小1の冬休みの宿題はどんなことが出るのでしょうか? 小1の冬休みはどう過ごしたらよいでしょうか?
長女、初めての小学校の冬休みです。驚くことに、3週間もお休みです。冬休みというと2週間程度のお休みという印象でしたが、今年は3連休の影響もあり、3週間もお休みなのです。
いくら年末年始とはいえ、ダラダラと過ごして良い訳がありません。何もせずに冬休みを終わりにしてしまうのは本当にもったいない。しっかりと一日一日を大切に過ごしてもらいたいと思います。
では、我が家の長女の冬休みの過ごし方とともに、小1の冬休みの宿題と理想的な冬休みの過ごし方をご紹介します。
この記事に書いてあること
小1の冬休み、宿題は何が出る?
小1の冬休み、宿題は何が出るのでしょうか?
長女が通う国立小学校の場合ですが、実は、何も宿題が出ませんでした。これにはちょっとビックリしました。
強いて言えば、家のお手伝いをすること(一応、生活科)、縄跳びを練習すること(体育)がプリントに記載されていましたが、特にチェックシートもありません。もちろんやった方が良いのですが、必須の宿題ではないようです。
それと、希望者のみですが、書初めの宿題があります。長女も含め、希望者は多かったようです。長女は書道を習っている訳ではないので大した上手に書けませんが、本人が挑戦したいということなのでやります。年内に1~2日かけて終わらせるつもりです。
国語や算数などの宿題は本当に何もありませんでした。
それと、夏休みのように、読書感想文などのコンクールの課題も何もないようです。
小1の冬休みの宿題は、小学校によって異なりますが、長女の学校のように特別何もないか、算数の計算問題と国語の漢字のプリントが数枚出される程度ではないでしょうか。
冬休みの家庭学習で習ったことの総復習
小1の冬休み、学校からは特別宿題が出ませんでしたが、だからといって何もせずにダラダラと過ごしてしまってはもったいないです。せっかくの冬休みですから、今まで習ったことの総復習はやっておきたいところです。
小1はまだまだ簡単な内容なので、それほど家庭学習をしなくても容易に理解できたり、学校のテストもできたりすると思いますが、徹底的に理解度を高めておくことと、家庭学習の習慣を定着させるためには、総復習は必須です。
特に、長女が通う国立小学校では、年明けに習った範囲の理解力を確認するテストが行われます。普段の授業で行っているような単元別のテストではなく、国語と算数の一年生の学習範囲の総テストです。
小1の範囲は簡単にできるからやらなくても良い、ではなくて、習ったことを思い出しつつ、ケアレスミスをしないようにするために、全範囲を総復習します。
小1の冬休み、家庭学習でやりたいこと
長女は毎日家庭学習をすることがほぼ身についています。“ほぼ”というのは、私の声かけなしでは忘れてしまったり、後回しにしてしまったりすることもあるので、まだ完ぺきに自主的に行っている訳ではないんですよね。
とはいえ、非常に積極的に家庭学習に取り組んでいて、嫌がることもなく、当然やるべきもの、と捉えているところは感心します。そして、現状に安心せずに継続的に続けていかないと、後々子供本人が苦労することになってしまいますので、冬休み中も家庭学習を行います。
それから、冬休みにやるべきことは、長女と相談をした上で具体的に決めました。親が一方的に決めてやらせていると、受け身となってしまいますし、拒否や拒絶が出てしまうことがあるので注意が必要です。
あくまでも、本人が前向きに積極的に取り組めるように持っていくことが大切です。
長女の場合は、下記の10項目を日々の日課とすることにしました。
・読書
・たし算とひき算
・かけ算とわり算
・ひらがなとカタカナ
・漢字
・算数の応用問題
・国語の読解問題
・ロジカルシンキングを鍛える問題
・縄跳び
↓結果はコチラです↓
小一の冬休み、家庭学習でやったこと
音読
音読は、小1の毎日の宿題で出ていることが多いと思います。音読の場合は、親が聞いて、音読カードにサインと評価をしなければいけないので、ちょっとだけ手間がかかります。
ですが、音読はとても重要な作業です。長女は、今まで一日だけ高熱が出た日にやらなかっただけで、あとは毎日やっています。週末も夏休みも毎日こなしています。
金曜日に音読の宿題が出た時に、金曜日に1回だけやって終わりにするか、金土日と3日間毎日行うかで、効果は大きく異なってきます。やはり、毎日の積み重ねが大切なのです。
そのため、冬休みも当然のように毎日やります。毎日音読していると、初見の文章でもスムーズに音読できるようになったり、長文読解問題の正解率が高まったり、良いことだらけです。
読書
読書を毎日の日課にします。図書館で借りてきた本を主として読書をしますが、一日何分とか何冊とか言う具体的なことは決めずにやります。5分でも10分でも読書をすればそれで良いと思いますし、2冊3冊と読みたい時は読めば良いと思います。
また本の選択方法ですが、本人が読みたいものをメインに、教科書などに載っている小1向けの推薦図書や好みそうなものを選んでいます。多くの小学生が大好きな『かいけつゾロリシリーズ』や『おしりたんていシリーズ』も読んでいます。
すべてが文学的なものや気づきがある本だと飽きてしまうと思いますので、『かいけつゾロリ』でも『おしりたんてい』でも、長女が読みたいものはOKとしています。とにかく、本を読む習慣をつけることを第一に考えています。
それと、いくら好きなものを読んでよいと言っても、大きな偏りが出ないようには気を付けてみています。『かいけつゾロリシリーズ』しか読まない、というのは小1としてはちょっと駄目かな、と思います。
たし算とひき算
小1の算数、たし算とひき算の計算問題は数をこなすことが大切です。
長女の場合は、二桁のたし算とひき算、特に繰り上がりと繰り下がりがある問題を多く出しています。ケアレスミスが多いので、ここを徹底的に完璧にしたいと思います。
一日の問題数はプリント1枚(裏表)で、50問ほどあります。少し時間も意識して、短時間で一気に、間違いなく解けるように練習です。
かけ算とわり算
かけ算とわり算は2~3年生の範囲となりますが、長女の場合は、基本的なことは先取り学習で学んでいるので復習と定着のために取り入れます。
九九やあまりの出ないわり算がランダムで並んでいる問題集で、一日1枚、問題数は20問程度です。基礎的なかけ算とわり算の概念をしっかりと習得させることを目的としています。
ひらがなとカタカナ
ひらがなとカタカナの復習です。長女は間違えずにきちんと書けますが、まだまだ上手に書けないので、見本をなぞることを中心に丁寧に書く練習をします。無料プリントをプリントアウトして使います。
毎日キレイな字をなぞることで、徐々に上手な字が書けるようになります。
漢字
小1で習う漢字全部を一つずつ丁寧に書く練習をします。一つの漢字につきA4一枚で、書き順の確認をしながら、バランス良く書けるようになるよう練習します。
長女は無料プリントを利用しますが、市販の問題集でも良いと思います。
算数の応用問題
算数の応用問題については、四谷大塚知能教育研究所の『はなまるリトル 1ねんせい さんすう』を使います。教科書レベルからちょっと難度が高いものが載っているので、学校の総復習にはちょうど良さそうです。
いつも通り、全部コピーを取って、直接書き込めるように準備しました。見開きでA3サイズなので、86%に縮小してB4サイズでコピー。A3サイズは1枚10円、B4サイズは1枚5円なので節約です。B4サイズに縮小しても、全く問題がない大きさです。
1日1枚(見開きで2ページ分)とすると冬休み中に1冊終わらないのですが、他の学習もあるので欲張らずに1枚にしました。簡単なようなので、途中で1日2枚に増やすかもしれません。
国語の読解問題
国語の読解問題は、切り取って使える問題集を使います。国語読解力 小学1年 (全国標準テスト)を1日1枚。毎日こなすので、極々簡単なものを主に、少々長い文章の物を少し入れています。
夏頃にはまだまだ読解問題に慣れず、苦戦していた長女ですが、家庭学習で問題集を解いていくことで読解問題ができるようになってきました。さらに基礎的な読解力を養っていきます。
ロジカルシンキングを鍛える問題
先日から取り入れているロジカルシンキングを鍛える問題集も毎日の日課に取り入れます。一日一問はやる、と決めました。
すでに半分くらいは終わっているので、残っているものから一日一題選んでいきます。視点が多角化することで、力がついていくのが分かります。
縄跳び
学校の体育で縄跳びをやっていて、まだまだ上手に跳べないので自宅でも練習をします。普通跳びは100回程度は跳べるようなのですが、後ろ跳び、交差跳び、あや跳びがまだまだ未熟なので、10回程度は続けて跳べるようになるよう練習します。
冬休み明けには、体育の授業で縄跳びのテストがあると思うので、最低基準はクリアできるようにしたいと思っています。
家庭学習を日課に定着させるために
家庭学習と一言でいっても、毎日の日課として定着させるのは容易ではありません。小1では、親が声かけをしたり、丸付けをしたり、何かと関わってあげないと一人でこなすことは難しいです。
しかしながら、今の時期からしっかりと子供と向き合って家庭学習を行っていくことで、家庭での学習が子供の中で当たり前となり、徐々に自立して子供だけで学習を進めていけるようになります。現に、長女は、一年前よりも、自分で進められる範囲が増えてきています。
小学校高学年、中学、高校となった時に、子供はもちろん、親である私自身も苦悩せずに済むように、今から着々と家庭学習を進めていきます。
その中で、家庭学習をスムーズに進めるための3つのコツをお教えします。我が家の場合、ですが。
プリント学習を基本に、一日分ずつ用意しておく
我が家の長女の場合、問題集を一冊そのまま渡してやるよりも、一枚一枚のプリントにしてあげた方が取り組みやすいようです。そして、一日分ずつまとめて、ファイルに入れて用意しておきます。冬休みに入る前に準備を済ませておきました。
すると、今日どれをやるべきがすぐに分かりますし、声かけさえすれば、自分で今日の分を取り出して家庭学習を進めることができます。一日分の量が分かっているので、集中してこなすこともできます。
たし算とひき算、かけ算とわり算、ひらがなとカタカナ、漢字、算数の応用問題、国語の読解問題、ロジカルシンキングを鍛える問題で10枚程度です。そこにプラスして、音読と読書、縄跳びが入ります。
終わったらシールを貼るようにする
小1の子たちは、目に見える形で評価や褒美をあげると俄然やる気になります。長女の場合は、「終わったらシールを貼る」です。
まず、家庭学習の表を手作りしました。縦軸に、音読、読書、たし算とひき算、かけ算とわり算などの学習項目、横軸に日付です。こなしたものに、シールを貼っていきます。たったそれだけのことですが、小1の子には効果絶大です。
シールが貼られていないところはまだこなしていないものと分かりますし、シールが増えることで喜びと自信が出ます。
それから、褒美といっても、「勉強したら、おもちゃ買ってあげる」という類は良くないと思います。あくまでも自分のために行う学習ですから、物で釣る、というのは本当の意味での家庭学習の定着にはつながらないと思います。
↓こういう表とシールです↓
>>家庭学習の定着に、自作カレンダーとシールを活用
丸付けや見直しを一緒にやる
小1はまだまだ小さい子供です。親に褒められることがエネルギーにつながりますし、親と一緒に何かをやることに喜びを感じます。
そのため、一通りプリント学習が終わったら、丸付けと見直しは一緒にやります。「すごい!全部あっているね!」「こんなに難しい漢字を書けるようになったんだね」と大げさすぎるほどに褒めることも大切です。
間違えたところは、まずは長女だけで考えさせます。もし分からないようだったら、説明をしながら一緒に解いていきます。冬休みは、総復習を主としているので、それほど難しいものはなく、楽しくスラスラと解けそうです。
それから、音読と縄跳びは一緒にやります。読書は、日によって、読んだ本の感想を聞いたり、あらすじの確認などをしたりします。
夏休みの家庭学習で大きな自信がついた長女
少し余談ですが…
以前記事にした通り、小1の夏休みにはかなりの量の課題をこなした長女。コンクールへの出品も複数しました。それらの結果が徐々に出てきています。まだ結果が出ていないものもあります。
今のところ、参加賞が3つ、入賞が2つ3つです。参加賞でクリアファイルや文具、入賞で賞状や盾をもらってきました。1つは表彰式にも参加しました。
誰でももらえる参加賞であっても、目に見える形で結果が出てきていることで、長女の中で大きな自信につながっています。もっと頑張れば、金賞がもらえるかも、という向上心も出てきていますし、来年の夏休みは何をしたい、という具体的な意欲も出てきています。
小1の夏休みは、読書感想文にしても、理科研究にしても、初めてのことばかりで子供だけでこなすのは難しいです。親の助けが必要で、手間も暇もかかり面倒臭いこともありますが、子供が新たな経験をしていくことで、大きく成長します。その上、結果が出てくればなおさらです。
小学校低学年のうちに、様々な経験をさせてあげると、どんどん自ら考え学ぶようになります。理科研究と算数研究に関しては、すでに来年のテーマが決まっています。長女自身が見つけたテーマです。一度経験すると、視野が広がり、物事に対する視点も変わります。
小2でも、まだまだ親の手は必要となると思いますが、小1よりも主体性をもって取り組めるのではないかと思っています。
家庭学習や勉強は楽しいもの、新しいことを知るってワクワクする、ということが子供に伝わると、子供は自ら進んで学ぶようになると思います。そのためには、親として何をしてあげるべきか、私自身も日々試行錯誤しながら子供と向き合っています。
小1の冬休みの宿題は?理想的な過ごし方とは? まとめ
小1の冬休みの宿題は、学校にもよって異なりますが、家庭でのお手伝い、縄跳び、書初め、算数の計算問題、国語の漢字練習くらいでしょうか。膨大に宿題が出されることはないと思います。長女が通う国立小学校では、特別何も出題されませんでした。
しかし、せっかくの冬休みに何もせずに過ごすのはもったいないです。我が家では、家庭学習として一年生の総復習を主にやることにしました。また家庭学習を定着させるための3つのコツを紹介しました。
低学年のうちに家庭学習を日課として定着させてしまえば、高学年、中学、高校となった時に苦労せずに済みます。