受験生がインフルエンザ予防接種を受けないのは、果たして危険なのでしょうか?
受験時にインフルエンザにかかってしまっては、受験勉強にも支障が出るだけでなく、受験当日に参加できなくなることもあります。インフルエンザは感染症の一つですから、多くの人が集まる受験会場には入れないのです。
そのため、受験生、そして受験生がいる家族はインフルエンザにかからないのが一番。しっかりと予防をしていきたいものです。
では、インフルエンザにかからないためには、インフルエンザ予防接種をすれば万全なのでしょうか?インフルエンザ予防接種を受けないことは、必ずインフルエンザにかかってしまうということなのでしょうか?
この記事に書いてあること
インフルエンザとは?
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスを病原体とする急性の感染症で流行性感冒(流感)とも言います。
また、インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型と3つのタイプがあり、人間に流行するのはそのうちのA型とB型です。A型は、人間の他に、豚や馬などの哺乳類、鶏や鴨などの鳥類にも感染します。
A型・・・重症化しやすく、毎年、型を変えて流行する
B型・・・風邪の症状に近く、大流行はしにくい
C型・・・ほとんど人間はかからない。4歳以下が多く、かかっても鼻水程度
※A型B型のインフルエンザは、10人に1人は感染すると言われているようです。
インフルエンザの流行時期
インフルエンザの流行時期は、受験期とも重なる秋冬、特に冬です。
大抵、11月から12月上旬に発生し、12月下旬に小ピークを迎えます。そして、1~3月が本ピークとなり、4~5月にはおさまります。
この期間は、世の中でインフルエンザが流行し、インフルエンザ感染者が多くなる時期です。
まわりにインフルエンザ感染者がいれば、自らも感染してしまう可能性も高まりますから、非常に気をつけないといけない時期となります。
インフルエンザの感染~発症
インフルエンザはどのようにして感染して、発症するのでしょうか?
インフルエンザの感染方法としては、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染(せっしょくかんせん)があります。
接触感染・・・インフルエンザ感染者がせきやくしゃみの際に、手で鼻や口を押えることで手にウイルスが付着。その手で触れたドアのぶやスイッチ等にウイルスが付着し、その場所を他の人が触れることにより手や口からウイルスが体内に入り感染すること。
インフルエンザの感染~発症~軽快
インフルエンザに感染すると1~3日間の潜伏期間があります。そして、インフルエンザを発症すると、1~3日間は、38度以上の発熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、全身倦怠感、食欲不振などの全身症状があらわれます。
その後、1週間程で軽快に向かいます。この期間は、咳や喉の痛み、鼻水などの呼吸器症状があらわれます。
インフルエンザは病院に行かなくても治る?
インフルエンザを発症したと思ったら、小児科や内科などに行き、適する処置をしてもらった方が安心です。薬を飲んだ方が、高熱で過ごす期間が短縮する効果が期待できたり、重症化を避けられたりすると言われています。
また、病院に行かずに、投薬しなくても、自然治癒するようです。ただし、高熱期間が長かったり、重症化してしまったりすることがありますから、余程の事情がない限り、専門医の診察を受ける方が良いです。
インフルエンザに感染したのに発症しないこともある?
インフルエンザに感染したのにも関わらず、発症せずに済むこともあります。不顕性感染(ふけんせいかんせん)と言います。
体内にインフルエンザウイルスが侵入し、感染していたとしても、ウイルスが体内で増殖するよりも、免疫細胞がウイルスを除去する方が早ければ、具体的な症状があらわれずに、自覚症状がないままに終わります。
ただし、インフルエンザに感染している時点で、他者へ感染させてしまう可能性はあるので、注意が必要です。
インフルエンザ予防接種をすればインフルエンザにならない?
インフルエンザ予防接種をすれば、絶対にインフルエンザにかからないか!?というとそうでもないのです。
長女のお友達に、4人、毎年インフルエンザ予防接種を受けているのにも関わらず、インフルエンザに感染・発症してしまう子がいます。本当に毎年インフルエンザを発症していて、家族にも感染してしまっているのです。
インフルエンザ予防接種は、感染しても発症しにくくする効果や発症しても重症化することを防ぐ効果があると言われています。そのため、インフルエンザ予防接種を受けたからといって、必ずしもインフルエンザの発症を防ぐ効果はないようなのです。
また、インフルエンザ予防接種は、約1年前に流行しそうな型を決めて製造されますので、時に、流行する型の予想が外れてしまうこともあるそうです。
インフルエンザ予防接種をしないと必ず感染する?
中には、インフルエンザ予防接種をしていない人は必ずインフルエンザに感染・発症して、流行を助長させている、と思い込んでいる人がいます。
実際に、「インフルエンザ予防接種をしない人って本当に迷惑!その人たちが、インフルエンザに感染して、ウイルスを撒き散らしているんでしょう」とあるママさんが話しているのを聞いたことがあります。
心底驚いた記憶があります。
インフルエンザ予防接種をしなくてもインフルエンザにかからない人はかかりませんし、インフルエンザ予防接種を受けてもインフルエンザにかかる人はかかるのです。
現に、我が家ではインフルエンザ予防接種を受けませんが、インフルエンザにかかったことは一度もありません。我が家の姉妹は、幼稚園や学校でインフルエンザが流行していても、インフルエンザになったことは一度もありませんし、風邪すらほとんど引きません。
私自身は小学校高学年の時に一度インフルエンザにかかったような記憶がありますが、親に確認すると返答が曖昧なため、ただの風邪による高熱だったのかもしれません。夫は一度もインフルエンザにかかったことがありません。
インフルエンザ予防接種を受けたからインフルエンザにはかからない、インフルエンザ予防接種をしていないから必ずインフルエンザにかかる、というものではないんですよね。
インフルエンザ感染を防ぐために
インフルエンザ感染を防ぐために、日常生活で気を付けておきたいこと、手軽にできる予防法があります。
・手洗い、うがい
・健康管理(睡眠、食事、適度な運動)
・湿度管理
・マスク
・インフルエンザ予防接種
・免疫力を高める
手洗い、うがい
インフルエンザは、飛沫感染や接触感染によって発症します。そのため、こまめに手洗い、うがいをすることがインフルエンザ予防につながります。
特に手洗いは、殺菌効果がある石鹸などを使って念入りに洗うことが大切です。
また、手洗いしていない手で、口や鼻などを触ることも避けましょう。手には知らないうちに、インフルエンザウイルスが付着していることがあります。
健康管理(睡眠、食事、適度な運動)
インフルエンザを予防するために、健康管理をしておきましょう。睡眠を十分にとり、栄養バランスの良い食事をし、適度な運動をすることで、抵抗力を高めることができます。
抵抗力を高めておけば、インフルエンザに感染しても、発症せずに済む可能性もあります。
温度と湿度管理
インフルエンザウイルスは、寒冷乾燥を好み、高温多湿に弱いと言われています。そのため、室内の温度を20度以上、湿度50~60%に保つことで、インフルエンザウイルスの空気中での感染力が下がるそうです。
インフルエンザウイルスは、飛沫感染や接触感染で発症しますので、インフルエンザウイルスが拡散しづらい環境を作ることが大切です。
また、乾燥により喉の粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザウイルスに感染しやすくもありますので、湿度は保っておいた方が良いそうです。
マスク
人混みが多いところに行く場合や、インフルエンザが流行している時には、マスクの着用により、インフルエンザウイルスの感染を防ぐ効果が期待できます。
ただし、マスクの効果は必ずしも高いものではないので、受験期の大切な時期には、なるべく人混みの多いところには近づかない方が賢明です。
インフルエンザ予防接種
インフルエンザの予防接種は、絶対にインフルエンザにかからない、というものではありませんが、発症や重症化を抑える働きが期待できます。
免疫力を高める
日常生活を送っている中で、インフルエンザ感染を100%防ぐのは難しいので、感染しても発症させないように免疫力を高めておくことが大切です。
我が家がインフルエンザにかからないのは、免疫力が高いからではないかと思っています。
そして、我が家が習慣として摂り入れているのは、オリゴ糖を摂取して、腸内の善玉菌を増やすことです。腸内の善玉菌が増えると、腸内環境が整い、免疫力アップにつながると言われています。
オリゴ糖は、腸内の善玉菌であるビフィズス菌のエサとなり、元々腸内にあるビフィズス菌を増やす働きがあると言われています。
それから、我が家では、オリゴ糖をオリジナルケフィアにかけてよく食べています。善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌は発酵乳であるヨーグルトなどによく含まれています。
しかしながら、一般的なヨーグルトに含まれる乳酸菌はビフィズス菌は、腸に届く前に胃酸などの影響で死滅してしまうものが多く、実際に善玉菌を増やす働きにはならないことが多いのです。
その点、オリジナルケフィアは、多種の乳酸菌と多種の酵母で発酵していて、腸まで生きたまま届き、腸内の善玉菌を増やす働きがあるのです。
ほぼ毎朝、オリジナルケフィアにカイテキオリゴをかけて食べているということが、腸内環境を整えて、免疫力アップにつながっているのだと感じています。だからこそ、インフルエンザ未経験で、風邪さえも滅多に引かないのではないかな、と思います。
長女がインフルエンザにかかった!?と思ったら…
昨年、長女が体調を崩して小児科にかかったところ、一番の仲良しの子とちょうど小児科で会ったのですが、その子はインフルエンザという診断。同じような症状だったため、とうとう我が家の長女もインフルエンザか、と思ったのですが、ただの胃腸炎という診断でした。
その日の夕方、心配だったので、別の小児科で診てもらいましたが、インフルエンザも、溶連菌も発症しておらず、一晩寝たらすっかり回復してしまいました。
非常に仲良しの子で、いつもくっついているので、この時ばかりは絶対にインフルエンザにかかったと思ったのですが、長女は一晩で回復してしまいました。胃腸炎という診断でしたが、インフルエンザに感染したけど発症しなかった不顕性感染だったのかもしれませんね。
受験生がインフルエンザ予防接種を受けないのは危険? まとめ
受験生がインフルエンザにかかることは避けたいことです。
そのためには、インフルエンザに感染しないよう日常生活で気を付けることが大切です。
・手洗い、うがい
・健康管理(睡眠、食事、適度な運動)
・湿度管理
・マスク
・インフルエンザ予防接種
・免疫力を高める
また、我が家の姉妹はインフルエンザ未経験で、インフルエンザ予防接種も受けていませんが、普段から免疫力を高めているために、インフルエンザに感染しても発症しないのではないかと思っています。
免疫力を高める方法としては、腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整えること。そのための我が家の習慣は、オリジナルケフィアにカイテキオリゴをかけて食べる、ということです。非常に手軽な方法なので、おすすめです。