どうするのか?」と子供と話しているということなのです。

つまりは、そういう躾がなされているかどうか、まで見られてしまうのです。

志望動機や小学校入学後のこと

その国立小学校の志望動機や、小学生になってからのことを聞かれます。

例えば、「どうしてこの小学校を受験したのですか?」「小学生になってから頑張りたいことは何ですか?」「小学生になることで、楽しみにしていることは何ですか?」など。

幼稚園生から小学生になるというのは、子供にとって大きな変化であり、希望に満ち溢れているものです。また、国立小学校を受験するというのは、全員が行うものではなく、自ら希望して受けるものです。

そこで、子供がどういう考えや思いを持っているのか、を聞くことで、その家族間での会話が垣間見えてしまうのです。

実際の出来事について

実際の出来事について聞かれることもあります。

例えば、「昨日は何をしましたか?」「昨日の夜ご飯を食べている時、何を話しましたか?」「お母さんに怒られる(褒められる)時はどんな時ですか?」「お友達に優しくしてあげたことはありますか?」など。

これらの質問から、家族やお友達との過ごし方、両親の考え方や躾などが判断されるのです。また、取り繕った模範解答のような答え方をしても、きっと、具体的なことをさらに質問されるでしょうから、実際に経験していないことは通用しないのです。

自分の考えを問われるもの

自分の考えを問われるものもあります。

例えば、「一緒に遊んでいた子が転んで怪我をしてしまいました。あなたはどうしますか?」「ブランコで遊ぶために順番に並んでいました。そこに横入りをする子がいたら、あなたは何て言いますか?」「公園にハンカチが落ちています。あなたはどうしますか?」など。

普段の生活上で起きるようなことに対して、どんな考えを持っているか、どんな風に対応した経験があるか、両親からどういう躾がされているか、確認されています。

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国立小学校受験の面接は個人?集団?

国立小学校受験の面接は、面接官と一対一の個人面接でしょうか?それとも、数人の受験者と一緒の集団面接でしょうか?これは、各国立小学校によって異なると思います。中には、親子面接のところもあるでしょう。

志望する国立小学校がどういうスタイルで面接を行うかは、事前に確認をしておいた方が当日慌てなくて良いです。

個人面接で特に気を付けること

個人面接で特に気を付けることは、試験官と一対一となった時にそわそわしない、きちんと試験官の目を見て話す、ということです。

初めて会う大人と一対一で面接をするというのは、かなりのプレッシャーを感じるはずです。しかし、そこで動揺してしまっては、面接以前にマイナスの評価となってしまいます。

集団面接で特に気を付けること

2~4人ほどの受験生と一緒に集団面接となることもあります。その時に一番気をつけないといけないことは、他の受験者が話していることもよく聞くこと。そして真似をしない、ということです。

幼児は、自分が言いたいことがあったとしても、前の子が答えたことをそのままそっくり真似してしまうことがよくあります。「好きな食べ物は?」と聞かれて、「いちご」と答えるはずが、前の子がケーキと言ったから、本当は好きじゃないけど「ケーキ」と答えてしまうのです。

そうした場合は、「それはなぜですか?」とさらに具体的に聞かれた時に答えられなくなってしまいます。それでは、自分の考えをきちんと言っているかどうかすぐに分かってしまいますよね。

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絶対にしてはいけない面接の練習方法

ここでは絶対にしてはいけない面接の練習方法についてお話します。

国立小学校受験のための面接の練習。どうしたら上手に面接を受けられるようになるのでしょうか?

答えを作って、覚える練習×

多分、多くの人がやりがちな練習方法だと思うのですが、出そうな質問内容について予め答えを作って、ひたすら上手に言えるように練習をさせるのです。

これ、絶対にしてはいけない面接の練習方法です。

長女と国立小学校受験の面接の練習をしていた時に、知ったことがあるのです。それは、幼児の記憶はどんどん新しいものに塗り替えられて行くのです。

というのは、「小学校では何をしたいですか?」という質問に対して、例えば、「お友達をたくさん作って…」と予め答える内容を作ったとします。でも、直前に、テレビで小学生が校庭で野菜を作って収穫した、というニュースを見て興味を持ったとします。

すると、何度も練習した内容よりも、「おいしい野菜を作ってみたいです」と答えてしまうのです。実際に見たり聞いたり経験をして、今までのことよりもインパクトが強かったり、印象に残ったものがあれば、その記憶が一番となるのです。

そこで、「練習した内容と違うでしょう。その質問には●●●と答えるの」とやっていては全く意味がないのです。

内容よりも、即座に相応しいことを言えるようにする練習〇

ではどうするかと言うと、質問に対する内容を重視するよりも、質問された内容を正しく理解をして、即座に相応しいことを言えるようにする練習が良いのです。

それには、常日頃からいろいろなことに興味や関心を持ち、たくさんの経験をすることが大切で、さらに、自分の言葉で的確に説明できるようにすることが重要なのです。

いきなり質問されても答えられる訳ないから、予め答えを用意しておかないといけない、と考えるのは大きな間違いで、何かを質問された時に困らないように経験を積ませておく方が必要なことなのです。

そして、しっかりと自分の言葉で説明できるように練習しておくことが重要なのです。

おすすめの面接の練習方法

具体的なおすすめの面接の練習方法についてお話します。

これから説明することは本当に簡単です。でも毎日継続していかないと、本当の力はつきません。

そして、しっかりとこの練習方法が身について、日常の習慣となれば、国立小学校受験の面接は楽々とクリアできるようになるでしょう。

また、それだけではなく、小学校に入学してから、しっかりと自分の意見を述べることができたり、ディベートに強くなったりします。

せっかく時間を費やして何かをするならば、国立小学校受験のためだけの面接の練習では時間の無駄が大きいのです。それよりも、受験後にもしっかりと残る力をつけた方が何倍も良いですし、子供自身が大きく成長するのです。

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日常会話が大切

面接の練習方法としては、何よりも、日常での会話が重要です。

毎日、親子でどれくらい会話を交わしていますか?

我が家の場合、毎日最低でも1~2時間は会話をしていると思います。多いと思いますか?少ないと思いますか?多分、多い方だと思います。

同じ空間に一緒にいるだけでは駄目なのです。一方的に指示をしたり怒ったりしているだけでも駄目なのです。しっかりと面と向かって会話をしている状態が重要なのです。そうすると、意外と会話をしていない親子が多いのです。

長女が幼稚園に通っていた頃から、「幼稚園でのことをいろいろ話してくれていいね。うちの子は何も言ってくれない」「頑張りたいこと(鉄棒で逆上がりができるようになりたい、など)とかきちんと言ってくれてすごいね。うちの子は何も教えてくれない」

こういうことを何人ものママさんから言われました。今でも言われますし、次女の方のお友達のママさんからも言われます。

でもこれって、我が家の姉妹が特別優秀とかそういうことでは一切なくて、ただ単に、親子で会話をすることが当たり前になっているかどうか、だと思うのです。話す必要がある、話すのが当たり前だと思っているから、親子の会話で出てくる話題なだけなのです。

では、どうしたら親子の会話が当たり前になるのでしょうか?

普段から何でも聞く、話す、意見を聞く

親子の会話って、自然と出来るようなものでもないんですよね、実は。子供って、聞かれなければ答えないですし、聞かれたこともないことならば意識もしていないので記憶にも残っていないのです。

親子の会話は、まずは親からの働きかけが必要です。そして、子供が話したい時にはしっかりと聞くことも大切です。

普段から、何でも聞く、話す、意見を聞く、本当に大切です。我が家では、生まれた頃から常に話しかけていました。まだしゃべれない赤ちゃんに、「お腹空いたの?」「おむつ濡れちゃった?」「眠いのかな?」、たくさん話しかけていました。

そして、話し始めた頃には、自分が言うだけでなく、子供が言いたいことをしっかりと聞いていました。赤ちゃんの頃からずっと、当たり前のように会話をしていたのです。

それから、幼稚園に入学してからは、「今日は何をしてきたの?何か作ったの?お外で遊んだの?」「誰と遊んだの?●●ちゃん?」「給食は何だった?全部食べられた?おいしかった?」「先生と何かお話した?『おはようございます』って言えた?」等々、毎日聞いていました。

何をしたか聞いても「忘れた」とか、「分からない」とか、よくありました。お友達の名前を覚えるまでにも時間がかかりました。それでも、毎日毎日、何かしら聞いていたのです。そうすると、子供の中に、聞かれた時に答えられるように覚えていこう、という意識が芽生えます。

そして、「今日は、折紙で猫作ったよ!」と聞かれる前に、自分から言うようになったのです。「●●ちゃんと、ブランコしたよ」「給食全部食べられた」とどんどん会話の幅が広がっていくのです。

さらに、「折紙で上手に折れたの?何色の折紙だったの?」と会話をつなげています。忘れちゃったことは、素直に「忘れちゃった」で良いのです。「じゃあ、また今度覚えてきてね」で良いですし、違う話題について話しても良いのです。

子供はだんだんと会話をする楽しみを覚えてきますし、何でも話して良いんだ、何でも聞いてくれるんだ、とそこに安心を覚えます。お友達とのトラブルや悩みもよく聞きますし、どうやって解決したら良いか、その都度一緒に考えます。

今からでも遅くないです。とにかく、会話をする習慣をつけることが大切なのです。そのためには、親から働きかけることです。

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最初から最後まで自分の言葉で言わせる

小さな子供はまだまだ語彙力がないですし、考えをまとめて話すことにも慣れていません。すると、子供が最後まで話し終わる前に言いたいことが分かってしまえば、「あー分かった分かった、もういいよ」と会話を遮りたくなりませんか?

これ、絶対に駄目です。

最初から最後まで、子供自身の言葉で言わせる練習が大切です。言葉に詰まったら、手助けしてあげることは良いのです。もっと良い言い回しがあれば、教えてあげれば良いのです。でも、「●●●で、△△△ということでしょ?もう分かったから良いよ」では駄目なのです。

すでに分かっていることでも、あえて子供に聞いて教えてもらうことも有効です。「このタオルってどこに行った時に誰にもらったんだっけ?」とか、「今日のお昼ご飯って何食べたんだっけ?」とか。

それから、子供の意見をしっかりと聞くことも大切です。「動物園と水族館、どちらに行きたい?それは何で?」「黒い猫と白い猫、どっちがかわいいと思う?それは何で?」「チョコレートのアイスとバニラのアイス、どっちが好き?それは何で?」など。

「動物園が良い!ゾウが見たいから」「白い猫が好き。ふわふわしてかわいいから」「チョコレートのアイスが好き。チョコレートはおいしいから」幼児なら、こんな感じの会話でも良いのです。こういう簡単な会話を続けることで、どんどん会話力がついていきます。

長女が面接や口頭試問で苦労しなかったのは、普段の会話の積み重ねがあったからだと思います。そして、今でも毎日、小学校から帰ってくると、「今日は誰と遊んだの?」「算数は何をやったの?」など会話を交わしています。お友達とのトラブルや悩みも何でも話してきます。

日常会話の積み重ねで、面接に困らなくなる

このように、日常会話の積み重ねで、しっかりと自分の考えをまとめて言う練習につながっていきます。

あとは、実際の国立小学校受験の面接で聞かれそうなことを過去問題集などを参考にしてシミュレーションします。答えにつまったら、手助けをしてあげて、子供が一番言いたいと思っていることを引き出してあげます。

いつも同じ質問をしているとオウム返しのようになってしまいますから、いろいろなことを聞くようにします。同じ質問に対して、その都度、答えることが異なっても良いのです。そして、同じ内容の質問でも、聞き方を変えるのも有効です。

それから、面接で大切なことは別途教えてあげましょう。膝を揃えて座る、足をぶらぶらしない、試験官の目を見て答える、など。

こういう練習がみっちりと出来ていれば、例え、質問形式が近年と変わっていても対応ができます。実際に、長女が受験した国立小学校受験の面接では、過去2年間続いた質問形式とは全く違うことが聞かれました。もちろん、長女は難なくこなすことができました。

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国立小学校受験で親の面接がある場合は?

国立小学校によっては、親の面接がある場合があります。

親の面接に関しても注意する点があります。聞かれそうな質問に対して、一字一句間違えずに答えられるように練習する、というのは絶対にやってはいけない練習方法です。

そうではなくて、聞かれそうな内容に対して、しっかりと自分の考えや意見をまとめておくことが重要です。志望動機、子供の教育について、子供への躾に対して、休日の過ごし方、など。確固たるものが自分の中にできあがっていれば、何の問題もないのです。

親の面接は、模範解答のようなものを覚えることばかりに徹して、自分の考えや意見をまとめずに挑むから失敗するのです。

普段から、しっかりと自分の考えや意見を持って生活していれば、何も悩むことはないのです。あとは、必要以上に緊張しないように、自分自身を落ち着かせることです。

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国立小学校受験、面接試験はどうやって練習する? まとめ


国立小学校受験の面接試験の練習方法についてです。

絶対にやってはいけないのは、聞かれそうな質問について予め回答を作って、上手に言えるように練習することです。こういう練習をしていると、言い間違えただけでパニックになりやすいですし、予想外の質問をされた時に答えられないです。

おすすめの面接の練習方法は、親子の日常の会話を増やして、何でも聞く、話す、意見を聞くようにすることです。そして、最初から最後まで、子供自身の言葉で言わせるのです。毎日の積み重ねで、しっかりと自分の考えをまとめて言う練習につながっていきます。

あとは、面接で重要なこと、膝を揃えて座る、足をぶらぶらしない、試験官の目を見て答える、などを教えれば良いのです。

それから、親の面接がある場合は、聞かれそうな内容に対して、しっかりと自分の考えや意見をまとめておくことが重要です。模範解答のようなものを覚えることばかりに徹して、自分の考えや意見をまとめずに挑むから失敗するのです。

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