天才頭脳ドリルが予想以上に良い問題集だったので、レビュー記事を書きたいと思います。
天才頭脳ドリルは、『平均IQ150以上のエリート小学校が実践する天才頭脳ドリル』と謳われていて、何だかとっても頭が良くなりそうな問題集です。
今回、小学1年生の長女が、図書カードをもらう機会があって、それを使って、天才頭脳ドリルを購入したのです。
長女が実際に目で見て、「これがいい!おもしろそう!」と買ったのですが、期待以上に良いものでしたので紹介したくなりました。
この記事に書いてあること
天才頭脳ドリルとは?
『天才頭脳ドリル』とは、聖徳学園小学校が英才児を育てる独自のメソッドに基づいて作られたものです。算数力や国語力の土台となる知能トレーニングで本物の思考力が身につくそうです。
対象年齢は、年長~小学2年生となっていますが、親がフォローしてあげることで内容によっては年少でもできます。でも、読み書きができる年齢の方がやりごたえがありますし、高い効果も期待できそうです。
聖徳学園小学校とは?
聖徳学園小学校とは、東京都武蔵野市にある私立小学校です。聖徳太子の教えを建学の精神とし、『考える力を一生の財産に!』を目標に、英才教育、知能教育を実践しているそうです。
1969年、アメリカの知能心理学者ギルフォード博士の理論をもとに、「知能を伸ばし、創造性豊かな人間性を育てる」英才教育を導入し、小学1年生から4年生までの知能訓練を行っているそうです。
また、聖徳学園では、小学校の他、幼稚園、中学校、高校、英才教室もあります。英才教室は1976年開室し、2歳児から年長児までの知能あそびを行っているそうです。
和田知之校長とは?
和田知之(わだ ともゆき)さんは、聖徳学園小学校の校長であり、聖徳学園英才教室の室長です。1991年より、聖徳学園で、2歳児から小学生までの知能教育、教材開発に従事しいているそうです。
著書には、今回、我が家の長女が購入した『平均IQ150以上のエリート小学校が実践する天才頭脳ドリル』の他、『47年間英才教育を実践している小学校校長が確信した―単なる偏差値エリートで終わらせない最高の育て方』、『IQ130以上の子どもの育て方』、『平均IQ150以上のエリート小学校が実践する天才頭脳ドリル 基礎編』があります。
IQ150とは?
『平均IQ150以上のエリート小学校が実践する天才頭脳ドリル』で言われている”IQ150”って、どれくらいのレベルなのでしょうか?調べてみました。
まず、IQとは、知能指数のことで、Intelligence Quotientの略で、IQです。知能検査の結果を数値で表す一つの方法で、中央値は100になります。85~115の間に約68%、70~130の間に約95%の人が当てはまるそうです。(ウィキペディアより)
そして、IQ150となると、相当知能レベルが高いことになります。偏差値と比べてみると、IQ100が偏差値50で、IQ145で偏差値80、IQ160で偏差値90という結果がありますのでIQ150だと偏差値83程度になるのでしょうか。すごいですね!
ただ、IQ=偏差値ではないので、IQが高いからと言って必ずしも最高レベルの大学に入学できるとか、天才レベルとかではないようです。
ちなみに、私自身は、「長女をIQ150にしたい!」と思って購入したわけではないです。あくまでも、内容を見て、私も長女も「面白そう!」と感じたので購入しました。
天才頭脳ドリルで着眼点を鍛える
『天才頭脳ドリル』は、「IQ150を目指すために!」みたいな漠然とした目的?願望?でやらせるようなものではないと思います。我が家もIQ云々なんて全く考えていませんでしたし、購入する際には、「IQ150」という文字は全く目につきませんでした。
けれども、『天才頭脳ドリル』を長女にやらせ始めて、こういう風に着眼点をどんどん鍛えていくことで、結果としてIQ150というものが現実化する可能性はあるんだな、とは感じました。
現状、長女は算数と国語はこなしている問題集があるのですが、応用力を問われる問題がまだまだスムーズに解けない状態。もっともっと着眼点を鍛えて、一つの物事を多様に捉えたり、思考力や想像力を磨いたりしていくことが必要だと感じていたのです。
そのための手段として、『天才頭脳ドリル』はもってこいだと思います。まさに、こういう問題集を求めていました。
↓ 長女が現在取り組んでいる問題集 ↓
長女はコンクール入賞でもらった図書カードで購入
長女は、今回、あるコンクールで入賞した際にもらった図書カードで『天才頭脳ドリル』を購入しました。夏休みの宿題としてやったものの一つが入賞して、副賞で図書カードをもらえたのです。
そして、長女は図書カードをもらってすぐに、「クロスワードの本を買う!」と一緒に書店に向かったのです。長女は国立小学校の受験対策をしている時に、クロスワードの問題や図形の問題を特に好んでやっていました。「またクロスワードの問題をやりたい!」と言っていたんですよね。
書店に行くと、真っ先に見つけたクロスワード系の問題集。一冊手に取って、さらに他の問題集もいろいろと見てみると、「これの方が面白そうじゃない?」と気になったのが『天才頭脳ドリル』でした。
長女がやりたがっていたクロスワードの他に、図の問題もあるし、言葉遊びのようなものもあり、思考力や想像力が高まって、着眼点が鍛えられそうだな、という印象を持ちました。遊び要素の強いクロスワード系の本よりも、意味があるように感じたのです。
長女に中身を見せてみると、長女も「これの方がおもしろそう!!やっぱりこっちにする」と一気に気持ちが高まりました。
それで、この『天才頭脳ドリル』ともう一冊『論理のろじか~る』を購入したのです。長女自身の努力によって得た図書カードで自分の気に入った問題集の購入、いろんな意味で長女は嬉しかったようです。
国立小学校の受験対策にもおすすめ
『天才頭脳ドリル』は国立小学校の受験対策にもおすすめです。対象が年長~小学2年生なので、ちょっと難しい問題もあるとは思いますが十分役立つと思います。我が家の年少の次女も、少しだけチャレンジしていますが、とても楽しいようです。
また、私は、長女の国立小学校の受験対策をする時に、無駄にならないことをしようと思っていました。ただの受験対策として、「AならB、CならD」と答えられるように練習するのではなく、そういう解を導き出せる思考力や想像力を鍛えることに力を入れました。
そのため、過去問題集を購入して、受験する国立小学校の問題傾向などを把握した上で、『天才頭脳ドリル』のような内容の無料プリントをたくさんやらせました。2ヶ月で600枚以上こなしました。実際に、類似問題も受験当日に出題されました。
ただし、『天才頭脳ドリル』が直接国立小学校の受験対策になる訳ではないので、サブ的に使うとか、息抜きにやらせるとか、そういう扱いになるのかな、と思います。
天才頭脳ドリルのより効果的な使い方
私見ですが、『天才頭脳ドリル』のより効果的な使い方をお教えします。この問題集に限らないことなのですが、一冊最初から最後までやって終わり、ではもったいないです。
何度も繰り返しやる
一度目でほとんど間違えずに正解してしまうレベルだと、二度三度繰り返しやる必要もないと思いますが、そうでない限り、繰り返しやる方が定着します。
そのためには、コピーをしてやらせる、もしくはノートに答えを書かせる、なのですが、小学低学年のうちはノートとの併用はやや難しいのでコピーをするのがおすすめです。我が家は、『天才頭脳ドリル』を購入してすぐに、全ページのコピーをしました。
また、そのうち次女にもやらせたいという思いがあるので、コピーを使用して問題集自体には書き込みをしません。
あと、その子によって感覚は違うと思うのですが、我が家の長女場合は、問題集に書き込んで解いていくよりも、プリントの方がテンションが上がります。
類似問題をやる
『天才頭脳ドリル』は問題の種類が多い分、一種類における問題数が少ないです。長女が一番やりたがっていたクロスワードは7問だけです。
「この問題面白い!もっとやりたい!」と長女が思っても、数問しかないんですよね。ですから、もっとやりたいと思った問題や苦手だった問題の類似問題をやらせると良いのです。類似で、少し難度の高い問題をやらせるのも効果的です。
やっぱりある程度問題数をこなすことが大切ですので、繰り返しやったり、類似問題を探してやらせたりするのは必要です。
日常生活の中に取り入れる
もう一つ、『天才頭脳ドリル』に出てきた考え方を日常生活に入れていくとより効果的です。
例えば、「いみのしりとり」。ただのしりとりではなくて、言葉から連想したことでしりとりをしていくのです。
<あかちゃん → ちいさい → むし>のように。
我が家では早速、車の中でやってみました。いろんな発想が出てきて面白いですし、頭の体操になります。
このように、日常生活に取り入れられるものがいくつも載っています。
『天才頭脳ドリル』は、その問題ができるかできないかだけではなくて、常にこういう着眼点を持って物事を見ているか、が重要だと思います。
天才頭脳ドリルに挑戦!期待以上に良い問題集でした まとめ
『平均IQ150以上のエリート小学校が実践する天才頭脳ドリル』は、聖徳学園小学校 和田知之校長によって作られています。
クロスワードや図形の問題、言葉の問題など、着眼点を鍛えるのに役立ちそうな問題が多数載っています。
より効果的利用するには、何度も繰り返しやる、類似問題をやる、日常生活に取り入れていくことが大切だと思います。
ステップアップに、基礎編も出ているので、終わり次第こちらも購入してみようと思います。