国立小学校、記念受験でも合格できる?

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国立小学校、記念受験をする人が意外と多くいるようです。

国立小学校は、考査と面接、抽選というところが多いため、「抽選=運(実力は関係がない)」と思われがちなのでしょうか? 考査と面接も非常に重要で、何の準備もなく通るのはなかなか難しいと思うのですが。

そして、もしお子さんの受験番号の近くに、何の準備や対策もせずに記念受験してしまう人がいると、予期せぬところで影響を受けてしまうかもしれません。

そして、その結果、不合格、なんてことにもなりかねませんので、気をつけないといけません。

では、国立小学校の記念受験について、書いていきたいと思います。

CHECK!

国立小学校の記念受験って何?

そもそも、国立小学校の記念受験とは何でしょう?

記念受験には2つのタイプがいるように思います。

・無理だと分かっていて受験するタイプ
・何の受験対策もせずに受験するタイプ

いずれも、しっかりと受験準備を進めてきた子に比べると、異色にうつるように感じます。

無理だと分かっていて受験するタイプ

国立小学校だけでなく私立小学校もそうですが、誰でも無条件に入学できる公立小学校とは異なり、受験があって合格しなければ入学できない小学校の場合、各校の求める子供像というのがあります。

そして、考査や面接でその小学校に相応しい子がどうかを見極められます。

事前に、お受験対策塾や幼児教室に通って受験準備をしていく中で、例えば、落ち着いて座ってペーパーテストが受けられない、試験官と相応しいやり取りができない、行動観察で他の子と喧嘩してしまう、等、明らかに厳しいという子もいます。

子供本人はどう思っているのか分かりませんが、その状態を見ている親御さんが無理だと分かっているのに、もしかしたら、という一縷の望みにかけて受験をするケースがあります。

また、国立小学校を受験した、という事実だけでも欲しい、という親御さんもいるでしょう。

何年も前からお受験対策塾や幼児教室に通わせていたなら、「記念受験」という言い方は失礼かもしれませんが、第三者から見るとそう思えてしまう場合もありますよね。

何の受験対策もせずに受験するタイプ

「国立小学校は抽選なんでしょう? 当たるかもしれないから受けてみよう!」というノリの何の受験準備もせずに受験するタイプもいます。「抽選なのに、受験準備なんて無駄じゃない?」「落ちたら無駄になるから、初めから何もやらせない」なんて人もいます。

国立小学校は全国に70以上ありますから、一概には言えませんが、抽選のみで考査が何もないところは非常に少ない、もしくはない、と思います。

また、国立小学校に合格するためだけの受験準備であれば、不合格になった時点ですべてが無駄と感じるかもしれませんが、その年齢相応の課題をこなしたり、多くの経験をしたりすることで、子供は成長します。ですから、不合格だから無駄、には絶対になり得ないのです。

むしろ、受験準備関係なくてもプラスになるような内容でなければ、その子のためになる受験準備とは言えないと思うのです。

ですが、受験生の中には、本人ではなく親御さんの意向によるものが大きいと思いますが、本当に何の受験対策もせずに受験するケースがあるのです。

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国立小学校受験、現実は甘くない

国立小学校を記念受験するようなタイプには分からないかもしれませんが、国立小学校受験、現実はそんなに甘いものではないのです。

国立小学校の場合、学校によって多少異なりますが、個人考査と集団考査があり、その内容は、ペーパーテスト、口頭テスト、運動テスト、行動観察、面接など多岐に渡ります

長女が受験した国立小学校では、4ヶ所の会場を移動しながら、面接、運動テスト、行動観察、口頭テストとあらゆる面から試されました。全部で1時間かかったかどうかでしたけど、本当に、短時間で多方向から試されたな、という印象です。

何年もかけて受験準備をしてくる人もいる

我が家の場合は、2ヶ月間の家庭学習のみで受験して合格をいただきましたが、その2ヶ月間は本当にたくさんのことを学び得ました。幸いにも、長女が楽しんで量をこなすことができましたので、本人的に苦労した、大変だった、という意識はないように思いますが。

それでも、親としては、よく頑張ったな、と思いますし、短時間にあらゆることを課されて、それぞれに的確に応えることもできて、すごいな、と感心もしました。

そして、ほとんどの子たちは、お受験対策塾や幼児教室に少なくとも半年以上は通っていて、多くの子が1年、長い子は3年と時間をかけて受験準備をしてきています。それほど力を入れて準備をしてくるのも、納得です。

記念受験組には厳しい現実

記念受験組は、本当に軽い気持ちで受験する人が多いと思います。ですが、現実は厳しいのです。

一方、何年もお受験対策塾や幼児教室に通わせたからと言って、必ず、国立小学校が求めることができるようになるとは限りません。それでも、合格させたい親は、藁にもすがる思いで受験させるでしょう。

けれどもやっぱり、現実は厳しいのです。考査や面接を通して、国立小学校が求めることに応えられなければ、合格には近づけないのです。確かに、抽選もあります。でも、抽選だけで他には何も求められない、という訳ではないのです。ほとんどの国立小学校は。

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国立小学校、記念受験でも合格することがある?

国立小学校、記念受験でも合格することがあるのでしょうか?

もし、事前に考査内容や出題課題をまったく把握せずに、練習もさせずに受験させたとしたら、お子さんが耐えられるのかどうか心配です。雰囲気も特異なものですから、そこにポンと置かれたら、訳も分からず泣き出してしまう子もいるかもしれません。

けれども、記念受験で合格してしまう子もいるのです。明らかに駄目そうな子が、マグレで受かる、なんてことは可能性として低く、普段の生活上で自然と国立小学校が求めるようなことを学び得ていた子が合格するのです。

何も受験対策もせずに受験した、と言いながら、しっかりと日々プリント学習をしたり、運動系の習い事をしたり、という子もいるのです。特別意識していなくても、自然と学び得ていれば、合格することは可能なのです。

そして、万一、本当に家庭学習や習い事など何もやっていなくて、実際に求められるようなことを習得できていない(ように見える)のに合格してしまった場合、入学後に、苦労しないようにフォローしてあげる必要があります。

国立小学校の合格基準が公にされていない以上、あれれ?という子が合格してしまうこともあり得るのです。

その場合、国立小学校に入学するまでに、他の子が受験準備として学び得てきたことは一通り習得させた方が良いです。また、国立小学校と公立小学校の違いなども子供本人に納得させた上で入学させた方が良いです。

国立小学校受験、記念受験組に気をつけよ

国立小学校の受験、もし受験番号近くに、記念受験組のような子がいたら要注意です。

というのは、考査中や待機時間などに、思わぬ影響を受けてしまうかもしれないからです。

例えば、待機時間は読書や折紙、ぬりえなど、指示されたもので静かに過ごす、と言われているのに、大声で騒ぎだす、教室内で暴れる、などしてしまう可能性があります。そんな時に、誘われて一緒に騒いだり暴れたりしてしまえば、結果はかなり厳しくなるでしょう。

また、行動観察など数人で一緒に考査を受ける場合も、邪魔をされたり、ペースを乱されたりする可能性は否定できません。

国立小学校を受験する子は、5,6歳の幼児です。楽しそうに遊んでいる子が近くにいたり、遊びに誘われたりしてしまえば、相手のペースに引き込まれてしまうことは十分に考えられます。

ですので、他の受験生が話してはいけないところで話していても、自分は話さない。先生の指示があるため、他の子とは話してはいけない。そういうことも事前に子供に話をしておくことが大切です。

せっかく、何ヶ月も何年もかけて受験準備をしてきたのだからこそ、当日に他人にかき乱されないよう十分に気を付けましょう。

邪魔されないように、願書を早く提出する人も

記念受験組に邪魔されることを避けるために、早く願書を提出する人もいます。

これは国立小学校によって異なりますが、受験番号が願書の提出順で、その順番で考査を受けるとなれば、前向きに取り組んだ人こそ早く願書を提出します。

同じように受験準備に取り組んできた人たちの近くであれば、子供本人は落ち着いて受けられるかもしれませんね。

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お受験対策塾や幼児教室に行っていなければ記念受験と思われることも

最後に、もう一つ。

ほとんどの人が、国立小学校受験前に、お受験対策塾や幼児教室に通って受験対策をしてきます。長女が通う、地方の国立小学校でさえも、80~90%くらいの人たちがお受験対策塾や幼児教室に通っていました。

その中で、我が家のように、お受験対策塾や幼児教室に通わずに家庭学習のみで国立小学校を受験するとなると、人によっては、「記念受験」と捉えるようです。

我が家は、受験日の2ヶ月前に急きょ受験を決めて、本気で2ヶ月間、家庭学習のみで受験対策をして、受験日当日を迎えましたが、一般的に見て、家庭学習では事足りない、受験準備が完璧にできない、と思われているようです。

我が家の場合は、受験準備期間が短くても、家庭学習のみでも、本気の受験準備で受験日当日を迎えたので、第三者にどう思われようがかまわないのですが、人によってはそう捉えている、という現実があります。

お受験対策塾や幼児教室に通わないと合格できない?

そして、実際に入学した後、通っていた塾を聞かれて、「どこにも行っていない。家庭学習のみで合格した」、と話すと、「どこにも通わずに、あんな問題できるの!?」と非常に驚かれ、天才かのように間違った解釈をされそうになったこともありました。

多くの人は、お受験対策塾や幼児教室に通わないと、国立小学校には合格できない、と思い込んでいますし、長い期間通った方が確実、と捉えています。

ですので、「家庭学習のみで合格した、しかもたった2ヶ月で」ということはあまり口にしない方が良いな、と悟ったのです。

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国立小学校、記念受験でも合格できる? まとめ


国立小学校の受験、記念受験をされる方も意外と多くいます

記念受験でも、普段の生活の中で国立小学校が求めているようなことを学び得ていれば、合格する可能性は高くなります。そして、抽選だから受験準備をしていなくても、運が良ければ合格する、というようなものではありません。考査も面接もあります。

そして、受験日当日、記念受験組が近くにいると、思わぬ影響を受けてしまうこともあります。その結果、不合格になってしまうこともあり得ますから、他の受験生との接し方にも注意が必要です。

東京都内など、受験倍率が2ケタ以上になるような国立小学校は、記念受験組が多く含まれているようです。

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