国立幼稚園受験、どんなことが試されるのか、面接はあるのか、事前に知り、練習しておいた方が断然有利です。
いきなり知らない場所で、知らない大人(先生)に何かを聞かれても、スムーズに答えられる子も少ないでしょう。事前に練習しておくことで、子供もリラックスして考査を受けられま す。
では、過去問題はどこで手に入れられるのでしょうか?
我が家の場合は、地元の大手塾に通い、そこで教えてもらいました。
この記事に書いてあること
国立幼稚園、過去問題を知ることは何故重要?
たかが幼稚園、されど幼稚園。
幼稚園の受験だからといって、何の準備もせずに行ってしまうと、残念な結果にもなりかねません。
我が家は、次女が国立幼稚園に合格して通っていますが、実は長女も受験をした経験があります。考査では受かったものの、抽選で落ちてしまい、私立幼稚園に通ったのですが、その経験があったため、次女の国立幼稚園受験は非常に気持ちが楽でした。
それはやっぱり、どういうことが試されるのか、事前に知っていたからです。
中には何も準備せずに挑む方もいるでしょう。それでも合格する方もいますし、親子で戸惑ってしまって落ちてしまう場合もあります。
国立幼稚園といっても、考査内容は共通ではないでしょうから一概には言えませんが、姉妹が受験した地方の国立幼稚園では、子供だけでなく、親子での考査もありました。事前にそれを知らなかったら、私はかなり動揺してしまったと思います。
記念に受験して、運良く合格したらラッキー!と思って受験するのも悪くないですが、せっかくならば、過去問題を知り、事前に練習しておくことをおすすめします。
過去問題を知らなければ、的確な対策もできません。
国立幼稚園受験、過去問題を手に入れる方法
長女の時には、まわりに国立幼稚園に通っている人、受験経験がある人が全くいなかったため、情報収集に非常に苦労しました。
インターネットで経験談を検索しても皆無ですし、コミュニティサイトで経験者に問題内容を質問しても明確に答えてもらうのもなかなか難しいです。また、その情報が正しいかどうかも分かりません。
そして、国立小学校であれば、学校別に過去問題集が販売されていますが、国立幼稚園はどうでしょう? 何度も検索してみましたが、見つけられませんでした。
1つ、それらしきタイトルのものがありましたが、非常に高額なもので、非常に怪しい代物でした。当然購入には至りませんでした。皆様も安易に購入しないようお気をつけください。
では、我が家の場合はどうしたかというと、いろいろとインターネットで検索していく中で、地元の大手塾で、模擬テスト を開催する情報を得ることができました。長女が受験する時です。
過去問題に沿った内容を当日の流れ同様に行い、その結果に基づきアドバイスをいただけました。3日間連続で開催されましたが、我が家は都合により、1日のみ参加しました。
その1回限りの参加でしたが、これが本当に役立つものでした。
国立幼稚園受験では、どんな内容が試されるのか全く分かっていませんでしたので、対策と言っても何をしたら良いのか想像もついていませんでしたが、この1回ですべてが明確になり、その後の受験対策も非常にスムーズにいきました。
受験対策方法としては、その大手塾でも対策講座を設けていましたが、我が家の場合は、その1回の模擬テストですべてが明らかになりましたので、自宅でも対策で十分間に合いました。
国立幼稚園の受験対策は何をすれば良い?
過去問題が分かり、出題傾向がつかめれば、後はそれらに沿った受験対策を行うだけです。
単純に過去問題だけができるようになっても駄目です。同じ問題が出題されるのは考えにくいからです。類似問題や付随するような問題をいろいろと練習することが大切 です。
例えば、粘土で先生が作ったものと同じものを作る、指示されたものを作る、自分で作りたいものを作る、という問題があったとします。
具体的に言うと、
1 先生が粘土を細く伸ばして「これは、ヘビです。同じように作ってください」という問題
2 先生が、「粘土でボールを作ってください」と指示する問題
3 先生が、「何でもいいので、作ってみてください」と指示する問題
まずは、粘土で同じ問題を練習する。次に、粘土で違う問題を出してみる。「ヘビを雪だるま」に変えてみる、「ボールをヘビに変えてみる」のようにいくつも試してみましょう。
次に、粘土を他のものに変えてみましょう。例えば、新聞紙。丸めたり、破いたり、いろいろな形を作れますので、粘土のような問題を出してみましょう。初めは、一緒に何かを作ってみるのも良いと思います。
他には、ティッシュやモール、ハンカチなどでも応用ができます。
つまりは、何かを使って、真似して何かが作れる、言われたものを作れる、自分で考えて何かを作れる、という練習をしていくのです。
実際に、長女の時には、大手塾の模擬テストで「粘土を使った問題」が出て、国立幼稚園の考査では「モールの問題」が出ました。そして、次女の時には「新聞紙の問題」が出ました。
これは一例ですが、過去問題に沿って練習というのはこんな感じのことです。面接にしても、運動考査にしても、同様だと思います。
もし、このような過去問題からの受験対策ができないようであれば、国立幼稚園の合格実績がある受験対策塾や幼児教室に通うのがおすすめ です。
国立幼稚園受験、受験対策塾や幼児教室に通う人は多い?
自宅で受験対策が難しい場合は、受験対策塾や幼児教室に通う方法があります。
国立幼稚園を受験するにあたり、受験対策塾や幼児教室に通う人は多いのでしょうか?
東京などであれば、そのような塾や教室も豊富にあるでしょうし、受験対策も学校によっては大変な分、通う人が非常に多いような印象があります。
一方、地方の場合は、どうでしょうか?
我が家が住む地方には、国立幼稚園受験対策として大きく掲げているところが、大手塾で2つあります。
そして、次女が国立幼稚園に合格した後にあった一日入園では、すでに仲良しグループになっていたり、顔見知りになっていたりした人が目につきました。
席が近くになったママさんに聞いてみたところ、「幼児教室で一緒だった人」と「すでに附属に通っている上のお子さんの関係で知っている人」がいるようでした。
実は、私は何も知らなかったのですが、ある幼児教室が非常に評価が高く、通っている人が多いそうです。直接的に、国立幼稚園の受験対策ができるのと、そこで知り合いができて入園後の安心感につながる、とメリットが大きい そうです。
もちろん、全員が合格する訳ではないので、無事合格するまではお互いに気を遣う部分もあるでしょうし、受験後に関係性が変わることもあるとは思いますが。
合格者のうちのどれくらいがそのような幼児教室や受験対策塾に通ったのかは分からないですが、半数以上は何かしら通わせていたんじゃないかな?と思います。
多分、「国立幼稚園を受験するなら、あそこの幼児教室」というのがどの地域にもありそうです。
国立幼稚園受験、受験対策塾や幼児教室に通わなくても合格できる?
長女が国立幼稚園を受験した時には、1日だけ大手塾の模擬テストに参加して、後は自宅で受験対策をしただけでした。残念ながら抽選で落ちてしまいましたが、考査は通りました。
そして、無事合格して国立幼稚園に通っている次女は、何も受験対策塾や幼児教室に通いませんでした。ただ、未就園児クラスですでに幼稚園に通っていたので、その点では非常に安心感がありました。
「先生の言うことをよく聞いて、言われたことをきちんとやること」をよく言い聞かせて、少しだけ、自宅で出そうな問題をやったくらい で済みました。
週5日で幼稚園に通っていたので、週1回程度受験対策塾や幼児教室に通うよりも、比較にならないほどプラスだったと思います。
もちろん、幼稚園では、直接的な国立幼稚園受験対策はやりませんが、出題されることは受験する幼児に相応しいレベルのものなのです。日々幼稚園でやっていることが基礎にもなりますので、その他に特別な対策をしなくても十分だったのです。
実際に、次女は受験時の課題のほぼ100%ができていました。
また、1回の模擬テストと自宅対策のみの長女でも、90%はできていましたので、しっかりと対策さえできれば、受験対策塾や幼児教室に通わなくても考査に受かることはできます。
考査合格のボーダーラインがどれくらいなのかは分かりませんが、必ずしも100%できる必要はないと思います。
国立幼稚園受験、一番重要なのは、「母子分離」
国立幼稚園受験対策で、一つひとつ考査内容に慣れていくように練習するのはもちろん大切なのですが、それ以前の問題として、「母子分離」ができているかどうかが非常に重要です。
つまりは、母親と離れて、きちんと考査を受けられるかどうか、です。付き添いが父親であれば、「父子分離」です。
姉妹が受けた地方の国立幼稚園では、4,5人のグループに分けられて、一つの教室で一緒に考査を受けました。
その中で、長女の時には、「ママ…」と母親の方を不安そうに見てつぶやき、何も出来なくなってしまった子がいました。
次女の時には、最初から途中まで、母親の傍を離れることができず、考査に参加できませんでした。試験官である先生の数度による呼びかけで、後半くらいから参加はできました。
残念ながら、どちらも考査で不合格となっていました。
国立幼稚園受験では、母親や父親から離れても問題ない、きちんと先生の話を聞いて動ける子、が受かりやすい です。
母子分離、父子分離ができていないレベルならば、国立幼稚園の受験は難しいかもしれません。
ただし、国立幼稚園と言っても全国に多数有り、園によって変わることもあると思いますので、事前に情報収集をしてみることが大切です。
国立幼稚園受験、過去問題はどこで手に入れる? まとめ
国立幼稚園の受験対策をするにあたって、まずは過去問題を知ることが非常に重要です。過去問題を知らなければ、受験対策で何をすれば良いか、分からないと思います。
また、国立幼稚園の過去問題は、経験上、インターネット上で探すのは非常に困難 です。
国立幼稚園の受験対策講座を設けている、受験対策塾や幼児教室に通ったり、模擬テスト参加したりすることで、過去問題を知ることができないか確認 してみましょう。
我が家の場合は、大手塾の模擬テストに参加して、過去問題や出題傾向を知ることができました。
そして、自宅で受験対策をすることで、長女は考査合格(抽選落ち)、次女は合格し入園することができました。